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インタビュー画像 橋本 順歩|開発責任者(左) ヒトと関わることが好きで、大学在学時にはヒッチハイクでの日本一周やアフリカ縦断を経験。 新卒で大手ERPパッケージ企業に入社し、システム開発を担当。ATOMicaでは複数のサービスを立ち上げ、現在は『KnotPLACE』と『Yosemal』の開発責任者として従事。 南原 一輝|取締役Co-CEO(右) 大学時代に海外インターンへ参加、のちに学生起業。新卒で大手商社に入社し、デジタルマーケティング事業や社内起業を経験。ATOMicaでは取締役CBOとして、事業・組織の開発からファイナンスに至るまで、執行パート全般をリードする。

人間の限界を超えて“繋がり”を作るSaaS

── ATOMicaでは現在、『knotPLACE(ノット プレイス)』というプロダクトの開発に注力していますが、一体どのようなプロダクトなのでしょうか? 南原: コワーキング運営用に開発したSaaSです。スペースの予約やチェックインはもちろん、契約請求などの顧客管理に至るまで、「これ一つあればひと通りのコワーキング運営ができる!」という機能を備えています。 さらに、「会話のDX」機能があるのが特長です。ATOMicaの施設運営スタッフはCMT(コミュニティマネジメントチーム)と呼ばれ、接客のプロとして、日々お客様とコミュニケーションをとっています。地域の方々の願いや相談を集め、実現のために人と人を繋げる……そんな活動をしているメンバーです。knotPLACEでは、CMTがユーザーと会話した内容をその場限りのものにせず、検索性のある形でログとして残し、共有する機能を備えています。 橋本: 例えば、ATOMica北九州でAさんから相談を受けたとします。その情報が、knotPLACE内に集約され、全拠点のCMTにシェアされます。北九州のみならず、他拠点のCMTも目にするので、「うちの施設を利用しているBさんに繋いだら解決できるかもしれない」という会話が生まれます。そこから、CMTが間に立って、AさんとBさんを繋いでいくという流れです。テクノロジーの力だけでも、人の力だけでもない、双方の掛け合わせを大事にしたプロダクトです。 ── 人の力だけでなく、テクノロジーを活用するのはなぜでしょうか? 南原: CMTは名前や顔を覚えるのが得意なメンバーばかりですが、とはいえ人の記憶力には限界があるからです。自施設のユーザーのことは覚えられても、全国各地の拠点の情報まで把握するのは、やはり難しいですよね。その限界を、テクノロジーによって突破するイメージです。 橋本: プロダクトを作る上では、CMTのフィードバックを適宜もらって、細やかな修正を加え続けています。他のコワーキング事業者にknotPLACEを見てもらうと、「これこれ!この機能がほしかった」と言っていただくこともあって。自分たちで日々利用しているからこそ、かなり精度の高いプロダクトになってきていると感じます。

ユーザー、スタッフ、管理者にとって心地よいプロダクトを

── どの対象に対して、どんな機能を提供しているのか、あらためて整理させてください。詳しくご紹介いただけますか。 橋本: はい。まずは、CMTなどの施設スタッフ向けにアプリを提供しています。リアルタイムで利用者を表示したり、過去にどんな会話をしたのかログを見ることができます。また、お客様が表示するQRをスキャンすることで、入退室を記録することが可能です。 管理者向けにはダッシュボードを提供していて、対話ログを日報として記録したり、専用のワークスペースで他拠点のスタッフと会話したりすることができます。どのスタッフがどれくらいユーザーとコミュニケーションをとって、“Knot”を体現しているのかが分かる機能も開発中です。また、顧客や契約・請求管理機能はもちろん、細かな利用履歴や売上をグラフ表示して分析することもできるようになっています。 施設のユーザーにはLINEから気軽にご利用いただけるアプリを提供しています。簡単にQRを表示することができ、チェックインやチェックアウトが手軽にできるようになっています。会議室や空席の予約も可能です。LINEを通じて施設情報が受け取れるため、自分の興味のあるイベント情報などもキャッチできます。 実は、LINEを用いた各種機能について、「これほど上手く活用できている企業は初めて見た」とLINE上層部の方からお褒めの言葉をいただいたことがあります(笑)。 南原: 嬉しかったよね(笑)。knotPLACEを導入いただいているコワーキングスペースの運営者様からも、マーケティング観点でこの機能を重宝してもらっています。施設にお越しいただいたすべての方に、LINEで気軽にメッセージが送れるようになっていて。「今日は来てくれてありがとうございます!」といったメッセージを送信することが可能です。 コミュニティを作ったり、ファンを増やしたりできる機能を備えている点が強みですね。 ── これらのアプリやダッシュボードをまとめてknotPLACEと呼ぶわけですね。

ATOMica“以外”のコワーキングにも導入を進める理由

── knotPLACE は既にATOMicaのコワーキング施設で導入されていますが、これからも自社利用がメインになっていくのでしょうか? 南原: いえ、自社利用だけでなく、外販もどんどん進めていきます。現在はまだ本格的な営業活動前ですが、既に多くの引き合いをいただいています。入退室などの機能面以上に、コミュニティ作り目的でお声がけいただくケースが多いです。 knotPLACEは、ATOMicaが培ってきたコミュニティ作りのノウハウをテクノロジーに落とし込んだもの。ある種、武器をお渡しするようなイメージですね。 ── コミュニティテックはATOMicaの強みのひとつであるはず。あえて、他のコワーキングにも導入を進めるのはなぜでしょうか?優位性を失うことにもなるのでは。 南原: ATOMica以上にイケてるコミュニティが生まれたらどうしよう、とは素直に思いますが(笑)。でも、それ以上に、少しでもコミュニティ作りや地域活性に共感する方々のお力になりたい、という思いが強いです。 knotPLACEを導入されるコワーキング事業者が増えれば、その分地域の方々からの相談が集まり、相談をもとにつながりを作ってあげやすくなるので。導入が増えれば増えるほど、ATOMicaのミッション実現に繋がっていきます。コワーキング事業者にとっても、ATOMicaにとっても、Win-Winでしかありません。現在は、2025年までに350拠点に設置する計画を立てています。 ── 今後の開発計画についても教えていただけますか? 橋本: 業務効率化に関する機能はほとんど開発が完了しているので、年内は会話のDX化機能を拡充していきます。イベント管理機能も新規開発予定です。現状は出会いや繋がりを生むための機能を強化すべく、ロードマップを引いている感じですね。 また、来年は導入数が一気に増えていく予定です。現在のシステムでは耐えられない部分もあるので、さらに土台を強固にしていきたいと思っています。プラスで載せていきたい機能も多々あるため、開発チーム自体も強くしていかなくてはなりません。

人の人生を変えることに寄与できる、プロダクト開発

── 今後、開発チームをさらに強くしていくとのことですが、橋本さんはどういった点でATOMicaの開発にやりがいを感じていますか? 橋本: 今は、ユーザーをすごく近くに感じられるんです。開発者がユーザーを遠く感じることってたくさんあると思うんですけど、ATOMicaの場合はユーザーにあたるCMTを巻き込みながら、一緒に作っていくことができます。 一般的には、GAでタグを埋め込んだりして、ユーザーの反応を探るじゃないですか。でも今は、「僕は請求管理業務はこうあるべきだと思っているんですけど、○○さんはこの画面を使いたいですか?」と、簡単にヒアリングすることができるんです。独りよがりにならず、目に見える人が喜ぶものを作れるというのは、大きなモチベーションになると僕は思います。 また、ATOMicaでは既にユーザーが5万人以上いて、その人たちに使ってもらえることが確約されていますし、今後もその数は急激に伸びていく見込みです。前職では、1年2年かけて作ったものが、結局日の目を見ずに終わったことがあって。使われない悲しさを体験したので、常にユーザーが存在するということは、やりがいにつながりやすいポイントなのかなと感じています。 南原: knotPLACEも含め、ATOMicaの事業やプロダクトはすべて「あったらいいな」じゃなくて、「ないといけないもの」を作っていると思っていて。 一般的にSaaS等のプロダクトは、効率化・自動化といった利便性の向上につながるものが多いと思いますが、knotPLACEは利便性だけでなく、人間が生きていく上で大切なものにアプローチしていると感じています。繋がりや出会いは、人間にとってなくてはならないものなので。その部分にテクノロジー面で寄与できるというのはすごく面白いと思うんですよね。

“コミュニケーションの天才”を定量的に評価、キャリア選択の指標に

── 今後の開発予定をうかがいましたが、すべての機能開発が完了した後のknotPLACEは、どんな世界を実現するのでしょうか? 南原: お客様に、さらなる素敵な出会いの機会を提供したいと考えています。例えば、お客様が施設に到着した際に、「○○さんは施設内にいる10名の方とまだお話ししたことがありません」というメッセージがCMTに届くようにするなど。施設利用に基づいて、さまざまな出会いがおすすめされる世界線は、結構早めに到来する予定です。 また、施設運営側としては、コミュニティを作りたいという想いを叶えることができます。knotPLACEの導入が可能なのは、なにもコワーキングスペースだけではありません。カフェに導入してもらえたら、その場所を街のコミュニティにすることも可能なんです。集客もknotPLACEでできますしね。 ── コワーキングのみならず、さまざまな地域や店舗でコミュニティ作りが可能になるんですね。 橋本: さらに、僕らにはもう一つ目標があって。knotPLACEを通して、コミュニケーションのプロが定量的に評価される未来を作りたいと思っています。僕の仕事である開発はアウトプットが目に見えやすいので、評価方法が明確ですよね。でも、CMTのような接客業って、定量的に判断しづらい。 南原: 人と人を繋いだり、人生に影響を与えたりする大事な仕事なのに、そのスキルを測る方法がなかったんですよね。コミュニケーションの天才がいても、どれほど売上に貢献しているのかを示せないので、給与にも反映しにくかったはずです。 そういった世界を、knotPLACEで変えていきたいなと。どれだけ接客したのか、どれだけ人を繋いだのか、そしてそれがどれだけ売り上げに寄与したか。しっかりと数字で見えるようにして、正しい評価が受けられるようにしたい。そうなれば、接客業に従事する方々が、もっと自分のキャリアを自由に切り開いていけるようになると考えています。 ── “接客力”の定量化も、knotPLACEで叶えたいことなんですね。 南原: 最終的には、knotPLACEを活用したHRサービスの提供も構想中です。さまざまなポテンシャルを秘めたプロダクトといえるかもしれません。 ── これからどのようなプロダクトに成長していくのか、楽しみです。

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