代表取締役社長　前田茂昭氏

ご略歴をお教えください。

理系の大学院修士課程を修了後、外資系大手のハード／ソフトウェアベンダーに入社し、基幹系サーバーのメンテナンスを手掛けるエンジニアを務めました。 インストール部隊は別にいて、ハードエンジニアはもっぱら故障への対応がミッションだったのですが、自分が納品に携わっていない製品の故障を、しかも夜中や休日にも対応しなければならないことが自分にはどうも合いませんでした。同僚は、トラブルやバグがあると燃えるというタイプばかりで、自分はどうも違う。自分が手掛けて納品したものを評価されたいとの思いがあったのです。 転職を考えていた時に、パッと目に入ったのがティー・エムマーケティングというメディカル領域の市場調査会社の求人。その仕事内容はぼんやりながらも自分が求めていた「自分の納品物で評価される」「個人商店」というものでした。そこで転職を決め、16年間、リサーチャーとしての経験を積みました。 その間、会社がインテージに買収されてインテージヘルスケア（IHC）に名称変更し、私はクイックサーベイ室という簡易調査サービスを提供する新規事業部門を立ち上げたり、医家向けリサーチ部門の部長を務めました。そして、2020年にプラメドの社長に就任したという経緯です。

御社に赴任して、どういったことを実現させようと考えていますか？

私がIHC時代にリサーチャーとして、プラメドにフィールド業務を依頼していましたので、一緒に仕事をした仲間が何人もおり、プラメドを理解していたつもりでしたが、赴任して知らない部署や知らない人がたくさんいることも知りました。まずは全社員を理解することから始めましたが、コロナの渦中にあってリアルに接することがままならず、歯痒い思いをしていました。2年経った現在でも、なるべく機会をつくってコミュニケーションを深めていこうと思っています。 重要なミッションとしては、IHCからのフィールド業務の取引を維持しつつも、IHC以外の顧客を増やすこと。そして、日本のメディカル領域のマーケットリサーチにおけるフィールド業務を多く担うことで、メディカル領域のフィールドワーク全体の品質向上に寄与することと考えています。 当社には、「この領域ならこのドクターに聞くべき」という、その疾患領域や会員医師の特徴を捉えているメンバーがしっかり育っており、当社の業務品質は非常に高く、多くの業務を請け負うことで、メディカルリサーチ全体の品質が底上げできると信じているからです。それによって、個別化しつつある医療において、一人でも多くの人の幸せに繋がるような新薬の開発や既存薬の普及に貢献することができれば嬉しいですね。

前田さんの仕事観をお聞かせください。

生活していくために稼ぐ手段であるという面は大きいですが、そこにやりがいや楽しさは求めたい。それらは仕事を前向きにさせてくれるし、より成長させてくれると思っています。 あと、管理職に早くなりたいと思っていた時期はありました。上に立つ人間によって、メンバーのモチベーションや成長の度合いが様々であることから、少しでも良い影響を与えたいと思っていました。メンバーが成長する姿や笑顔を見れることは、結局は自分のモチベーションに繋がり、自分もさらに成長できると思っています。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

まずは、稼げる人になってほしい。稼げるとは、価値があるということだからです。そして、仕事は常に100点を取ってほしいとは言いませんが、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを上げてほしいと思います。その重要な要素は品質であり、そのためにも業務には誠実に取り組んでほしいと思っています。 また、人を育て、自らも成長し続ける人にもなってほしい。自分の業務に固執することなく、メンバーに任せて自分の時間をつくり、また新たな業務にチャレンジする。その繰り返しでメンバーも自らも成長できると思います。 求職者の方へのメッセージとしては、当社は一般には知られていませんが、これまでの豊富な経験によって、幅広い調査手法を持ち、メディカルリサーチではできないことはないと自負しています。医療に興味がある方は、最新の情報に触れることができるのはプラスの魅力ではないかと思います。そして、募集しているフロントエンドエンジニアによる画面作成は、回答しやすい画面の実現を通じて当社のサービス品質を支える重要な業務です。ぜひ一緒にこの領域のレベルを上げ、日本の医療に少しでも貢献していきましょう。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

人と集まって何かをすることが好きで、BBQしたり、飲みに行ったり、サッカーをしたりしています。特にサッカーは小学1年からほぼ40年間続けていて、現在は3つのチームに所属して週に1回はプレーしています。ハイライトは、中学で2回の東京都優勝、高校にはサッカー推薦で入りました。正月の全国大会を目指していましたが、東京都で3位が最高でした。（同年代の有名人は中田英寿さん） また、家族で旅行したり、小学6年生の娘と遊ぶことも休日の大きな楽しみです。