デジタルマーケティングを手掛けるようになったきっかけを教えてください。
新卒で入社し、まずは店舗に配属されました。とにかく稼ごうという思いが強かったので、言われてないことにも首を突っ込んでがむしゃらに働いていました。 そこが評価されたのか、半年もしないうちに新店の立ち上げに挑戦しないかという話があり、異動しました。新卒の私と、中途入社1年目の社員、アルバイト1名という少人数でのスタートアップ。何もかも手探りでしたが、エリアマネジャーが見守り、要所要所でフォローしてもらえたので、好きなように挑戦できました。 そのような中、旧ECサイトの運営チームに、委員会活動として各店舗から1名招集され、私も参加することに。それがデジタルマーケティングに関わるきっかけになりました。 10名に満たないチームでしたが、参加してからも、どんどん積極的に意見を出しました。それが功を奏し、チームの責任者を任されるようになりました。
その後、現在の部署に至るまでの経緯も、お聞かせいただけますか?
運営チームは、参加メンバーが店舗業務との兼任だったこともあり、次第に参加できない人が増え、最終的には二人体制になりました。私も店舗を抱えていたので、このままでは両方とも中途半端になると考え、上層部へ直談判。2018年に、ECサイト運用チームを新規事業部として独立させてもらいました。 しかし、完全に異動することは社内の人材リソースが足りなかったため、サポートとして店舗を手伝い続けることになりました。約2年半、ECサイト運用と半々の割合で、店舗に関わりました。 その後、2020年に本社が池袋へと移転。それに伴って完全に店舗業務から離れました。強く印象に残っている大型プロジェクトは、2020年に行った自社ECサイトのリニューアルです。店舗からのダイレクト出品や、オークションサイトとの自動連携を可能にしました。現在は、ECサイトのSEO対策や広告運用をメイン業務としつつ、新たなデジタルマーケティング施策を模索しています。
担当するお仕事の魅力は、どんなところですか?
デジタルマーケティングに関しては、まだまだ試行錯誤の段階。仕組み化できていないこと、再現できないことが、日々発生しています。特にリユース業界、さらには工具という商材は非常にニッチな領域で、手付かずの状態と言えます。他業界ではやり尽くされた施策でも、私達には初めての経験ということもあり、まだ見ぬフロンティアが無限に広がっています。このチャンスに溢れたタイミングで活躍を目指せることは、大きな魅力だと思います。 また、大規模な会社ではないので、社員それぞれが協力し合って日々の業務に当たっています。一人でいろいろな役割を巻き取ることも少なくありません。例えば、店舗のインターネット回線が不調で、現地まで対応に行ったこともあります。自分の専門外でも様々な経験が可能で、そういう仕事こそ「誰にも頼めず、困っていたので助かった」と感謝されることが多いですね。自分次第で何でも関われるところに、個人的には面白さを感じます。
吉田様にとって、「仕事」とは?
人生の意味合いを、仕事の方に寄せる人は沢山いると思います。でもドライな考え方かもしれませんが、私にとって仕事は、仕事。働かないと収入を得られないので重要ではありますが、人生の中で占める割合はそれほど大きくないです。極端な話、様々な趣味の中の一つという位置付けに近いと思います。 ただ「仕事は収入を得るための手段でしかない」という表現では片付けられません。仕事に取り組む中で、より効率良く報酬を得られるよう能力向上を目指せば、自分自身の成長に繋がります。責任の範囲を広げれば、影響力を発揮し、自己実現を目指すことも可能です。このように仕事を通じて得られるものは、自分の人生をより豊かにできると考えています。 熱中する趣味や遊びと同じように、自分の人生を楽しく豊かにするための一つの手段として、仕事を活用していきたいと思います。
最後に、転職を考えている方にメッセージをお願いします。
私は、メンバーが同じ方向を目指しつつ、楽しんで仕事に取り組み、成果を出せるチームづくりを目指しています。ポイントは、目指すゴールは同じですが、仕事の楽しみ方は人それぞれで良いということ。私はコミュニケーションを取りながら、上下関係なく意見交換することに仕事の楽しさを感じています。しかしながら、黙々と作業して成果を積み上げることに喜びを感じる人なら、そのようなワークスタイルでも全然構いません。その人がやりたいように、特性や適性に合わせて取り組んでもらいたいですね。それをサポートするのが、管理職である私の仕事だと思っています。 正直な話、当社はまだまだ成長途中なので、これからも様々な課題が生まれる可能性が高いと思います。それを乗り越えていくために、パワーのかかることも多いでしょう。それでも「未開拓な領域を一緒に切り開いていきましょう!」と言ってくれる方が、仲間になってくれたらと期待しています。
