安全性と経済的合理性を両立。中古車フリマ事業で躍進するベンチャー企業
株式会社アラカン
IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP
田中 一榮
【創業の背景と事業内容】
私たちの会社は、中古車フリーマーケットサービス「カババ」を開発、提供しています。
代表の田中は、以前大手中古車販売会社の役員として勤務していました。役員就任時には町の小さな中古車店でしたが、事業成長に尽力し、その結果上場を果たし、業界において日本最大級の時価総額を持つ企業へ成長しました。
しかし、この成長の過程で、業界特有の3つの問題に気づきました。これらの問題を解決するには、単に会社を大きくし利益を追求するのではなく、業界の課題に焦点を当て、ゼロベースから新しいプロダクトを創造する必要があると考え、この思いから、アラカンを立ち上げ、中古車フリマサービス「カババ」を開始しました。
3つ課題とは、「ムリ」「ムダ」「ムラ」です。
激しい競争の中で業者が利益の最大化を追求するあまり、時には消費者にとって必ずしも利益にならない「ムリ」が生じ、また、日本の中古車は品質が世界トップクラスであるにも関わらず、売り手から買い手への流通過程で多くの業者が関与し、不必要な中間マージンが発生している「ムダ」があります。
さらに、車を購入する際の商談(=「ムラ」)の過程で高金利のローンや消費者にとってメリットの少ないオプションが提案されることがあります。これは消費者にとってはありがた迷惑なことが多く、業界全体の信頼性を損ねる原因となっています。
このような業界が抱える課題を構造的に解決するのが、中古車フリマサービス「カババ」です。
CtoC(顧客間取引)モデルにより、流通コストを大幅に削減し、さらに、商談なしでの車の購入が可能となり、インターネットを通じて情報の透明性を高めることで、消費者が不利益を受けることなく安心して取引できる仕組みを実現しました。また、車査定の専門家が、出品依頼をいただいた全てのオーナーと直接お会いして、車の鑑定をする仕組みを構築し、これにより、品質の担保が可能な、これまでにない新しいサービスを提供しています。
カババは急拡大中で、GMV(流通取引額)は、四半期平均150%成長、2023年12月単月は5億円を突破。顧客満足度も97%(※N=150)と高い評価を頂く事が出来ています。
このような実績と将来性を評価され、国内トップティアVCのジャフコ様やZ Venture Capital様からも投資を受けています。
33人
愛知県名古屋市中区栄3丁目7番13号 コスモ栄ビル7階