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インタビュー画像利根川 裕太氏 NPO法人みんなのコード 代表理事 大学卒業後、都市デベロッパーに入社。予算部門や営業部門を経験した後、IT系ベンチャーを共同創業者として立ち上げから参画。エンジニア職に転向し、技術責任者として事業成長を支える。2015年にみんなのコードを設立。代表理事として公教育におけるテクノロジー教育の支援に力を注いでいる。

みんなのコードを立ち上げたきっかけは何ですか?

前職でエンジニアをしていた時、エンジニアと非エンジニアのカルチャーの分断を埋めたいと思ったのがきっかけです。そこで、非エンジニア向けにSQLやプログラミングの入門講座を開いていました。その活動の延長線上で、子ども向けのプログラミング教育のワークショップを開催したのです。その時の子ども達の反応がとても良くて。簡単なものですが、自分がプログラミングしたものが動くのが本当に楽しそうなんです。これはきちんとやるべきテーマかもしれないと思い、プログラミング教育について状況を調査し始めました。 その時、民間の塾の形でプログラミング教育を始めている事業者はあったのですが、学校教育を支援する団体は見当たりませんでした。アメリカのCode.orgが非営利法人で公教育を支援しているモデルを見て、日本では公教育でのプログラミング教育を支えるNPOがなかったので、インパクトを出せるのではないかと考えたからです。 また始めて見ると、学校教育では、非営利であることが強みになると考えました。企業では、利益の見込めない領域はどうしても切り捨てなければなりません。そのため、全ての子ども達を対象にすることが非常に難しいと判断したからです。

みんなのコードには、どのようなカルチャーが根付いていますか?

「多様性を強みにする」というバリューを置いており、多様な視点から生まれたアイデアや意見をおろそかにしないところです。様々なバックボーンを持つメンバーが互いの意見を吸収し合いながら質の高いサービス・支援を模索する風土があります。 例えば、『プログル』は日本語を母国語にしている子どもを対象に開発していますが、教育現場には日本語以外を母国語にしている子もおり、そのような子ども達でもプログラミングを習得できるよう、現在改良を加えているところです。このアイデアも、地域のボランティア活動をしているメンバーが、営業をする中で気付いた課題がきっかけでした。 もう一つは、何が正解なのかを考え続けるカルチャーです。「全ての子ども達」の「全て」とは誰を指すのか等、曖昧なままにしてはいけないことがあれば、答えを模索し続けることができます。こういった考えるクセがあるから新しいアイデアの種を見つけることができ、多様性を強みにするカルチャーの中で、そのアイデアを育てていけるのだと思っています。

メンバーに対する思いや期待することについて教えてください。

みんなのコードは、私の夢を叶えるためだけの箱ではなく、社会起業家や政策起業家を生み出すNPOでありたいと思っています。政策起業家とは近年、注目度の上がっている考え方で、従来政治家・官僚が行ってきた社会制度やルールを作りを事業を行う当事者が政治・行政と連携しながら作るプレイヤーをさします。 みんなのコードの領域を拡張する形で、“社会はこうあるべき”という種を見出し、発芽させて、育てられる人材を輩出できるよう、メンバーには必要な機会と成長できる環境を提供していきたいです。 そうなるためにも、「社会を良きものにしたい」、「社会を良きものにできる力を持ちたい」、そういう思いを持った人を「横で支え、伸ばしていきたい」という人達が集う組織でありたいとも思っています。

利根川さんの仕事観を教えてください。

仕事観とは少し違うかもしれませんが、私は日本の公教育におけるテクノロジー分野に関わる仕事を30年やると決めています。それだけ魅力的な仕事だと感じているからです。 30年という時間を、3年で解決できる問題に10の領域で挑むよりも、30年かかる問題と向き合い、3年ごとに一つの課題を解決して、より難易度の高い課題に挑むことを繰り返した方が解き応えもあるし、世の中に対するインパクトも大きなものになると思うのです。 日本の公教育を変えていくのは、本当に大変なことですが、だからこそ面白いのだと感じています。それに、この世界は信頼がとても大切で、みんなのコードを設立してから少しずつ築き上げてきた多くの人との信頼関係を放り出してしまうのも、もったいないですからね。

応募者へのメッセージをお願いします。

私は採用に時間をかけています。スカウトメールはリストのピックアップから文面の作成まで、一つひとつ私自身が行っています。 面接も一次から私が対応します。新しく加わってくれるメンバーに入社後、後悔してもらいたくはないからです。だから、みなさんも素直な気持ちで、気軽に話をしに来てくれるとありがたいですね。 それから、NPO法人というと、働く場所として特殊な印象を持つかもしれませんが、民間企業で働くのとほとんど変わりません。その点は心配する必要はないと思っています。

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