MotherComputerに入社した経緯は?
当社の代表である藤原とは、プライベートで10年以上の付き合いがあります。彼から「ITで社会貢献するためにシステム開発会社を立ち上げたい」という話を聞いたとき、私もその挑戦に加わりたいと思いました。ただ、当時の私はIT業界未経験。そこで、未経験でもSESとして働ける会社を探し、ITエンジニアとしてのキャリアをスタート。1年間、必死にキャッチアップしながら基礎を身に付け、MotherComputerへ正式にジョインしました。 MotherComputerは、設立から約2年後に正式稼働を迎え、SES事業からスタートしました。私は第一号エンジニアとして、お客様先に常駐しながらさらに現場で経験を積みました。それと並行してエンジニアの採用活動にも取り組み、事業は右肩上がりに成長。2024年には売上が2億円を突破しました。 エンジニアの人数が増えるにつれて、営業体制の必要性も高まり、私自身が現場から本社に戻って営業職を担うことになりました。現場経験があるからこそ、エンジニアの気持ちを理解した提案ができると感じています。創業期から関わってきたからこそ、事業の成長を肌で感じながら、次のステージに向けて動けることにやりがいを感じています。
現在、MotherComputerで、どんな役割を担っていますか?
現在は、SES事業の営業をメインに、エンジニア採用も担当しています。バックオフィスを最小限にすることで、還元率を高めるビジネスモデルであるため、少人数でバックオフィス業務全般を手掛けています。エンジニアとして現場で働いた経験が、今の仕事で生きています。お客様先で働くエンジニアから相談を受けた際も、現場の空気を知っているので、エンジニアの気持ちを察することができます。 代表の藤原と同じく、私もITエンジニアに大きなリスペクトを抱いています。「日本のエンジニアを世界の花形に」というビジョンには共感を覚えています。ITシステムがなければ回らない社会になったにも関わらず、それを支えているITエンジニアの待遇はまだ低いと感じています。経営努力で効率的な組織運営を実現し、少しでも多くエンジニアへ還元することで、ITエンジニアがその価値に見合った対価を得られると思います。
エンジニアファーストを掲げるMotherComputerの強みは?
代表の藤原はIT業界での経歴こそありませんが、創業メンバーである山本COOと岩田CTOの存在が、MotherComputerの成長を力強く支えています。山本COOは、複数の保険会社でシステム開発責任者を歴任してきた人物で、プロジェクトマネジメントの経験も豊富。SI業界に広い人脈を持ち、事業推進の実務と戦略の両面で会社を牽引しています。 岩田CTOは、新卒でグローバルな総合・ITコンサルティング企業に入社したエンジニア。大手通信キャリアのDX推進プロジェクトでは、マイクロサービスアーキテクチャを採用したアジャイル開発を主導し、柔軟かつスケーラブルなシステム構築を実現しました。カスタム開発、クラウドサービス、SaaSなど幅広い技術スタックを駆使し、日本の大手企業におけるレガシーシステムのモダンアーキテクチャ刷新プロジェクトを複数手掛けてきた実績があります。 現在、山本COOも岩田CTOも現場で活躍しながら、エンジニアファーストの会社づくりにも積極的に関わっています。SES業界の常識にとらわれず、エンジニアが豊かに働ける環境をどうつくるかを熟知している2人がいるからこそ、MotherComputerはSES業界の常識を打ち破る挑戦ができるのです。
MotherComputerの今後の事業展開は?
MotherComputerには約40名のエンジニアが在籍していますが、100名体制への拡大を目指しています。SES事業のさらなる成長と並行して、創業時から掲げている「ITを活用した社会貢献」に本格的に取り組むことが、次のフェーズの目標です。 現時点では、具体的なプロダクトのアイデアはまだありませんが、自社サービスのリリースは視野に入れています。とりわけ、代表の藤原が掲げる「日本の食料自給率を向上させるITサービス」の構想があり、アグリテック領域の可能性は常に探っています。 自社サービスの開発に関しては、社内からもアイデアを広く募集しています。実際、当社に参画しているスペイン人エンジニアの発案によって、現在ゲーム開発プロジェクトが進行中です。国籍やバックグラウンドを問わず、自由な発想を歓迎するカルチャーが、MotherComputerの新しい可能性を広げています。
「CAIO」のポジションを新設した背景は?
CAIO(Chief AI Officer=最高AI責任者)は、MotherComputerが今後AIに本格的に取り組むため、2025年3月に新設した役員ポストです。初代CAIOに就任した石野は、AIエンジニア・AIコンサルタントとしてキャリアを築き、大手通信キャリアにおけるAIシステムの設計・開発・導入をリードしてきたスペシャリストです。 総合・ITコンサルティングを手掛けるグローバル企業での活躍を経て、デジタルノマドとして、企業向けAI導入支援、生成AIの実用化、業務改革等、幅広い領域で専門知識を提供してきた人物で、生成AI講師としても活動しており、技術と教育の両面からAIの社会実装を推進しています。今後は、MotherComputerのAI戦略を牽引する存在として、さらなる活躍を期待しています。 石野CAIOには、AIを活用したプロジェクトの推進に加え、社内エンジニアのAIリテラシー向上にも力を注いでもらいたいと考えています。社内勉強会の開催など現場エンジニアとの交流機会を増やすことで、AIに対する理解と実践力を高めていき、MotherComputerの強みにしたいと思っています。 AIが社会を変えることは、エンジニアなら誰もが感じているはずです。一方で、AI時代に取り残されるのではないかという不安を抱えるエンジニアもいるかもしれません。MotherComputerは、石野CAIOを筆頭に、AIへの取り組みを加速させていきます。AIを学び、AIとともに成長したいと考えるエンジニアの入社を、私たちは心から歓迎します。