代表取締役　川端 大介氏

ご略歴をお教えください。

1987年生まれ、北海道札幌市出身です。子供の頃からプログラミングに興味を持ち、学生時代は60%ほどの時間をWebエンジニアのアルバイトに費やしました。その間、営業担当者のヒアリング力や提案力によって、エンジニアのハッピー・アンハッピーが決まると実感したのです。そこで、自らこうした力も身に付けておきたいと、当時コンサルティング型営業で最強と聞いていた大手外資系IT企業に、営業職として入社しました。その会社はすごい会社で、3年間尊敬できる先輩方に囲まれて、名だたる大手企業を担当できました。しかしながら営業した結果は、自分がエンジニアでもあっただけに「もっと簡単にできる」「自分でつくった方が早い」と、システム開発に対して感じることも少なくなかったのです。そこで、もう一度手を動かしたくなり、気質が合っていると感じた何社かのスタートアップの面接を受けました。その結果、いいと思えるところが何社かあり、絞り切れなかったのです。ならばと、その全部の会社と仕事ができるフリーランスの道を選ぶことにしました。 前職での経験を活かしつつ、お客様である中小企業の社長と直接やり取りしてヒアリングから納品まで担当できる環境に恵まれ、充実して仕事ができました。そんな自分の仕事を自分なりにスケールさせるには会社組織にする必要があると感じ、2015年11月、STOVEを設立したという経緯です。

御社を起業して実現できたこととは？

会社をつくって7年以上経ちましたが、深く入り込めているお客様が何社かできました。真面目に一生懸命仕事をする中で関係性を培えてきたことは、非常に大きな財産になっていると感じています。そして、メンバーのみんなにもこうした関係性を体験してほしいです。 仕事を通じてお客様から信頼してもらえると、お互いに心を開いて、とても仲良くなれます。そしてより重要なのは、仕事を通じてお客様への貢献と自分の成長を感じ、プロジェクトが完了した時に「いい仕事ができたね」と振り返れること。こうしたことを繰り返せるようになることが、当社の経営の基本であると考えています。 また、お客様との関わりが『CORE Framework』を開発したきっかけにもなっています。高速でプロトタイプをつくり、アジャイルにシステム開発を進めることで、お客様とのコミュニケーションの量と質が劇的に向上させることができる。これも、当社を設立して実現できたことですね。

川端さんの仕事観をお聞かせください。

前述の通り、一生懸命取り組むことを通じて、人との信頼関係をつくる場であると思います。経営者としては、社員を成長させる何よりの機会ですね。お客様のプロジェクトの成功に向けて没頭し、そんな様子をお客様に見てもらい、評価されることで成長実感が得られる。そして力を付けて、またお客様の成功に貢献できる。そんないいサイクルをつくっていけるものだと思います。 一方、私にとっては『CORE Framework』を開発する仕事は、ある意味趣味として没頭できるものでもあります。個人的には、この作業にもっと没頭したいと思っています。

社員に対して、御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。

会社がメンバーに提供できるのは、ビジネスパーソンとしてのスキルアップの機会や給料です。メンバー同士仲良く楽しくやっていくことも大事でしょうが、それ以上に個々人が成長し、さらに昇給していける機会を提供しなければダメだとの自覚はあります。経営者として、その環境づくりに最も力を入れていきます。例えばエンジニアは、一人で十人分の働きをするといったスーパーな存在がいるものです。ぜひそんな存在を目指せる環境をつくりたいですし、目指してほしいですね。 一方で、メンバーに対して思うのは、エンジニアや営業といった枠にとらわれることなく、一人のビジネスパーソンとしてどこででも通用する人材になってほしいということです。 当社では、そういった“総合力”を身に付けることを重視しています。ビジネスパーソンとしての価値を高めたい方には、いい環境ではないかと自負しています。かつ自由な環境でもあるので、成長の機会と自由にできる環境の両取りをしたい方は、ぜひアクセスしてください！

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

時間を見つけて行う『CORE Framework』のプログラミングは、仕事でもありますが、趣味としてピュアに楽しんでいます。以前はプラモデルが好きで、今もやりたいとは思いますが、それよりプログラミングの方が面白いですね。それと、グローバルに流行り始めている最新技術をチェックしたりもしています。あとは友人と飲みに行くことぐらいでしょうか。