小規模だが、サイバーセキュリティ業界の注目株の、独立系セキュリティ会社
S&J株式会社は、2008年11月に創業した、サイバーセキュリティ対策専門の会社。今年、創業12年を迎える同社は、さらなる業容拡大のために仲間を求めている。
S&Jは、サイバーセキュリティの専門家として、企業におけるセキュリティ対策を一手に担う企業で、提供するサービスも多岐にわたる。同社いわく「やり過ぎず・不足しない」という、最適なセキュリティ対策を提供するためのコンサルティングから、日々進化し巧妙化するサイバー攻撃に対処するための各種システムの提供、自社アプリケーションの開発など、サイバーセキュリティに関するさまざまな製品・サービスを提供しているのだ。
「当社の主な顧客は、名の知れた金融機関をはじめとする大企業です。当社のような小さな規模の会社が、なぜ大企業のサイバーセキュリティをサポートできるかというと、当社代表である三輪信雄の存在が大きいでしょうね」(同社取締役 管理部長 中村 佳史氏)
代表取締役の三輪信雄氏は、日本における「情報セキュリティビジネス」の先駆者として、常に業界をリードしてきた存在。サイバーセキュリティに関わる人にとっては、名を知らぬ人のいないような存在なのだ。今も多数の講演をこなし、政府系委員なども歴任してきた三輪氏が率いるS&Jは、それだけで特別な存在だ。
「当社、そして三輪がこれまで各政府機関や大手民間企業においてセキュリティアドバイザーやセキュリティ対策の策定を担当してきた経験、そして実際のインシデントへの対応や、日々のセキュリティ対策運用での豊富な知見を生かし、お客様にとって最適、かつ効果的・効率的なセキュリティシステムを提供する。それが私たちS&Jの仕事です。他社製品を提供するだけではなく、品質の高さにこだわった自社開発のシステムも多数提供しています」(中村氏)
そんなS&Jは、まだまだ「成長途上」の会社だ。現在、役員や派遣社員等を含めても、総勢50人弱という小所帯。実は、代表の三輪氏が創業して以来まもなく12年を迎える同社なのだが、当初は三輪氏個人によるコンサルティングが中心だったという。本格的に事業化してからはまだ8年ほどしか経過していない。
「今、お客様からいただく案件が増えてきています。それに伴い、会社規模も大きくしていく計画です。経験豊富な方も、これから成長したいという意欲ある若手も、どちらも仲間に迎え入れたいと考えています」(中村氏)
今後会社の成長に伴い、社員数の増大も目指すという。
独立系で、自社開発、大手顧客も多い。魅力あふれるS&Jの特徴とは?
さて、S&J株式会社の特徴をあらためて紹介していこう。
まず、同社は「独立系の情報セキュリティ会社」なのだ。特定のベンダーやメーカーの意向に左右されず、顧客にとって本当に大切なことを追求できるという強みがある。加えて、自社開発にも強い。他社で開発されたシステムをカスタマイズ・ローカライズして売るだけではなく、より顧客にふさわしい「オリジナルなシステム」を提供することもできるのだ。
「マルウェア対策及び内部犯行対策のワンストップソリューションのKeepEyeやコンサルティング、CSIRT構築・アウトソーシング、SOCの構築や運用など、セキュリティの中でも一分野に限らず、幅広いテクノロジーを扱っています。幅広く手がけるのは、お客様により一層の安全・安心を提供したいから。小規模な会社でこれだけ幅広い範囲を手がけるところは他にありません」(中村氏)
さらに、本稿冒頭部分でも紹介したが、同社の場合「大手との取引が多い」ことも特徴だ。
「S&Jでは、会社規模からは想像できないほどの大手企業と取引があります。それは、当社がそれだけサイバーセキュリティ分野での実績を持ち、信頼を得ている証拠に他ならないのですが、自分でさまざまなことにチャレンジできる会社規模と、ビッグでダイナミックなプロジェクトに関われることが両立するというのは、他社では味わえない経験だと思いますよ」(中村氏)
ここまで同社の特徴を述べてきたが、さらに付け加えると「エンジニアが集中して仕事に取り組める環境」も魅力的。例えば、使う端末は個人の好みで選べること、長く座ることも多い仕事のため「椅子」にはこだわりのいいものを採用していること、意外に負担となる資格の登録費用を会社が負担してくれることなどなど。待遇面でも、有給消化率の高さや、若手を中心とした昇給率の高さなど、モチベーション高く働けるようにさまざまな工夫をしてくれているところも、次なる活躍の場を探す方にとって非常に魅力的だと感じる。
トップクラスのエンジニアと働ける環境。S&Jでさらなる飛躍を目指そう!
S&J株式会社がさらに魅力的なのは、日本トップクラスの知見を持つ代表・三輪氏や、最先端で活躍する同社の先輩エンジニアたちから、セキュリティの技術や知識を学べることだ。
ここで、6年前にS&Jに入社したエンジニア、半澤幸一氏に話を聞こう。
「前職の先輩に誘われて入社したのですが、一番の理由は当社代表・三輪をはじめとして、セキュリティ業界の『すごい人』が揃っていることでした。彼らと仕事をともにできることが、一番の魅力でしたね」(コアテクノロジー研究グループ シニアセキュリティスペシャリスト 半澤幸一氏)
ITエンジニアの中でも「脅威と戦う」という格好良いイメージもあって、セキュリティ分野を指向したという半澤さん。現在、同社プロダクトの研究開発などで活躍中の彼によれば、S&Jでは常に最先端の技術に触れることができるのが楽しく、やりがいにも繋がるという。
「例えばいま話題のAIですが、すでに当社製品にも利用されています。大量のセキュリティログを分析し、脅威の『種』を見つけるのに役立てています。他にもIoTやクラウドなど、およそ最先端といわれるテクノロジーや製品には、だいたい関わることができますね」(半澤氏)
さて、そんな「日本企業を脅威から守り続ける」S&Jだが、社内の雰囲気はどうなのだろうか。続けて半澤氏に聞いてみた。
「とにかく『人がいい』。他社の方と話す機会があると特に実感するんですが、S&Jのメンバーは皆人がいいんですよね。実際、働きながら仲が良いなあと思うこともしばしば。日々のコミュニケーションも活発です。監視の目を止めてはいけないセキュリティ分野で働くと、休みが取りづらいのではと思う方もいらっしゃるでしょうが、当社では皆助け合いながら休みもキッチリ取っています。代表もよく皆を連れてランチに行っていますし、本当に働きやすい、居心地のいい環境です」(半澤氏)
小規模で風通しが良い。
人がよく、居心地がいい。
一方で、大手にも伍していけるほどの高度な技術を持つ。
こうした特徴を持つS&Jが、今、業容拡大のためにメンバーを広く求めている。
エンジニア不足が広く言われる昨今。特にセキュリティ分野は、今後さらなる発展を遂げると考えられ、転職先としても有望。つまりS&Jは、次なる活躍の場を求める人にとって、さまざまな意味で魅力的なのだ。最後に、前出の中村氏に、読者へのメッセージをいただこう。
「IT関連投資の中で、セキュリティ回りはどうしても『後回し』になってきましたが、ようやくそれも見直されつつあります。私たちは今後攻めの姿勢で、より多くのお客様のサイバーセキュリティを守る役割を果たしたいと考えています。セキュリティ技術を武器に今後成長したいという方、日本のセキュリティを守る日本一の独立系企業を目指す当社で、共に成長しましょう」(中村氏)