「圧倒的に先が見えなかった」 リクルート出身者がFinTでグローバル事業を立ち上げる理由
■見えてしまった将来。見えなかったFinTでの未来。 ーーリクルートでも活躍している中でなぜ転職を考え始めたのでしょうか? そうですね。きっかけは、このままだとリクルートに居続けてしまうなって思ったことです。リクルートは居心地がよかったですし、楽しかったので。ただ、その先の将来像、うまくいけばマネージャーになって、部長になって、などのキャリアが見えてしまった。凄い良いことではあると思いつつ、それにあまりワクワクしなかったんです。リクルートも刺激的でしたが、もっと何が起こるかわからない刺激がほしくて。そういった場所を見つけないといけないなと思い、スタートアップの話を聞き始めました。 ■「いいよ、一緒に失敗しながら進んでいこう」 ーーそのタイミングでFinTからのオファーがあったんですね。 そうですね。グローバル事業の立ち上げをやらないかと話をもらいました。その時の大槻の語るビジョンが真剣で、本気でグローバルに挑戦したい想いが伝わってきました。それで真剣に考えようと持ち帰ったのですが、いくら考えても圧倒的に先が見えなかった。 ーー先が見えなかった? はい。成功するイメージが全く湧かなかったんです。マーケティングに関しては専門でやったことないですし、英語も旅会話くらいのレベルでビジネスでは全然喋れない。これは失敗するなって思いました。それで、「ほんまに俺でいいんか」って確かめたくて、次の日にもう一度話しに行ったんです。そしたら、「いいよ。一緒に失敗しながら進んでいこう」って言ってくれたんです。「今までもFinTは失敗しながら進んできたから。最初から成功するなんて思ってないし」と。 それが後押しになりました。「これやったらいけるわ」と。確かに失敗しながら、その都度成功すればいいなと思えて、それを大槻自身が心から思えていることがやはり良いなと思えました。 ■世界中にFinTの仲間を増やしたい。まずはアジアから。 ーーそんなこうきさんはグローバル事業の責任者として、どんな理想状態を描いていますか? シンプルな想いとしてはFinTを世界中に広げたいと思っています。 FinTはいい奴が多いので、そんな仲間を海外でも増やしたいという思いが強い。そのためにも、まずはアジアで仲間を作っていきたい。 ーー具体的に伺ってもいいですか? 直近はベトナムの法人を立ち上げ切りたいと思っています。 立ち上げるというのは、自分がいなくても回っていく組織にすること。カルチャーフィットした人を採用して、いいマネージャーを育てて、カントリーマネージャー(現地法人の代表)を担ってもらえるようになったら次にいく。この2、3年で別の国、インドネシアやシンガポール、インドや中国への展開も進めていきたいと考えています。それ以上になってくるともっとかかってしまうと思うけど、それを早めるのが自分の仕事だと思っています。 ■いい意味でお節介。細部まで作り込む提案力の高いチーム。 ーー話が変わりますが、その後FinTに入社してみての前後のギャップがあったら聞いても良いですか? そうですね、いい意味でお節介な人が多いなって思います。何か困ってたら絶対手を差し伸べてくれますし、1の返答が欲しいところを10で返してくれるというか、向き合う力が強いんですよね。 その根本には素直さと真面目さ、吸収力があるんだと思います。だから、相談する方も嫌な気持ちにならないですし、相乗効果で良いサイクルが回っているように思えます。 ーー分かります(笑)ちなみに優秀さに関してはどの点で感じたのでしょうか? 作り込み力です。正直、入社するまでは、若くて、勢いが良くて、荒削りなイメージがあって、提案などもそこまで作りこまず勢いで乗り切る、みたいな想像をしていたんです。でも実際、提案がすごく繊細で細部まで考え抜かれていて、素直に驚きました。これはクライアントやユーザーへの向き合い方やリサーチ力、分析力が高いことももちろんですが、何より何か困った時はFinT全体でそれを成し遂げにいく姿勢、一人で考えるのではなくて、全員で取り組む、あのチームスタイルが凄く良いんだと思います。
24歳、新卒2年目で70人を束ねる事業部長に抜擢。組織全体で成果を最大化する3つのポイント。
■あえて自分が緊張する人と話す時間を作る 組織のトップとして走り続ける中で、自分に負荷のかかるFBをくれるような相手と会話をさせていただくことの重要性を感じています。井の中の蛙にならずに、自分はまだまだなんだと思うことで、どんどん成長していかねばという刺激にもなります。 事業的な側面では、代理店や事業会社の両方の経験をお持ちであり、広告業界のトップランナーでいらっしゃるような方々とディスカッションするお時間をいただいています。そんな方々に我々のビジネス構造を踏まえながら、FinTをグロースさせるにはという点をアドバイスいただく時間は、とても貴重です。 特に「戦略とは捨てること」という言葉が印象的でした。FinTが広告代理店としてどう研ぎ澄ませていくかを悩んでいて、「このワードを使うとこの業界がマッチしなくなってしまうのでは?」などと悶々としていた時に、背中を押してくださいました。 ■みんなを1歩ずつ動かし、自分は100歩の発明を 今まではプレイヤーとして、個人で数千万〜数億円規模の受注をとることに重きをおいていました。 しかし、70人の組織を見るようになると、自分の成果は一部のことでしかなく、メンバー全員がそれぞれ強くなった方が大きなモメンタムになると感じることが増えました。また、自分が一つの案件にメインで入ってマインドシェアが分散してしまうことで、他の案件の把握ができておらず、意思決定が遅れるという失敗も経験しました。 そこから、どうやってメンバーそれぞれの成長を再現性を持って作っていくかを考えつつ、自分はここぞというところでプレイヤーとしての強みを発揮することを意識しています。 自分の強みは未開拓な領域を高速スピードでクリアにし、理想を実現していくことだと考えています。会社や市場にどの程度のインパクトをもたらすかを考え、自分にしか生み出せない100歩を作りにいきます。 ■組織の基準/スピードのメトロノームになる 自分が組織の中心地点にいて、常にスピードや基準が落ちていないか察知し、働きかけることです。部長になってから、自分の基準以上に組織や事業のスピード感が速くなることはないと思ったことがきっかけで、大切な考えになりました。おそらく、マネージャーの時はその役割をCOOの山下が担ってくれていたのだと気づきました。 今は、メトロノームのように、自分が組織のあるべきスピードや基準を作り、組織全体に伝えていくことを意識しています。なので、自分のスピードを落としてはいけませんし、逆に現実的でないスピードを現場に求めないように心掛ける必要があります。 そのためには現場のことをどれだけ解像度高く知って現実的なFBをできているかが肝になると考え、今まで担当して来なかった事業部の一次情報を取りに行くことを改めて意識しようと思いました。 また、営業現場にもメンバーと入り、クライアント様の声を直接聞くようにしています。現場のリアルも知りつつ、業界理解も進んで事業の意思決定軸がブレづらくなります。ありがたいことに、普段はナショナルクライアントのブランドマネージャーの方とお話させていただくことが多く、圧倒的に高い事業解像度を求めている方々なので、今FinTどんなことを求めているのか?を常に見直し続けています。
スタートアップ転職は「未来の自分への投資」。楽天も成長環境だったけど、FinTでの成長速度は想像の10倍だった。
■FinTメンバーのクライアントに向き合う姿勢に刺激を受け、「ここなら何でも提案できる!」と感じた ーースカウトがきっかけでFinTへの転職を決意してくれました。大きな理由を教えてください。 面談面接でFinTメンバーと会話している中で、「この人たちはクライアントへの価値提供に真っ向から向き合っている人たちだ」と感じたことが大きかったです。 特に、部長の熊谷との面接が印象的でした。当時熊谷はリテール(小売)の構造に興味を持ち研究していたらしく、最近の気づきなどを教えてくれたのですが、「SNSの会社なのに、なんで店舗のことを考えているんだろう?」と疑問を持っていました。面接後調べてみると、メーカーの方々はオフライン店舗でどの棚を取れるかが重要で、オフラインとSNSを連動して考えていらっしゃることを知りました。そこで、SNSの幅に捉われず、クライアントが本当にしたいことは何か?そこにFinTが価値提供できることは何か?を常に問うFinTのスタンスに触れることができました。そして、ここなら自分のやりたいことができるという確信を得ました。 それ以外に、FinTの「人の良さ」も決め手でした。 当時はたくさん悩みながら転職先を決めたのですが、何度も面談を組み、納得がいくまで考え切るサポートをしてくれて、安心感がありました。また、自分のキャリアや仕事に対する考え方を否定せず、肯定してくれるメンバーの人の良さにも惹かれました。 ■楽天でも裁量権やスピード感はあると思っていたけど、FinTは想像の10倍だった。 ーー入社から1年経ち、前職との違いも見えてきたと思います。どのようなことが挙げられますか? まずは裁量権の大きさかなと思います。 楽天時代もかなりの裁量をもらえている実感があり、とても満足していました。しかし、FinTに来てみると、大きな違いがあったなと感じています...! 当時は、クライアントさんに対して、数種類の中からカスタマイズをしてご提案する形をとっており、その中での自由度は高かったです。ただ、FinTではそもそもクライアントさんが何を求めているのかを徹底的に言語化し、ニーズにお応えできるプランがなければ自分で作りにいくことが多くあります。思考の枠組みを自分から広げに行く感覚が前職ではなかったので、とても新鮮ですし、難易度も高いです。 また、スピード感にも驚きました。スタートアップなので速いのかなとは思っていたのですが、想像以上でしたね笑 特に、入社2週間でメインの担当者として提案をさせていただいた時は本当にびっくりしました。当時は戸惑いもありましたが、先輩メンバーが新メンバーに対して一人ずつメンターになってくれる仕組みになっており、しっかり伴走してくださったので、安心感はありました。ただ、最後に行動に移すのは全て自分なので、大きな負荷がかかりながら成長できた期間でした。 成長に対する考え方も大きく異なります。 前職では、個人の目標達成のための業務ができることが最初に求められます。チーム目線があれば、かなり評価されていたと感じます。 しかし、FinTでは業務ができることは当たり前で、そこからが成長のスタートです。私たちは競合の代理店さんが多いということもあり、どうやったら期待の120%を超えていける提案ができるかを、枠組みを超えて考える必要があります。そのためにはインプットの量も必要ですし、個人だけではなく、ディレクターチームとの体制をどのように組んでいくかなど、複合的な視点が求められます。 このように、抽象度の高い課題に取り組むことが増え、何度ももがいたことで、自分の成長に繋がっていると感じています。上長との1on1でも、「この1年で個人としての成長は大きく見られるので、これからは会社全体の売上のために最適な動きは何かを考えて欲しい」というフィードバックをもらいました。内容の抽象度からも、成長幅の違いが見受けられると思います。
なぜFinTは関西で挑戦するのか?クライアントの成果をこだわり抜く、”3つのルール”
■FinTらしさを関西から体現する、3つのこだわり ――関西支社として、FinTらしさを体現するために大切にされていることは何でしょうか? 横山: 大きく3つあります! ① 圧倒的クライアントファースト 横山: 私が最もこだわっているのが「圧倒的クライアントファースト」です。「圧倒的クライアントファースト」とは、お客様の成功を最優先に考え、行動することです。 具体的な取り組みとしては、お客様とのコミュニケーションの質と量を最大化することを重視しています。平日の営業時間は、お客様と直接お話しする時間や、ご質問にすぐに回答できる時間にできるだけ充てるようにしており、基本的には即レスを心がけています。 また、プロモーションのご提案だけでなく、お客様に役立つ情報提供も欠かしません。最低でも月に一度は、最新の業界トレンドや他社の成功事例などをまとめ、お客様の事業に活かせる情報としてアップデートしてお送りしています。もちろん、お客様の事業貢献や、担当者様のKPI達成に直結するベストなプロモーション戦略を設計することも、私たちの重要な役割です。これらの取り組みを通じて、単なるプロモーション支援にとどまらず、お客様にとっての信頼できるパートナーとして、事業成長に貢献していくことを目指しています。 ②「バズを生む」だけにこだわらない 門: 二つ目は、「バズを生む」だけにこだわらない、ということです。SNSマーケティングというと、流行に乗って「バズ」を生み出すイメージが先行しがちですが、「トレンドに乗る」ことは、効率的に認知を獲得するための手段の一つです。 もちろん、社員の大半がSNSネイティブであるFinTは、トレンド理解が大きな強みです。しかし、私たちの仕事の本質は、企業様の課題を深く理解した上で、SNSを起点とするソリューションを提供することにあります。 つまり、クライアント様の課題やビジネスフェーズを理解したうえで、「トレンドに乗る」ことが有効であれば提案・実行しますが、それが全てではないという意識を常に持つようにしています。 ディレクションチームとしては、「最先端のSNSトレンド」と「クライアント様のビジネス」の接点を常に探しています。私たちは流行を追いかけるだけでなく、そのトレンドが「クライアント様のどの課題を解決し、どう売上とブランド価値の向上に貢献できるか」をロジカルに分析し、戦略的なソリューションとして提供することにこだわっています。 企業様のビジネスを深く理解し、成果に導くことができる。そのようにもっと広く価値提供できる会社だと思っていただけると嬉しいですね。 ③できるだけ”対面”でお会いする 横山: そして最後に「できるだけ”対面”でお会いする」ということです。東京ではもちろんのこと、大阪での活動においても特に大切にしていきたいと考えています。 私たちがSNSマーケティングで最も重要だと考える「課題設定」と「深いブランド理解」を突き詰めるためには、オフラインでのコミュニケーションが不可欠です。 SNSマーケティングはあくまで手段であり、私たちの仕事の本質は、まず企業様の真の課題を深く理解した上で、SNS起点のソリューションを提供することにあります。この初期の課題設定の精度こそが、成果を左右します。 オンラインだけでは伝わりきらない、経営層や現場の方々の熱量や潜在的な悩みを肌で感じるには、対面の場でしっかりと向き合う時間が必要だと考えています。 門: ディレクション部門の観点からも、「深いブランド理解」は不可欠です。 SNSは高頻度な発信が求められますが、ブランドの核がブレてしまえば、ユーザーはすぐに離れてしまいます。商品の細かなこだわり、企業様の譲れない哲学、現場の雰囲気。これらは画面越しではなく、実際にオフラインで体感し、密接な対話を通じて初めてチーム全体に深く浸透します。 この、ある意味泥臭い密接なコミュニケーションこそが、結果に繋がる高いクオリティを生み出すと確信しています。