経営者として1週間で最も時間を使っていることは何ですか?
ほとんどの時間を、お客様との打ち合わせに費やしています。1日に6件から10件、多い時にはそれ以上のお客様とお話しし、定例のご報告やご提案、コンサルティングを行っています。 私達のスタンスは、お客様の家臣として言いなりになることではありません。お客様が何かおっしゃった内容に違和感があれば、本気で議論し、時にはぶつかってでも「それはやめた方がいい」とはっきりお伝えする、そうした議論する側の採用支援を大切にしています。 とはいえ、これをメンバー全員が同じようにできるわけではなく、特に入社したばかりのメンバーには、まず自分自身が背中で示す必要があると考えています。 日中はほぼ隙間なくお客様とお話しする時間に費やし、夜はその日の振り返りと翌日のお客様に向けた準備を行う、そんな一日を過ごしています。
仕事にやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
私はいつも、お客様に対して過去・現在・未来という視点でお話をするようにしています。 まず採用における過去の取り組みをデータで分析し、これまで人事の方がどれだけ努力を重ねてこられたか、あるいは手付かずの課題が残っているのかを明らかにします。その上で、忖度なく現在の状況をお伝えし、お客様が抱えてこられた本音や苦労にしっかりと寄り添っていく。そして最後に、そこから未来をどう描いていくかを一緒に考えていきます。 この過程を丁寧にたどり、お客様の視座がぴたりと定まった瞬間、単なる仮説だったものが確信に変わるのを感じます。理解者として認めていただき、未来への第一歩となる動きが実際に始まる瞬間は、何度経験しても心が高揚しますし、その先にお客様との新しい物語が始まると思うと、ワクワクドキドキします。
経営者として大変だと感じることは何ですか?
一番は「やりたいことが多すぎて、時間が全く足りないこと」ですね。お客様と真摯に向き合う時間はもちろん、社員の成長を支援することや、昨日よりも今日、会社をさらに一歩前進させるための仕組みづくりなど、取り組みたいことが溢れていて、いくら時間があっても足りません。 また、今年2人目の子どもが誕生したこともあり、仕事と家庭の両立も大きなテーマです。私自身、幼少期に両親が多忙で寂しい思いをした経験があるため、子どもたちには同じ思いをさせたくないという強い気持ちがあります。そのため、タイムマネジメントには苦労することもありますが、逆にこの「仕事も家族も全力で大切にする」という想いが、限られた時間で最大の成果を出すための強い原動力になっています。 ベンチャー企業の立ち上げという今のフェーズは、目の前のお客様に最高の価値をお届けするためにも、私自身が先頭に立って背中を見せていくべき時期です。創業期ならではのハードさや体力的な壁を感じる瞬間もありますが、それを遥かに上回るやりがいがあり、今はすべてが楽しいと感じています。
メンバーが壁にぶつかった時、どう関わっていますか?
サービスや業務知識の不足が原因であれば、勉強会などを通じてしっかりインプットの場を設ければ解決できます。それよりも私が壁にぶつかったメンバーに対して大切にしているのは、「決断する力」を育てることです。 ビジネスにも日々の生活にも、唯一絶対の正解はありません。常に選択の連続です。だからこそ、メンバーが課題に対して一つの解決案しか思い浮かばず立ち止まってしまった時は、一緒に「その先」まで考えるようにしています。一つの決断は必ず次のアクションへと繋がり、さらにその先の結果へと連鎖していきます。それらを見通した上で、最初の一手を選ぶ視点を持ってほしいのです。 もし、一つの視点だけで思考が止まってしまっている場合には、たとえそれが緊急の案件であっても、あえてチームでグループワークやワークショップを開くことがあります。付箋を使いながら皆でアイデアを出し合うなど、プロセスを共有することで、個人の壁をチーム全員の成長機会に変えるように心がけています。
どのようなタイプの方が株式会社IXMILEには合わないと感じますか?
大きく分けて2つのタイプがあると考えています。 1つ目は、「周囲の顔色ばかりをうかがい、本音でぶつかれない方」です。誰にでもいい顔をして上辺だけを取り繕うような、大企業にありがちな社内政治や派閥意識は、ベンチャーである当社の文化には一切持ち込みたくありません。私たちは「土日も一緒に過ごしたいと思える仲間か」を採用の大切な基準にしています。そのため、選考過程でも必ず座談会や食事会を設け、お互いに飾らない「素の姿」を見せ合える関係性を重視しています。 2つ目は、「自分探し」が終わっておらず、仕事に対する軸が定まっていない方です。しっかり稼ぎたいのか、ワークライフバランスを重視したいのか。そこが曖昧なまま入社すると、壁にぶつかった時に「隣の芝生が青く見えて」しまい、自分の決断に自信が持てなくなってしまいます。私たちが求めているのは、自分の意思で働き方を選択し、その決断に納得してコミットできる方です。そういう方と、ぜひ一緒に働きたいと考えています。
