株式会社ブックルックチーム

「１人１人が活躍できる場を提供したい」
そう語るのは、株式会社ブックルックチーム 代表取締役 小山内裕です。

IT人材不足は、企業がIT投資を通じて競争力を高める上で大きな障壁となっています。
IT投資は単なる利便性向上だけでなく、CO₂削減による地球温暖化抑止など、社会的な要請にも応えるものです。
そのため、社会課題の解決に貢献する優秀なITプロフェッショナルの存在も重要です。
私たちは、既存のITプロフェッショナルの生産性を高めることが急務だと考えています。

新卒や業界未経験者をITプロフェッショナルへ育成するためには、教育にあたるエンジニアが余裕を持って指導できる環境が必要です。
先輩エンジニアが自分の業務で手一杯では、DX、AI、データ分析など、急速に増え続ける社会的需要に人材の供給が追いつきません。

では、どうすれば既存エンジニアの生産性を高められるのでしょうか。
答えは「学びの多い現場で活躍すること」です。
技術知識は書籍やWebで学べますが、経験は実務を通じてしか得られません。
学びの多い現場とは、自ら考え、決定し、実行する機会が多い環境のこと。
実行した結果をフィードバックし、また自分で考えて実行する——この能動的な繰り返しが多ければ多いほど、経験値は上がります。
さらに、その経験をチームに共有することで自然とチームワークが生まれ、別の視点も取り入れられます。
こうした経験は、エンジニア自身の血となり肉となり、次の仕事に活かされます。

当社には「ESOT」という独自カルチャーがあります。
これは「自分で考え、決定し、実行する」という行動指針であり、他社にはない強みの一つです。

また、当社の強みは社名にも表れている「チームワーク」です。
得意な分野でチームに貢献し、苦手な分野では仲間に助けてもらう。
こうしてプロジェクトのスピードを上げ、苦手なことで悩まずに前進できます。
必要なスキルは後から身に付ければよく、逆に得意な分野でチームを助けることが、自身のスキルアップにもつながります。

さらに当社の魅力は、クライアントにもあります。
世界最大の中古車輸出プラットフォーマー「ビィ・フォアード社」をはじめ、10年以上にわたりシステム開発を請け負ってきました。
ここでしか経験できないユニークな案件に携わることで、エンジニアとしての希少価値も高まります。

ブックルックチームは、長年お客様のインフラニーズに応える中で技術力を磨き、AWS（アマゾン ウェブ サービス）を活用したクラウドインフラ事業にも注力しています。2012年から、お客様にAWSの利用を積極的に提案し、金融、商社、ECサイトなど高品質を求められるクライアントへの導入実績を重ねてきました。

具体的には、EC2やRDS、Redshift、DynamoDB、SES、CloudFront、Storage Gatewayなど、AWSのさまざまなサービスを活用しながら、技術力を磨き続けています。データセンターからAWSへの移行も実績があり、日本最大級の中古車直販輸出サイトでは準備期間わずか2週間、ダウンタイムは数時間に抑えました。物理サーバーの入れ替えと同じ時間で、無限のキャパシティを最小コストで実現しています。

篠田氏はこう語ります。
「通常、サーバー管理者はサーバーの増加を嫌います。設定変更や障害対応など突発的な業務が増えるからです。しかし、AWSならサーバーが増えても大きな負担にはなりません。100台を超えるサーバーを少人数で管理しつつ、お客様の要望に応える提案まで考える余裕があります。」

現在、AWSの運用サーバーは約200台。数名体制で安定したサービス提供を行っています。

代表の小山内氏は、今後求める人材についてこう話します。
「当社では、全体を俯瞰して見ることができる提案型エンジニアを求めています。クラウドインフラは無駄な出費を削減し、サーバー管理者のワークライフバランスにも貢献しています。そのため、物理サーバーがクラウドへ移行するにつれて単純なオペレーションは減り、高い付加価値を提供できる技術者が必要です。」

ブックルックチームの特徴は、WEBシステム開発に留まらず、業務分析やWEBマーケティングまで幅広く対応できる点です。

当社では、開発に入る前に業務や既存システムを分析し、本当に必要な施策を見極めます。ビジネスモデルやユーザーのITリテラシー、競合との差別化など、多角的な理解が求められるため、単に「言われた通り作る」だけではなく、提案型の開発が可能です。

新規ビジネスの立ち上げでは、アイデア段階からIT・マーケティング支援に関わり、技術やコストの制約を踏まえながら仕組みを共に作り上げる経験が得られます。代表の小山内氏は、「人・経営・ITの要素が揃ってこそ、お客様の長期的利益を最大化できる」と語ります。

さらに、ECサイトのアクセスログや販売履歴を活用したデータ分析にも対応。ビジネス感覚を活かしながらデータから意思決定に役立つ情報を導き出す力も身につきます。

技術だけでなく、ビジネスやデータ活用まで幅広く関われる環境で、裁量を持って成長したいエンジニアを歓迎しています。

ブックルックチームには、約50名のスタッフ全員がメイン業務を担いながら、複数の業務に挑戦できる変化に富んだ環境があります。

「新規開発、保守・運用、インフラ運用、ヘルプデスク、Webマーケティング、プロジェクトマネジメントなど、多彩な業務に関われるのが当社の魅力です」
と代表の小山内氏は語ります。

当社の運営スタイルの特徴は、社名にも表れている“チーム重視”。
「自分の強みを活かし、弱い部分は助け合うことで、1＋1を2以上にするチーム力が発揮されます。個人プレーはNGです」と小山内氏。
そのため、業務効率も高く、残業は月平均20時間程度です。必要に応じて勉強や自己研鑽のために残業を希望する場合も尊重しています。

さらに、当社では“実行力”を重視。
「アイデアを言うだけではなく、責任を持って最後まで実行し、成果を出すことが求められます。挑戦して失敗しても問題ありません。重要なのは何もしないことです」
と小山内氏。

エンジニアのスキル向上もサポート。PHPを中心に自由に技術を選択でき、スキルの高いメンバーから学べる環境があります。

会社の業績が上がれば還元も手厚く、全社員に海外旅行券を配布した実績もあります。社員旅行はバリ、フィリピン、タイなどへ毎年実施。食事会や飲み会も会社負担で、社外でのチームビルディングも積極的に支援しています。

「チームで世界に感動を」をモットーに、グローバルで幅広い業務に挑戦できる当社。チームの一員として、仲間や顧客、エンドユーザーに貢献する仕事には大きなやりがいがあります。

ブックルックチームでは、自社サービス「booklook.jp」の開発・運営も手がけています。

社名の由来となったこのソーシャルリーディングサイトは、当初アカデミズム向けの利用を想定していましたが、公開するとコミック誌の登録も多く、まさにSNS的な利用が広がりました。

リリースから10年が経ち、システム的な課題もあるため現在リニューアルを進めています。2024年9月には基本機能を備えたBETA版を公開。ここからさらに多くの機能追加を予定していますが、受託開発業務もあるため、若手エンジニアにスキルアップを兼ねて開発に携わってもらう方針です。

代表の小山内氏は、「『学びの多い現場での活躍』への第一歩を提供したい」と語ります。

また、自社開発はbooklook.jpだけではありません。勤怠管理、原価管理、財務管理など、社内業務ツールの統一化も進めています。これは既存エンジニアの生産性向上のための積極的な投資であると同時に、若手エンジニアにとっての教育の場にもなっています。

ブックルックチームでは、学びながら成長し、裁量を持って自社サービスや業務改善に関わりたいエンジニアを歓迎しています。