GMOブランドセキュリティ株式会社

GMOブランドセキュリティは、インターネット空間における企業ブランドのリスクを扱う「ブランドセキュリティ」という領域を、自ら定義し、形成してきた企業です。
SNSのなりすまし、検索結果での風評表示、偽サイト、フィッシングページの出現、そして生成AIによる偽情報の拡散など──企業の“信用”や“レピュテーション”に関わるリスクは、日々多様化しています。

こうした状況に対し、私たちは「商標を守る」という従来の発想を超え、ドメイン、SNS、検索結果といった“企業の外側”に存在する課題を、技術と運用の力で先回りして対応するという考え方を提示しました。
この一連のアプローチを、私たちは「ブランドセキュリティ」と呼び、その実践と普及に継続的に取り組んでいます。

提供するプロダクトでは、ブランドに関連するキーワードやアカウント、ドメインを対象に、モニタリング、リスク検知、通知、対応支援までを一貫して実現します。
国内外の大手企業、金融機関、メーカーなど幅広い導入実績があり、日々の運用と改善を通じて、技術的な信頼性と社会的な意義の両立を目指しています。

現在はAIや自然言語処理を活用し、リスク判定や分析の高度化、自動化にも取り組んでいます。
たとえば、風評につながる投稿の文脈解析や、不審なドメイン名の意味推定など、人の判断に近いロジックを技術によって構築しています。

開発では、Python、TypeScript、Goなどの言語を用い、ReactやVueによるフロントエンド、AWSやGCPによるクラウドインフラ、Terraform、Docker、Kubernetesなどを活用したモダンな構成を採用。
CI/CDや自動テスト、監視基盤の整備も進んでおり、堅実な運用とスピードを両立できる仕組みを整えています。

エンジニアは企画段階からプロダクト開発に関わっており、単なる実装者ではなく、価値設計の担い手としての役割を期待されています。
ユーザー課題の抽出やUI/UX設計にも自然と踏み込める文化があり、職能を越えて自律的に動くことができる環境です。

また、組織としても、確立された型に頼らず、自分たちで必要な形を考え、実装していくことを重視しています。
私たちは、整いすぎた環境ではなく、“つくる余地がある現場”におもしろさを感じる方と一緒に、チームを進化させていきたいと考えています。

AIの進化により、エンジニアという職種や役割そのものも、今後大きく変わっていきます。
私たちは、こうした時代においても「技術を通じて社会課題に向き合うこと」「信頼を形にすること」に価値を見出し、事業と組織をつくり続けていきます。

プロダクトも、組織も、答えのない問いを抱えています。
その問いに対し、自分なりの解を探しながら手を動かしたい方と、これからの「ブランドセキュリティ」を一緒に広げていけることを願っています。