株式会社FreeStyle

今回の転職で、あなたはエンジニアとして何を求めているのだろうか。
…安定性だけを求めて組織の一員になるのか。
…孤高のハイパーエンジニアを目指すのか。
このどちらでもないと感じた方へ。

個々のスキルを高めるだけでなく、また組織の中に埋もれるのでもなく、長く尊重し合える仲間と出会い、自己実現を果たしていく。そのような企業の在り方を実現しているのが、株式会社FreeStyleだ。同社は、インフラエンジニアとして活躍してきたCEOの山本巧次郎氏によって2018年12月に設立された会社である。同社では、SES事業、プログラミングスクール事業、キャリアカウンセリング事業、イベント事業を展開しており、SES事業拡大のために正社員の増員を考えているところだ。

山本氏自身は二つの会社でインフラエンジニアとして研鑽を積み、独立後はフリーランスとして活躍した。FreeStyleの起業後も2年程はエンジニア業務を継続してきた。売上が拡大したことから、設立から2期を経て、2020年10月からは経営業務に専念するようになった。

山本氏になぜFreeStyleを設立したのか、話を伺ってみた。

「正社員として8～9年、フリーランスで3～4年間はエンジニアとして仕事してきましたが、ある時に自分自身がエンジニアとして、先端IT技術者として食べていけるのか考えるようになりました。それまでにSESの仕事で経験したことですが、働くためのモチベーションとして、社会や人への貢献性は大きな要素かと思います。しかし、誰に感謝されている仕事なのか分からない仕事もある。客先の人間関係に左右されたり、技術的には学べる環境なのに働く環境が良くない等、バランスの取れた状況というのは難しい。同世代の仲間が起業して上手く事業を展開している様子を見て、理想の環境を追い求めるなら、起業するしかないと考えたわけです」

社名にも、同社を起業した際の思いが込められている。すなわち「一人ひとりが、Free(自由)に選択権を持ち、自分だけのStyle(型)を創る」ということ。働き方でいえば、企業内で活躍し続けることも起業することも自由だし、ライスステージの変化によってフレキシブルに最適化していけば良い。自分なりのキャリア形成を図るために、アプリ開発しながらインフラの勉強をすることも可能だ。

代表自らが「これからの時代の働き方」を模索し続けている会社には、その姿勢に共感する仲間が自然に集まってくる。FreeStyleにはフリーで活躍していた方や、起業経験がある方、これから起業しようと考えている方、自分で事業を立ち上げてきた方等、才能溢れる人材が集まってきた。

中でもユニークなのは、自分でプログラミングスクールを事業化してきた人材で、子供向けにプログラミングを教えてきた人材が社員に加わったことだ。

「私達は、自分が得たスキルや経験を後輩達に伝え、還元していくこととは、社会への貢献であると考えています。そんな時に子供達にプログラミングを教えている人材と出会い、その様子を見学させてもらいました。この際に親御さんから話を聞いた上で、今後も社会のために必要な活動であると実感しました。是非私達が企業として支えていきたいと、事業の代表者として迎え入れて、当社で教育事業を展開することにしたのです」（山本氏）。

当初は小学生向けだったスクールだが、現在では中学・高校生まで対応している。子供達の成長に応じてサポートしていくのと同時に大人向けスクールも開講した。大人向けスクールでは、副業としてプログラミングの仕事をしてみたい方もいれば、IT業界で活躍しているが別分野を学びたい方もいる。女性の割合が大きく、職業も多彩であることは、全く想定していなかったそうだ。

なお「パソコンスクールで勉強しても、仕事で即戦力として使えるようになるわけではない」と山本氏は考えており、「3カ月で集中的に言語を学んで終わり」といった手法では指導していかないのが同社の方針である。“仕事で活かしたい”“自分の業務を効率化するシステムを作りたい”といった希望を叶えるため、継続的に相談できる体制であることがFreeStyleの付加価値であるという。この姿勢は、同社のメンバーである社員やパートナーに対しても同様だ。

スクールや講習会等「人に教える場所」を提供することは、高度なスキルと知識を持つエンジニアにとって新たな可能性を広げるチャンスとなる。知識を言語化して伝えるためには深い理解が必要であり、完全に理解していなかった部分を知ることにも繋がる。

自分の知識を伝えることで、成長にも繋がる。今回入社する方も、希望すれば将来的にIT講習会の開催も可能だ。

FreeStyleではこれまで主にリファラル採用を行ってきたが、SES事業拡大のために正社員を数十人規模へ増強していくために、広く人材を募ることにしている。どのような人材を求めているのかといえば、「共に学び、共に遊び、一人ひとりが輝き共創する世界を築く」というFreeStyleの掲げるミッション(使命、存在意義)に、共感してくれる人ということだ。

採用基準としては、スキルの高低よりもコミュニケーション能力を重視している。独学で何らかのITスキルを身に付けた程度の第二新卒の方も歓迎している。入社する方の希望や経験に応じて、プログラミングスクール事業のリーダーが直接指導したり、お付き合いのある教育・研修機関での外部研修を受講することも想定している。

なお、同社の取引先においても「共に成長する関係性」であり、山本氏が以前働いていた会社の先輩や仲間と、仕事上でも良きパートナーシップを結んでいる。もしも、今回、同社に新たな社員が入社して、スキル的に心配があった場合には、こういった「信頼し合える仲間」のいる案件への配属を考えているそうだ。

働き方としては、基本的にバーチャルオフィスのため本社へ出社（帰社）することはない。プロジェクトごとにクライアント次第で「フルリモートワーク」「客先に週数回出社、あとはリモートワーク」等と勤務スタイルは異なっている。「自宅で仕事をするのが難しい」という方には自宅近くにコワーキングスペースを借りる等の支援を行うことも考えている。

社員に対しては「会社に縛られる関係である必要はなく、仕事もプライベートも豊かになってほしい。そのために継続的にサポートしていきたい」と山本氏は言っている。彼自身は最近二人目の子供が生まれて、フルリモートで自分の部屋で仕事をしていることが良い部分も、そうでないこともあるそうだ。

誕生日には個々人に合わせてプレゼントを贈ったり、結婚等の慶事にはお祝い金を出したり、「自分がやってもらって嬉しかったことを、社員にもやってあげたい」と話す山本氏。心強い先輩の下で長くIT業界で活躍していきたいなら、FreeStyleで話を聞いてみてはいかがだろうか。