ミッション=「スキマ時間を価値に変える」を目指すスタートアップ
「スキマ時間を価値に変える」をビジョンに、2019年1月に設立された同社。
総合人材企業として人材派遣サービス「テンプスタッフ」や転職サービス「doda」などを運営するパーソルグループと、クラウドソーシングサービス「Lancers」などを運営しているランサーズのジョイントベンチャーだ。
現在、「誰でも、もう少し働いて、もう少し豊かな人生を歩める」1日単位〜長期の仕事プラットフォームサービスを展開中。
柔軟な働き方を望む個人と、必要な時に必要な分だけ人材を活用したい企業をつなぐことを推進している。
個人の就業後は、個人・企業が互いの評価を登録し、その評価の蓄積が双方の信頼となり、次の仕事紹介や人材採用へつながっていく仕組みを創出。
テクノロジーの力で、会社という組織にとらわれない今までにはない新しい働き方を実現させ、今までのフリーランスのような「○月○日だけ、働きたい」という働き方を、誰もが選択できるような未来を実現させたいという想いを持っている会社だ。
この新しい領域の市場規模は、3,000億円以上!新しいビジネスチャンスが広がっている。
そして国内市場の成長が進む中、シェアフルもその勢いを大きく伸ばしている。
2021年5月時点で、アプリダウンロード数は約65万、法人登録数は約7500社、ユーザー数は70万人。さらに2021年は飛躍の年として、前年比200%以上の成長を目指している。
人材分野のノウハウ×プラットフォームサービスの知見を有する、ジョイントベンチャーならではの強み
シェアフルが参入するこの新しい分野では、マッチングシステムと人事システムという、性質の異なるふたつを法律に基づいて作り切る必要がある。
決して参入障壁の低くないこの領域で、シェアフルは主に2つの強みを活かして事業推進している。
【グループアセット】
業務委託、派遣、アルバイトなど、様々な雇用形態を扱うこの分野で事業展開するには、労働法など労務領域の知識が不可欠。
シェアフルはパーソルホールディングスのグループ会社として、パーソルがこれまで培ってきた豊富な人材領域の知見をサービスへ反映させることで、サービス拡充をスピーディに進めることができている。
また、単発雇用の領域で非常に重要なユーザーへの給与即払いを実現・維持させるため、サービス提供企業はユーザーへの給与支払いを一時的に代行する必要がある。そのためには資金的な体力が不可欠だが、これはどの企業でも有しているものではない。
パーソルグループであるシェアフルだからこそ、この仕組みを継続できている。
【技術力の高い開発チーム】
社員の半数を占める開発チームは、正社員・業務委託ともに高い技術力を有したメンバーで構成されている。有名なTech系企業出身者も複数在籍しており、競合他社と同様のシステムを半分の期間で構築した実績などがある。
答えのない世界で挑戦しているからこそ、誰もが忖度無しで意見を言い合える(もちろんお互いへのリスペクトが前提)。
経営陣とメンバーとの距離は非常に近い。
シェアフルは「誰が言うかよりも何を言うか」を重視しており、事業をよくするためであれば役職は関係ないと考えているようだ。温かさがあり、意志ある人を後押しする前向きな組織であると感じる。
働き方・雇用のあり方をもっと自由に。個人と企業の負を解消するシェアフルのミッション
代表取締役である大友(おおとも)氏は、インテリジェンス(現パーソルホールディングス)に在籍していた10年以上前から「個人の経験・スキル・ノウハウや時間を、本業とは別軸で活かせるようにできないか」という考えをもっていたとのこと。
当時から「スキマ時間のマッチング」をビジネス化できないか模索していたものの、まだ社会的なニーズが顕在化していなかったこともあり、事業化には至っていなかった。
昨今、大企業の中でも副業が解禁されはじめるなど、柔軟な働き方を望む個人の増加は進む。しかし、エンジニアやデザイナーの仕事や作業系の仕事など、短時間・短期間の仕事の種類は限られており、上記のような声には応えられないことが多い。
パーソルとランサーズが資本提携を行うタイミングで、両者の知見をいかした事業をおこすことを決め、シェアフルが誕生した。
前述した個人側の負だけではなく、シェアフルのプロダクトは企業の負を解消することにも貢献している。
企業がアルバイトや派遣社員などを雇用する際、「バイトが当日突然欠席してしまう」「派遣会社へ高い手数料を支払わなくてはならない」という課題が発生しやすくある。
同社プラットフォームは「急な欠員をすぐに補充できる」「従来派遣会社がアナログで行っていた派遣スタッフのマッチングをオンラインで完結でき、低コストで人材確保できる」といった価値提供が可能。
個人と企業、双方の負を解消しながら、ミッション実現に向け邁進していく注目企業である。
「1日で入れて1日で抜けられる組織」ミッションにあわせた組織体制の構築を目指す
ジョイントベンチャーであるシェアフルは、パーソルグループに登録している850万人以上の個人の方と、32,000社以上の企業の方の情報や、ランサーズのテクノロジードリブンなオンラインマッチングビジネスの知見を存分に活かして、新しいビジネスを創っている。
大企業の中でいかにイノベーション事業を育て、大きくしていくか。
「どういう組織文化を持ち、どういう制度を創っていくか。既存の常識にとらわれず、総合職も専門職も正当な評価を受けてイキイキと働ける組織をつくりたい」そう語る。
「あのプロジェクトにいたんだ」と業界中から認識され、関わるメンバー全員が業界に名を残し、語り継がれるオールスターチーム。それがシェアフルの目指す組織像である。
その一環として、まずは、プロダクトの叶えたい価値と組織のバリューを一致させることを目指している。
現状は、サービスと同じく「1日で入れて1日で抜けられる組織」を目指しているとのこと。
今もすでに約90名のメンバーが在籍している同社だが、半数は正社員以外の雇用形態をとっているメンバー。
社員、業務委託、といった2軸だけの働き方を超え、メンバー個々が希望する働き方に合わせて会社が最適な契約形態を柔軟にプランニングし、組織と個人が対等な関係であることと、とにかくプロジェクトに入りやすい環境を整えることを重視しているようだ。
状況に応じて積極的に外部人材を活用し、その時々で柔軟に形を変える組織がシェアフルの推奨するチームである。
■■働く環境■■
〇スキルアップ支援
・副業OK
〇働きやすさ
・フレックス制度
・年次有給休暇
・夏季休暇(5日間)
・年末年始休暇(5日間)
・慶弔休暇
〇安心して働ける環境づくり
・在宅手当
・育休、産休
・子の看護休暇
・介護休暇
◯キャリア支援
・パーソルグループ間の公募制度「キャリアチャレンジ制度」
◯その他
表彰制度