株式会社ベアーズ

「家事代行」という言葉を世の中に広めたパイオニア企業、株式会社ベアーズ。「家事代行サービス」とは、徹底した教育・研修を受けたスタッフが依頼のあったお客様の元を訪問し、掃除・洗濯・買い物・料理・子どもの送迎など、あらゆる家事を代わりに行なうサービスです。家事代行サービスに代表される家事支援サービスは、政府が成長戦略の核として推し進める「女性の社会進出」を促進する産業として注目されており、ここ数年非常に高い産業成長率を見せています。

『お客さま感動度120％への飽くなき追求』

ベアーズが大切にしているマインドです。お客様に心からのサービスを届けることはもちろん、その原動力となるスタッフにも心からの思いやりを持って接する。すべての「縁」が私たちにとって大切なことです。その姿勢を崩さずに歩み、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせたサービスの提案や、サービスクオリティを保つための徹底したスタッフ教育を実践。現在全国各地5200人のスタッフが活躍し、「定期契約90％以上」という信頼を得ています。累計では190万件のサービス実績を積み重ねてきました。

1999年、ベアーズは業界のフロンティアとして「家事代行サービス会社」としてスタートします。2003年に成立した「次世代育成支援対策推進法」によるワークライフバランス意識が社会的に高まる中、2006年には家事代行法人会員サービスをスタート。高まるニーズを追い風に、国内大手セキュリティ企業、世界的ガイドブックで最高級となる五つ星を獲得したホテル、国内大手百貨店、大手コンビニエンスストアなど数々の企業との業務提携を実現し、事業を着実に強化していきます。

2009年には、即日対応の家事代行サービス「ベアーズエクスプレス」をスタート。その後も、ライフスタイルの多様化に合わせて、介護支援や一人暮らし向け家事代行サービス、対面型店舗のオープンなど、次々に新規事業を展開していきます。2017年には「家事代行サービス認証事業者」の第1号認証を取得。『家事代行サービス』のトップランナーとして、今もなお走り続けているのが私たちベアーズです。

ベアーズを創業した代表取締役社長の髙橋。創業のきっかけは、香港に住んでいた時に体験にあると言います。夫婦で商社勤務をしていた髙橋のもとに、第1子が誕生します。夫婦共働きを続けるために雇ったフィリピン人のメイドが、家事全般はもとより育児までをしっかりと担ってくれた。そのおかげで、夫婦共働きを継続できたのです。当時の香港政府は自主独立を保つために「女性たちの活力」を重視していたといいます。女性がライフイベントを通して活躍できる社会を実現するためにフィリピンから多数のメイドを受け入れることで、継続して働いていく環境・文化が実現したのです。

その後、帰国した髙橋夫妻には第2子が誕生します。しかし、日本には香港と同様のメイドサービスがなく、子育てと仕事に全力で取り組むハードな日々に、段々と妻が疲弊するように。香港時代とは別人のように疲れ果てた妻の姿を見て、髙橋は起業を決意します。いわゆる「家政婦」のような形ではなく、もっと気軽に家事のサポートを求めている人がいる。髙橋は香港時代の経験から、そう思ったのです。

少子高齢化に向かう日本では、今後、労働者が減少することで女性の社会進出が急速に進んでいくでしょう。女性が活躍する社会を実現するためには、女性を「家事」から解放し、働きやすい環境を整備する必要があります。
日本人のなかにある「家事は主婦の仕事」という考え方や概念を変えたい。家事を他人に代わってもらうことに罪悪感や抵抗感がない世の中をつくり、『新しい暮らしのインフラ』として誰もが気軽に利用できる文化を創っていきたい。そう、私たちは考えています。

ベアーズでは、社員それぞれ描く「夢」を普通に語り合える環境を作りたいと思っています。入社するみなさん、どんどん自分の夢を語ってください。自分の夢を実現するために会社の夢を叶えるお手伝いをしてほしいですし、会社の夢が叶うことで自分の夢にも近づいていきます。

そのため、人事考課の際には「キャリアプラン」ではなく『ライフプラン』を作成するように取り組んでいます。例えば、今から5年後までの人生のプランを想い描き、アウトプットする。「来年はリーダーになり、再来年はプロジェクトを立ち上げて……」ではなく、「付き合ってもうすぐ1年になる彼女と来年には一緒に住み、再来年には結婚して、3年後には子どもが生まれ……5年後には、マイホームを購入したい」など、これから生活をおくっていく上で、いま思い描いているご自身の未来予想図を書いてほしいのです。

具体的な目的をアウトプットすることで、「プランを実現する収入を得るためには、5年後までにここまで役職を上げていく必要がある。そのために、まずは1年後までこんなことを頑張っていこう」と、夢に向かうステージを逆算しながら、どんな風に組織で力を発揮すれば良いかを考えることができます。

キャリアは「夢」という目的のための手段に過ぎません。先に目的を設定すれば、おのずと今やるべきことは見えていきます。もちろん、夢は5年縛りという限りは無いですから、どんどん大きな夢を語ってほしい。大きな夢が大きな成長につながります。ベアーズは「愛」と「感謝」の気持ちを持って、すべてのメンバーと夢を育み合える関係になれたらと思っています。