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インタビュー画像代表取締役社長 清川 忠康氏 大阪府生まれ。大学在学中に米国留学を経験し、卒業後は米国大学院で会計・ファイナンスを学ぶ。外資系金融機関やコンサルティングファームを経て、2011年にカリフォルニア州にある大学でMBAを取得。2012年、日本最大級の眼鏡通販サイト『オーマイグラス』を立ち上げ、国産自社ブランドと店舗展開を通じて、日本の眼鏡の価値を広げている。

経営者として大切にしている考え方を教えてください。

一番大切にしているのは消費者理解、つまり顧客解像度をどこまで高められるかです。眼鏡という商材はもちろん、採用においても、学生や求職者が何を考えているのか。その理解が全てだと思っています。 現場感のないアイデアや理解が足りないものは、どうしても精度が低くなってしまう。だから私自身、実際にものを見たり、買ってみたり、体験することを大切にしています。流行っている店に行く、話題の映画やドラマを見る。一見ミーハーな行動に思えるかもしれませんが、それが消費者を理解し、「なぜ買うんだろう?」と考えるための一番の近道なんです。 仕事そのものは他者に委譲できても、顧客を深く理解することだけは人任せにできないと思っています。そこがぼやけている会社は、上手くいかない。現場で何が起きているのか、世の中がどう動いているのか。自分の目で見て、肌で感じて、解像度を上げ続けることが、経営者としての判断の質を決めると思っています。

リフレッシュ方法や習慣にしていることは何ですか?

体を動かすことですね。空手をもう5年くらいやっていて、週に1~2回は道場に行っていますし、ジムにも行きます。あとは本を読むのも好きです。 それと同じくらい大事にしているのが、消費者を理解するために街を歩くことです。表参道や銀座等は、シーズンが変わるとだいたい全部歩きます。一人で何時間も歩くこともあって、半日くらいずっと街にいることもあります。歩いていると、どの店が並んでいるか、去年は空いていたのに今年はすごく並んでいるとか、逆に減っているとか、そういう変化が見えるんですよね。ネット上の情報だけでは分からない、今の空気感みたいなものが街にはあります。 なんでこの店は人が増えたんだろう、何が変わったんだろうと考えながら、売っているものや客層を見たり、調べたりします。レストランでも、メニューの値段差が気になったり、なんで美味しいのに自分は行かなくなったんだろうと振り返ったりする。そうやって「なぜだろう」を繰り返すことが、消費者理解に繋がっていると思っています。

これまでに影響を受けた経験について教えてください。

計4年間のアメリカでの留学生活は、考え方にかなり影響していますね。向こうは年齢や立場といった“余計なしがらみ”が少なくて、すごく合理的。日本に戻ると、人間関係や空気に流されて、決めるべきことを先延ばしにする場面が多いなと感じました。 だから経営者としては、「自分がどう思うか」という個人的な感情と、「会社の経営者として何が正しいか」を意識的に切り分けるようにしています。私情ではなく、会社や社員、顧客にとって何が一番いいのか。アメリカで「個人」と「役割」を分けて考える文化に触れたことが、公平性を大切にする今の判断軸のベースになっています。 人はどうしても大衆に流され、決断を避けがちです。でも、そこから一歩離れて「それっておかしくないか?」とはっきり問い直してみること。その「違和感」の中にこそ、会社を良くするヒントや、次のビジネスチャンスがあるのではないかと思っています。

AIが広がる時代に、販売や接客の仕事はどんな価値を持つと思いますか?

これまでは計算や分析といった事務的スキルが評価されてきましたが、今はAIの台頭により、そこでの差が出にくくなっています。そうなると、これから価値を持ち続けるのは、「コミュニケーション能力」や「考え方」といった、人間にしかできない領域になるはずです。 だからこそ早いうちに、人が関わらなくても売れる効率的な仕事ではなく、あえて手間がかかり、知識の融合が必要な「難易度の高い提案」に挑戦する価値があると考えています。多様な人と向き合い、気持ち良く対話しながら納得感を生み出していく。この「人を説得し、納得してもらう力」は、本質的に弁護士の仕事とも近く、一朝一夕に身に付くものではありません。 決まった作業をこなす環境に身を置くよりも、現場で圧倒的な数をこなし、対人スキルを磨くこと。そうして培った「人に深く関わる力」は、将来どんな時代になっても、働く人の市場価値を高める“一生ものの武器”になるはずです。

これから仲間になる人に向けて、メッセージをお願いします。

手前味噌ですが、当社は今の時代において、かなり勝ち筋に乗っている会社だという自負があります。 AIの進化や物価上昇等、先行きが不透明な時代だからこそ、どうすれば働く人が生き残っていけるかを逆算してポジションをつくっています。高単価な商材を扱うビジネスモデルは、インフレ下でも適切に利益を出し、スタッフの生活を守るための賃上げを実現できる強みがあります。さらに出店拡大を続ける今、挑戦したい人には次々と新しいポストが生まれる環境です。 一方で、働きやすさや文化も、今の時代に合わせて常にアップデートしています。ブランドの知名度や特定の型に守られるのではなく、幅広い顧客と向き合う中で、どこでも通用する本質的なスキルを磨いてほしい。 今の自分に特別な自信がなくても構いません。成長し続けるこの場所で、市場価値を高めながら一緒に未来をつくっていける。そんな意欲ある方にとって、ここはマイナス面のない、最高の挑戦の場になると確信しています。

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