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インタビュー画像代表取締役/CEO 上野 広伸氏 世界に先駆けてブロックチェーンゲームの専業会社を立ち上げたエンジニア社長。新卒でコンサルティング会社に入社し、10年間、金融系のシステムエンジニアとして活躍。その後、ソーシャルゲーム会社に移籍し、ブラウザ系のゲームプラットフォームの開発責任者を務め、ネイティブアプリを開発。NFT技術の活用で新しいゲーム体験を生み出せる直感し、2018年4月に仲間三人とdouble jump.tokyo株式会社を設立。

double jump.tokyoを立ち上げた経緯は?

ソーシャルゲーム会社でゲーム開発をしていましたが、競争がどんどん激しさを増しました。開発費は高騰し、ヒット作を出す確率も下がり、大きな利益を上げるのは難しくなっていました。大手デベロッパーならまだしも、中小のゲーム会社には閉塞感が漂っていました。 そんな中、2017年末に「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」というNFTゲームが登場しました。NFTの原型を作ったゲームで、デジタルコンテンツに価格が付いて、自由に取引ができる。このNFTという技術を活用してゲームを作れば、新しいユーザー体験が生み出せる。そう考えて起業しました。 ブロックチェーンゲームというジョンルもまだなかった頃で、前職の同僚3名で創業。NFTでキャラクターが取引されるなら、こんなゲームが面白いのではないかと、あれこれと考えて『My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)』を開発しました。NFTの法律的な立て付けが分からなかったことから、ゲームの企画書を金融庁に持って行って、問題がないか事前に確認してもらう等、手探りで開発を進めました。

『My Crypto Heroes』がヒットした要因は?

いち早くNFTの技術に着目して、ブロックチェーンゲームを開発したのは大きな要因だと思います。同時期に世界中でNFTを活用したゲームは開発されていましたが、当社のメンバーはゲーム業界の出身。それが珍しかったのもあります。ほかのゲームの多くは、ブロックチェーンの技術者がゲームを作っていたのに対し、『マイクリ』はゲーム制作者がNFTを活用したケース。だから、ゲームらしいゲームができたのも、『マイクリ』がナンバー1になれた理由だと思います。 もう一つ、日本のユーザーにイノベーティブな人が多いのも、非常に大きな要因です。新しいゲームを受け入れる土壌があったから、『マイクリ』はヒットしました。日本人にイノベーターが少ないというのは、誤解だと思います。イノベーターは多いのに、それと同じかそれ以上に、イノベーションを潰す人もいる。海外は日本に比べると、芽吹いた種を育てるのが上手です。日本は芽吹いた土地を造成して花壇を作り「イノベーションを起こそう」とする。そうやって、せっかく芽吹いた種を摘んでしまうのが、日本の社会です。そこは変えていきたいですね。

double jump.tokyoの今後の展開は?

オリジナルゲームの開発で、ブロックチェーンゲームのノウハウを確立することができました。今後はしばらく、BtoBの事業に力を入れようと考えています。大手ゲームデベロッパーは、クオリティーの高いゲームを作るノウハウを持っています。彼らが持つゲーム作りの力と当社のNFTの経験値を掛け合わせば、ブロックチェーンゲームをマスアダプションできると考えます。開発ノウハウだけでなく、ブロックチェーンゲームならではのユーザー体験の創出も当社がサポートします。 ブロックチェーンをマスアダプションさせるには、ユーザーだけでなく事業者の間でブロックチェーンを普及させる必要もあります。そこで、事業者向けに開発したのが『N Suite』です。NFT事業にするために必ず必要な「秘密鍵の管理」ができるツールです。承認ワークフロー付きのブロックチェーンで、『N Suite』を使えばいつ誰が承認を与えたか可視化されます。 ゲームやマンガ、アニメ等、日本には優れたIPコンテンツが沢山あります。日本のIPを世界に届けるサポートも手掛けていきます。日本のIPコンテンツは、デジタルと相性が良く、付加価値を付けてグローバル展開すれば、今よりも大きな価値を生み出します。

NFT市場の今後をどのように予測していますか?

NFTやブロックチェーンを最速でマスアダプションできるのは「ゲーム」だと思っています。メタバースが話題になっていますが、あれもゲームだと既に似たようなサービスがあります。 NFTの大きな市場となるのは「ファッション」です。NFTはファッション業界とも相性が良くて、グローバルなアパレルブランドはこぞってNFTに飛び込んでいます。一つ予言できることがあります。デジタルファッション市場は、リアルのファッション市場よりもはるかに大きいということです。 極論すれば、ファッションは「顔」と「体型」で決まります。メタバースの世界では「顔」と「体型」はパラネーターに過ぎません。そうなると、誰もが平等にファッションを楽しめる自由が存在します。センスのある人が、現実の規定を受けず、自由にセンスを発揮できる。メタバースの世界では「顔」と「体系」はアイデンティティーになり得ない。ファッションこそがアイデンティティーになり得る。表現の幅も大きくなり、パリコレで披露されるような斬新なデザインの服は、現実世界では着られませんが、メタバース空間なら問題ありません。 海外のアパレルブランドは、デジタルファッション市場の可能性に確実に気付いています。日本のアパレルメーカーも、この流れに乗り遅れないでほしいと願っています。

どんな人材と働きたいですか?

シニアエンジニアはスキルを持っているので、どんどん活躍してほしいですが、一方で若手の人材を求めています。ブロックチェーンやWeb3が作り出す世界は、若者のためにあります。つまり、Web3の答えは若者の中にあるのです。本人達は意識していないかもしれませんが、Web3がどんな世界を作るか若者は知っています。だからこそ、若者に活躍してもらいたいと思っています。 Web3の世界では、20代前半と後半で、意識やセンスが違います。20代前半の若者は20代後半を「ちょっと古いブロックチェーンをやってる人達」と認識しています。技術的には変わらないのですが、ビジネスの感性が違います。20代後半はWeb3とWeb2を繋いで新しいビジネスを創造しようとしますが、20代前半はWeb3ネイティブ。どちらも正解なのですが、センスや物の見方が違うのも事実です。 私は、Web2の企業もWeb3の企業もお互いを利用する感じで、混ぜ合って互いに刺激しながら成長すればいいと思っています。

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