【創業者 青木】愛知県の建設会社の長男として生まれ、幼少の頃より建機が身近にある環境で育つ。東日本大震災をきっかけに起業を決意。2014年にSORABITO株式会社を創業。国内最大級のスタートアップピッチコンテストIVS Fall 2016優勝。

SORABITO創業の背景について教えてください。

SORABITO創業のきっかけは、東日本大震災でした。 あの時、私は中山さん（現取締役本部長）を含めた仲間たちと、起業準備を進めていました。しかし、いよいよ本格始動というタイミングで震災が起こりました。被災した仲間や周囲の人々を前に、「今困っている人のために何ができるか」を最優先に考え、起業を一時中断し、実家のある愛知に戻り、復興に貢献できないか試行錯誤していました。 試行錯誤の中で、被災地で建設機械が不足していることを知り、実家の資材や機材、トラックなどを寄付しました。その後、大量の建設機械・重機を仕入れることができ、コマツのOBの方々と一緒に、整備した機械を東北をはじめ全国の必要としている方々へ届けたり、インターネットを使って買取・販売を始めました。 その後、建設機械・重機の買取、整備、販売、物流を事業の中心に据え、自ら建機を運んだりしていました。お客様と直接お会いし、機械を提供した時に立ち話をする中で、「なぜこの機械を求めているのか」といった背景や課題を直接聞くことができ、それが新たな発見になりました。 同じ時期に建機売買と並行してIT関連の事業も手掛けていました。そんな中で、建機レンタル会社のキナンさんからITツールの活用や業務課題について相談を受け、その支援をきっかけにITを活用した建機レンタル業務に特化したサービスを立ち上げていこうと決意しました。 建機レンタル会社や建設会社、メーカーなど、多くの業界関係者と交流する中で、建設機械・重機を含む「はたらく機械」が世の中を明るくする大きな可能性を秘めていると実感しました。また、実家で数十台の建機を保有・レンタルし、現場の生産性向上に貢献していた様子を見ていたことも、大きな原動力になりました。 これらの経験と「この業界で自分ができることをとことん追求しよう！」という強い想いを胸に、SORABITOを創業しました。

SORABITOの名前の由来を教えてください。

宇宙の「ソラ」、人の「ヒト」　の２つの言葉が合わさった言葉です。 まずは、「ソラ」について。 SORABITOのミッションである「世界中の明日をつくる」に想いを込めているのですが、創業前から一過性のサービスではなく、将来的にインフラになるような、長く使われる恒久的なものを作りたいという想いがありました。その中で「一番長い時間の単位って？」と考えた時に、過去・現在・未来という時間と上下前後左右という空間の広がりを合わせた「宇宙」という言葉以上に、長い時間軸を表すものはないかなと思いました。 つぎに、「ヒト」について。 私は人の気持ちを理解した、人が幸せになっていくサービスを作りたいと思っていますし、こうしたサービスを作るのも人なので、社内外を問わず人とのコミュニケーションを大事にしたいと思っています。 人無しでは成長できないし、人無では新しい価値も生まれせん。 こうした人との繋がりを大切にしていきたいという想いから、「人」という言葉も含まれています。 「宇宙」と「人」を繋げると「宇宙人」のなるのですが、 宇宙にロケットを打ち上げるという意味でローンチという言葉がありますよね。一方で、ローンチってサービスを立ち上げる際にも使うじゃないですか！ なので、SORABITOには「事業を立ち上げる人」という意味も込めています。

大事にしていることを教えてください。

その瞬間だけ一時的に寄り添うのではなく、価値観を共有し、長い時間を顧客と一緒に歩む覚悟で、常に誠実に取り組むことですね。 私は、創業初期から目の前の困っている人の課題解決をするという視点で事業開発をしてきました。そこはずっとブレていなくて、誠心誠意取り組んできたと自負しています。だからこそ、今、顧客の描く未来にも関わらせていただける信頼関係に繋がっていると思っています。 人に寄り添い、何事にも誠実に取り組むことはとても大事にしています。

SORABITOのメンバーへの想いを聞かせてください。

人に寄り添い、誠実に物事に取り組むことを大事にしているメンバーが集まってきていると感じます。 SORABITOは、そんなメンバーの想いや強みが活かせる場所でありたいなと思っています。だからこそ、メンバー一人ひとりの挑戦を心から応援していて、一歩を踏み出すことをサポートしていきたいと思っています！ 皆で成長していく「仲間」という意識を持って、これから先の未来を創造していきたいです。