「事業に合せて採用する」のではなく「一緒に働きたいと想える人を採用する」会社にとって適切な人を採用し続けて事業を創る
2020年に設立し、主に中小企業向けのマーケティング事業を展開する株式会社ALBONA。
クライアントの集客や販促のために「広告制作」「InstagramやTikTok、YouTube等のSNSメディア運営」「インフルエンサーマーケティング企画」等を行っている。
現在は従業員29名で、クライアントはD2Cメーカーや美容系サロン、住宅メーカー、弁護士事務所等、十数社ほど。
「総フォロワー40万人超えのSNSアカウントの運用」「インターンでも社員と同等の仕事を一任する」等、社員にとっては入社後すぐに大きな裁量を与えられ、手応えを実感できる環境だ。
創業からクライアント向けのマーケティングサービスを主軸に事業を拡大してきたが、新規事業として「C2C事業」をスタートさせた。今後はマーケティング支援の会社としてではなく、これまでのマーケティングノウハウを自社サービス、プロダクト開発を強めていき事業会社として会社を伸ばしていき、同社の事業の柱をどんどん増やしていくに育てていく予定だ。
代表取締役の野下滉貴氏によると、「結局、会社は人が居て成り立っている。本当にいいと思える人と巡り会えたら積極的に採用していく方針だ」とその言葉通り昨年から採用活動を本格的に開始し、1年で20名以上の採用をしている。大量採用だか、一切の妥協していないと言う。実際、同社には毎月300名~500名程度の応募が来るため採用される割合は0.5%以下。
「いい人が採用できればやってもらいたい仕事はいくらでもあるし、もしなければ創るだけ」と淡々と語るがその瞳には熱が籠もっていた。
採用後も常に野下氏が定期的に直接メンバーの相談に乗って、本人に最適な仕事内容を考えつつ、楽しく働くことで自然に成果が出るようにしている。その事例をご紹介しよう。
事例1)大学生インターンを登用した際、ちょうどインスタメディアで女性向け情報を発信する機会があった。彼女がちょうど好きなファッションブランドに関する情報であったため運用を一任した。完全未経験で0から起ち上げたアカウントは1人で運用して、1年でフォロワー3万人を超えるアカウントになった。
事例2)これまで転職を繰り返していたマーケティング未経験のメンバー。些細なことにも気配りができ、相手の気持ちを汲み取る能力の高いため、インフルエンサーPR企画の事業の起ち上げを一任した。半年後には本格的に事業部が出来上がり、チームが出来上がるまでに成長した。驚くのが、当時入社から3ヶ月目、右も左もわからない状況からスタートしたということだ。仕事には不慣れであっても、定期的な面談で方向性を示すことで、インフルエンサーとも上手くコミュニケーションを取って一緒にPR企画をつくって実施することができた。
事例3)大学生インターンとして広告担当者として活躍してもらっていたが、制作物をつくっていく過程で、ディレクション能力の高さに注目。広告担当者から離れて、現在は10以上のSNSアカウントを同時にディレクションに業務を集中し、新規事業の担当も並行して担っている。