株式会社 ZenmuTech 「Open Security」という新たな分野を確立し、日本発の技術で世界にイノベーションを興す企業
サーバーサイドエンジニア
【サーバーサイドエンジニア】自社SaaSプロダクト開発~独自技術で注目のセキュリティベンチャー~
企業について 従来の暗号化とは概念が異なる、データを無意味化するセキュリティ 同社は情報セキュリティソリューション『ZENMU(ゼンム)』を開発・提供する企業だ。
独自の秘密分散技術で、ユーザーが意識することなく安全を享受できるインフラストラクチャーを提供している。
東京・銀座にある株式会社ZenmuTech(ゼンムテック)は、データの“無意味化ソリューション”を開発・提供する会社だ。革新的な技術力とオープンイノベーションによる創造力で、「情報の安全」に貢献している。 【事業内容】 1. セキュリティソリューションの開発・販売 2. シンクライアント用制御ソフトウェア・OSの開発・販売 3. 上記に付随するコンサルティングの提供 主力プロダクトの『ZENMU』シリーズは、「情報漏洩は防げない」ことを前提に、「守らずに情報漏洩を防ぐ」という逆転の発想で生み出された。その特徴は三つで、一つは自社開発の4製品&エンジン、二つ目はSaaSベースのサブスクリプションビジネス、三つ目は10製品以上にエンジンをOEM提供していること。これらの強みを武器にグローバル展開を目指す。 2014年3月に株式会社シンクライアント・ソリューション総合研究所として設立されたZenmuTechは、2015年8月に『ZENMU for PC』の前身となる『PASERI for PC』をリリースした。2017年からは現社名となり、製品ブランドも『PASERI』から『ZENMU』に改めた。 『ZENMU』の卓越したテクノロジーは受賞歴にも現れている。2018年には第3回「JEITAベンチャー賞」(JEITA:電子情報技術産業協会)を受賞。2019年には産総研(産業技術総合研究所)と協同投稿した「秘密分散」に関する論文が、情報セキュリティアプリケーションに関する国際学会「WISA2019」で「Best Paper Premium Award」(最優秀論文賞に相当)を受賞している。 行政との連携にも取り組み、産総研との共同研究のほか、内閣府「戦略的イノベーションプログラム(SIP)」にも参画している。
AONT方式による秘密分散と秘匿計算による、データの無意味化技術 強みは、情報を意味のないデータに変換した上で複数に分割(無意味化)する技術と、情報を秘匿化したまま計算可能な“秘匿計算ソリューション”。
テレワークが増えセキュリティの問題が叫ばれる中、導入のしやすさと確かな効果から引き合いが急増している。
『ZENMU』シリーズは4製品(『ZENMU Virtual Desktop』/『ZENMU for PC』/『ZENMU for Meister』/『ZENMU for Delivery』)あり、そのほか『ZENMU Engine』を開発・提供している。また、シンクライアント系事業として、仮想デスクトップが抱える問題を解決するUSBデバイス接続ソリューション『VUMS』や、組み込み機器用OSのカスタマイズ等も展開する。 ZenmuTechのコア事業は、秘密分散事業と秘匿計算事業だ。“秘密分散”とは「n個の分散片のうちk個揃わなければ、元の情報を復元できない符号化手法」。暗号化と異なり鍵が不要で、分散片が足りないと復号できない。また“秘匿計算”とは、「情報を秘密にしたまま計算する手法」で、利用者の情報を復号せずに結果を得ることができ、入力から出力まで一気通貫して情報を守る。 ZenmuTechの秘密分散は、「AONT(All Or Nothing Transform)」方式による。元データに対してある演算をかけ、元データとほぼ同じ大きさの出力データを得る。出力データの全てのビットが揃っていれば容易に元データに復元できるが、一部でも欠けると元データへの復元はできない。『ZENMU』はAONT方式を採用し、性能面の強化やファイルシステムへの適用等により、独自性を発揮している。 『ZENMU』のコア技術には、以下のようなものがある。まず、分散片はいくつでも可能で、分散割合も任意に設定できる。分散片の最小サイズは32バイトと小さく、分散後のデータ量は元データの1.2倍以下となっている。また、バックアップ・ロールバックによる可用性も持たせている。これらのコア技術は特許出願済みで、安全性証明も済んでいる。 コロナ禍でテレワークが増え、セキュリティ上のリスクや、VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ)の導入ニーズが増えた。しかし、シンクライアントの大規模な導入はコスト面から難しい。また、電源OFF時/オフライン時はセキュリティが確保されない場合もある。『ZENMU』は初期費用0円、月額780円(税抜)から利用でき、オフライン環境でも利用可能。今後も製品の高付加価値化に取り組み、さらなる業績拡大を目指す。
他社による模倣が難しい高度な技能を、マンツーマンで習得可能 産総研等との共同研究や大手企業との業務提携等も積極的に進め、グローバルでのサービス展開を目指す。
Windows全般やセキュリティ(暗号化、情報漏洩対策)に関する一定の知識・経験がある人を募集している。
2021年2月時点の従業員数は21名で、開発が12名、営業が6名、管理が3名という構成。今回の採用はセールスエンジニアを想定しており、製品の紹介・提案やデモの実施、顧客要件の確認・対応、PoC(Proof of Concept:概念実証)の実施支援と進捗確認等に当たる。応募条件は、Windows全般やセキュリティ(暗号化、情報漏洩対策)に関する一定の知識・経験があること。クラウド、クライアント仮想化、認証連携等の知識・経験があれば歓迎される。 この分野の技術者は稀少であり、高度な知識やスキルを身に付けることで、エンジニアとしての価値を高めることができる。ZenmuTechのテクノロジーは、競合による模倣が難しいものが多い。ブロック単位での秘密分散ファイルシステムには、秘密分散への理解に加え、よりOSに近い処理が必要となるからだ。 そもそも、秘密分散技術そのものを理解するための“バイブル”は存在しない。さらに、秘密分散技術を事業化する着想と、それを具現化するのに必要な技術要素の組み合わせも、ZenmuTechならではの特徴だ。 また、OSに近いカーネル・ドライバー処理周りはエンジニアリング情報も少なく、すぐにブルースクリーンになる等、極めて繊細なエンジニアリングスキルが求められる。コントロールも自分達自身で行う必要があり、例えばエラー処理やファイルポインタ等についても、その基礎から理解しておくことが求められる。 ドライバー周りについても技術的な参考書は少なく、エンジニアの力量に拠るところが大きい。そのため、当該分野で一人前になるには10年ほどかかる。ZenmuTechには各種OSやカーネル・ドライバーに精通したエンジニアが在籍し、直接指導を受けることができる。 FinTechやIoTの普及等、データやネットワークのセキュリティがますます重要になる現在、Open Securityという新たな分野を確立し、世界に挑戦するZenmuTech。セキュリティと利便性が両立する社会を実現するため、日本唯一、いや世界唯一の製品・ソリューションづくりに取り組める環境だ。
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企業情報
会社名
株式会社 ZenmuTech
業界
IT/Web・通信・インターネット系 >
インターネット/Webサービス・ASP
IT/Web・通信・インターネット系 >
ソフトウェア/パッケージベンダ
IT/Web・通信・インターネット系 >
ITコンサルティング
企業の特徴
資本金
1億円
設立年月
2014年03月
代表者氏名
代表取締役社長 田口善一
事業内容
私たちZenmuTechは、「情報漏洩は防げない」ことを前提に、 守らずに情報漏洩を防ぐという発想の転換で、意識せずにセキュリティを享受できるZENMUを開発しました。 【秘密分散ソリューション“ZENMU(ゼンム)”】 ZenmuTechが提供する、独自の秘密分散技術を基にしたセキュリティソリューション。 ニューノーマル時代に急増した、リモートワーク。 これまでのセキュリティは、VDI(仮想デスクトップ)が優位でしたが、導入コストやパフォーマンスの観点から、「セキュアFAT」が注目されています。 ZENMUの秘密分散技術により、ユーザーが意識せずに安全を享受できるインフラストラクチャや 情報を意味の無いデータに変換した上で、複数に分割(無意味化)し、分散補完をすることで、情報漏洩をなくします。 【情報を秘匿化したまま計算可能な“秘匿計算ソリューション”】 データを入力から出力するまで、復号することなく処理が可能になる技術です。
株式公開(証券取引所)
非上場
従業員数
21人
本社所在地
東京都中央区銀座8-17-5 THE HUB 銀座OCT804
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