CTIO K Y氏 マイクロソフト株式会社(現 日本マイクロソフト株式会社)へ新卒入社し、4年目でアメリカのMicrosoft本社へ異動。Sustained Groupへ配属され、WindowsOSの品質維持を担当。幅広い分野を任された結果、トップクラスのフルスタックエンジニアに。 その後は日本オラクル株式会社の他、スタートアップ企業やメガベンチャーも経験。スタートアップ企業では、同社に出資を受けながら4年で東証グロース上場を実現させる。数年後に改めて同社からオファーをもらい、2023年にジョイン。

Yさんが御社へジョインした決め手を教えてください

良い意味で、決まり切っていない。そんな当社の土壌に惹かれたんです。私は特異なキャリアでして、ソフトウェア開発会社ではありとあらゆるレイヤーを担当し、フルスタックエンジニアとなりました。その後もスタートアップ等の創業フェーズにも挑戦しています。そのため正直言うと、あまり業務や立場に制限のある会社は窮屈だったのかもしれません。 当社はこれまでATMの管理・運用を得意とする会社でした。しかし今、大きく生まれ変わっています。今まで築いた関係性を駆使しながら、金融機関や自治体の新たなシステム環境の構築を支援する会社に変化していて。その変化は大変興味深かったです。 さらに言ってしまえば、今の当社は「金融機関や自治体向けのサービスや事業であれば、何に挑戦しても良い」です。盤石な基盤の上で、立場や枠に止まらない様々な仕事ができると思うと、「ここでできることは沢山ありそうだ」と思えました。

経験豊富なYさんが、プロダクト開発で大切にすることは何でしょうか

流行りや新しい技術を追い過ぎず、冷静に技術選定することです。それぞれのプロダクトの特性をしっかり理解すれば、常に「正しく・美しく・シンプル」にするための技術を見極められるはずなんです。フルスタックエンジニアでない人は、この見極めのハードルが高く、どうしてもややこしいコードになりがちかもしれません。しかし時間をかけて、スタイリッシュな開発ができるようになると良いですね。 そういった意味では、「面倒くさがりで努力家なエンジニア」と一緒に仕事したいですね。というのも、ITは元々「面倒だな」という気持ちから生まれているんです。いかに業務を自動化し、スムーズにするかという視点を持ち、「これってもっと楽にならないのかな」という閃きが、エンジニアには必要ということです。その一方で、そのシステムを作るための努力は惜しんではなりませんから、「効率化のために奔走する人」がピッタリかもしれないですね。

「面倒くさがりで努力家」は面白い視点ですね。そんな方が御社で得られるやりがいは何でしょうか

まず一つ、良いプロダクトや事業を作るための挑戦は沢山できます。当社は、様々な部署に稟議を取って回るような面倒な組織ではありません。それぞれのプロジェクトや業務に対する熱量と素質があれば、私も喜んで応援します。 またその先で、ご自身のスキルやキャリアも青天井に上げられるはずです。もちろん現時点でフルスタックである必要もありませんし、特定の領域の知識に長けていなくても問題ありません。現に私が率いるCTIO室のメンバーも、全く違う畑から社内公募してジョインし、大いに活躍しています。「次は新しい領域に挑戦したい」といったモチベーションの高い方は大歓迎ですね。 そもそも、ソフトウェアは論理で出来上がっているんです。上手くいかないことがあっても、仕組みが理解できれば大丈夫。たった1行のコードを変えれば、上手くいくことも多い世界ですから。

大きな挑戦を続ける御社ですが、課題を感じている部分はありますか

私からすれば、やはり社内のエンジニアのレベルはまだまだ伸びるはずです。我々は変革の中で、パートナーへ依頼していた開発体制から、内製化へとシフトし始めました。長期的に見れば、各プロジェクトのスピード感も上がりますし、何より、自社内に重要なノウハウをしっかり積み上げていけるからです。将来的には、社内のプロジェクトを全て内製化したいと考えています。 だからこそ、エンジニアには高い技術やプロジェクト遂行力が必要です。先ほど「今フルスタックでなくても良い」とは申しましたが、ゆくゆくはフルスタックエンジニアとして活躍してほしいというのが、私の思いです。 近年のITの世界を見渡すと、これらを全てモノにするのは難しいかもしれません。しかしその中で、国内外で多様なキャリアを積んできた私が力になれることも多いのではないかと自負しています。もちろん本人の努力は欠かせませんが、ぜひ気軽に頼っていただきたいですね。

最後に、今後御社をどんな組織にしていきたいですか

国内大手のSIerと肩を並べるくらいの大きな会社にしたいですね。 繰り返しになりますが、当社は現在「Change」をキーワードに中期の経営方針を固めており、会社を挙げて惜しみなく「Challenge」を続けていくつもりです。 このフェーズにはきっと、社員一人ひとりのチャレンジと成長があり、そして組織のチャレンジと成長がある。入社された方には、ご自身のキャリアアップを実感することはもちろん、組織の大きな発展も目の当たりにしてもらえるのではないでしょうか。