起業前の経歴や創業時の想いを教えてください
当初から、独立してビジネスをやりたいと考えていました。最初に入社した証券会社での仕事は面白く、自分に合っていると感じていましたが、起業のアイデアが固まった時点で退職しました。その後、事業を起こし、苦労して軌道に乗せましたが、34歳の時にもう一度だけ、今度はサービス産業にチャレンジしてみたいと思ったのです。グロービスのスクールを受講しつつ事業構想を練りました。ちょうどそのころ、山一證券や長銀の破綻などが相次ぎ、長らく続いた日本の終身雇用が崩壊し、組織も人も互いにコミットしなくなってきました。それまで米国の10分の1程度だった転職市場が、活気づいてきたのです。私も2度の起業を通して、自分のキャリアを真剣に考えました。そのとき、キャリアビジョンを共有し、相談に乗ってくれるエージェントは存在しませんでした。そこで、私のようにキャリアというものにこだわりがある人が他にもきっといるはずだと、このビジネスを始めたのです。
理想の会社像、御社のビジョンを語ってください
この仕事は長期間にわたって、個人・企業とお付き合いしていくものです。メンバーの方々が、充実感を得ながら仕事をしてくださるような環境づくりをしていきたいと思っています。私自身、大きな組織で色々と規制をかけながら管理ばかりの仕事は好きではないので、小さな組織でも自立した人たちが集まり、「優れたものを作りたい、あるいは少しずつでも良くして、卓越したサービスになるまで育てていきたい」という気持ちを共有していってくれたらと思っています。
中途入社の人に期待することは何ですか
個人の成長をサポートすることにやりがいを感じていただくことが大切です。そのような方であれば、当社で多くの機会をご提供できると思います。業界への興味を持ち、知識を深めて、チームメンバーと共有しながら伸びていただきたいと思っています。 人材業界は発展途上です。どんなキャリアが描けるのか不安に思われる方もあるかもしれませんが、可能性も多いです。ジョブ・マーケットのインフラ作りそのものにもやりがいを感じてくださる方であれば、その機会も多くあると思います。
休日の過ごし方について教えてください
体育会で硬式テニスをしていましたので、今も週に一度くらいはするようにしています。体育会といっても、当時は気になりませんでしたが、今は厳しい上下関係などには違和感を覚えます。ですから、会社組織もできるだけフラットに、お互いを尊重しあうような会社にしたいと思っています。 その他の時間は、家族と過ごしています。娘が二人いますので、みんなで近所を散歩したり、少し外出したりですね。