CEO　臼田 聖司氏

ご略歴をお教えください。

学生時代に、アメリカで共同購入型クーポンサービスがスタートした時、まだ日本にはないこのサービスを始めようと起業を思い立ちました。ところが、会社を設立する1週間前に1社が参入し、設立した時は既に7社目という状況で、1カ月後には大手も数社が参入してきました。到底勝てないと半年ほどで売却し、ITコンサルティング会社に入社しました。1年近く働いた後、独立しオンデマンド印刷でスマートフォンのスキンシールをつくる会社を設立します。その仕事でアパレルブランドとコラボレーションし、そこからアパレルショップや飲食店の店舗内装やメニュー表等のデザイン業務にシフトしていき、Webサイト制作も頼まれるようになりました。クライアントに吸収される形で事業をバイアウトし、メンバーと共にその会社の社員として働き始めましたが、その後やりたいことの方向性が違ってきたので、再度独立することにしたのです。そうして、2018年5月に設立したのがswimmyです。

swimmyを設立した時、どのような会社にしようと考えましたか？

その前のデザイン会社はフリーランスの集まりという感じで、それぞれがいかに売上を上げるかということだけを考えて走っていました。しかし、新しい何かを打ち出していくにはそれなりのパワーが必要であり、個の力だけでは難しいと感じていたのです。そこで、事業譲渡のオファーに応じて組織に加わったわけですが、再度会社をつくる際は強いチーム力のある会社にしようと考えました。ですから、swimmyはメンバーが最大限力を発揮できるような組織力のある環境をつくることを目指しました。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

私は、ワンマンタイプの経営者では全くありません。メンバーが全力を出し切れる環境をつくることが自分の仕事だと思っています。ですから、メンバーにはそんな環境で思う存分活躍し、新しいものをつくり出すプロセスを楽しんでほしいと思っています。 当社は常に冒険している感じがしています。最初2人で始め、すぐ4名になり、そして4年後には10名になりました。設立当時からかなりレベルアップしていると思います。このプロセスを全員でつくり続けていきたいですね。 今後についても、3～5年後までに現在とは全く違うステージに上がっていくと思います。毎日同じ作業ばかりで飽きる、といったことはありません。その半面、大変なことも多いでしょうが、そうだからこそ楽しいのではないかと思っています。これから加わっていただく方に対しては、変化し続けたい、チャレンジし続けたいという方にはぴったりの会社だと思います。是非アクセスしてみてください。

臼田さんの仕事観をお聞かせください。

仕事は“人生のスパイス”として、ゲームや遊びのような楽しみの一つという感覚があります。仕事人間ではないので、週末は必ずプライベートの時間を楽しんでいますし。何事も、自分にとって楽しいかどうかが価値基準になっています。仕事では、業績をいかに上げるかを考えることも、実際に上げていくプロセスも楽しむようにしています。特に、リスクを取ってチャレンジし、ゲインに至るプロセスが面白いですね。そこにおいて大事にしているのは、チームで勝つこと。自分一人で勝っても楽しくありません。 日本のデザイン業界では、デザイナーが使い捨てにされるような風習があることを経験してきました。だからこそ、「こんなチームをつくり、こんな仕事をすることで、こんなに収益を上げることができ、デザイナーも豊かになれる」ということを体現させていきたいのです。こうしてデザイナーに豊かな生活を還元していくことも、自分の経営者としての楽しみの一つです。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

メスのゴールデン・レトリバーを飼っていて、休日は家族と散歩したり、旅行を楽しんでいます。また、サーフィンが好きで海の近くに自宅を構えました。あまりできてはいませんが、時間を見つけて楽しみたいと思っているところです。