中古車情報国内最大級『グーネット』の開発・運用を担う
株式会社プロトソリューションは、クルマ情報メディア『グーネット』等を手掛ける東証プライム市場への上場企業、プロトコーポレーションの子会社だ。ニアショアでプロトコーポレーションの事業を支える会社として、2007年に沖縄で誕生した。今ではデジタルマーケティング、ITインテグレーション、ユーザーメディア(沖縄で展開している『グーネット沖縄』『グーホーム』等)、コミュニケーションサポート、人材支援など、多様な事業を手掛けている。紙媒体から始まった『グー』がデジタル化し、付随する様々なITサービスが生まれ、成長するのに伴い、プロトソリューションも発展してきた。当初、40名程度でスタートした当社は、今では500人を超える規模に成長している。拠点も増え、二本社制の仙台本社、東京支社のほか、オフショア拠点としてベトナムにラボスペースを構える。
その中で、当社の中核を担う事業がITインテグレーションだ。『グーネット』のサービスを支えるシステムインテグレーション(SI)事業と、SIで培った技術とノウハウを活かして当社独自のプロダクト開発に取り組むアドバンスドテクノロジー事業の二つの事業を展開する。
このうち、比重が大きいのはSI事業だ。現状では売上、リソース共にITインテグレーション部門の9割程度を占める。『グーネット』の中古車情報量は国内最大級を誇り、掲載するクライアント(中古車販売店)数も膨大な大規模サービスだ。鑑定、物販、整備等、関連サービスも多数。デジタル技術の進展に伴い、サービスが進化、拡大してきた。プロトソリューションはそれらを支える存在だ。一口に保守・運用といっても、常に機能開発・改善やシステムの更新が進んでおり、多数のプロジェクトが進行している状態だ。スマートフォンアプリや中古車販売店向けの基幹システム、プロトコーポレーション社内やプロトグループ各種システムの開発等も担い、沖縄、東京、仙台、およびベトナムの各拠点を駆使して取り組んでいる。
東京支社は、プロトコーポレーションのフロント機能として開設された。0.5次請け的な企画・折衝等、超上流工程の業務を担う。仙台本社は、開発体制拡充のために開設し、沖縄本社と共に要件定義から開発、実装まで一通りのプロセスを担う。ベトナムも含めて、時には拠点横断でプロジェクトチームを編成することもある。いずれの拠点も、大規模サービス開発の上流工程から携わることができ、ダイレクトにクライアントの反応を得られる環境で開発を行っている。
1年で100社導入の独自サービスリリースやAI領域等のR&Dも活発
もう一方のアドバンスドテクノロジー事業は、将来を見据えてプロトソリューション独自のプロダクト開発やR&Dに取り組む。現在、既にグループ外の企業に販売しているのが、受付クラウドシステム『ラクネコ』だ。このようなSaaS型サービスの開発を進め、現状は1割程度にとどまっているグループ企業外の売上比率を、徐々に増やしていく考えだ。
「更なる事業の拡大において、アドバンスドテクノロジー事業は重要な役割を担っています。SI事業を通じて培った技術やノウハウ、および最新技術を駆使してプロトタイプの開発、技術検証、フィージビリティ等に取り組んでおり、生産人口の減少問題をAI・データ・エンジニアリングで解決するサービスを生み出したいと考えています」こう話すのは、沖縄本社でこの事業に取り組む玉代勢靖氏だ。
『ラクネコ』は、現場から生まれたアイデアを製品化したものだ。当社はフラットな社風で、アイデアは誰でも出すことができる。「投資できる余裕があれば、すぐに『研究開発やろうぜ』となりますね。『ラクネコ』のようにボトムアップもあれば、トップダウンで始まる企画もあります。上からも下からも意見が飛び交い、かつ試せる環境です」と玉代勢氏。受付時の電話対応の手間を軽減する『ラクネコ』は好評で、導入も順調に進む。現在、『ラクネコ』に続く第2、第3の製品を目指し、データサイエンスやAI領域の研究開発、およびそれらの技術を活かした各種SaaSの開発等に取り組んでいるところだ。
中でも、ユニークなのは仙台本社の事例だ。水産業のDX実現を目指すソリューションである『マガキ幼生係数AI』だ。マガキの幼生が付着する場所や密度を予測する。震災を経験した仙台では地元への貢献を大事にしており、仙台本社では、日頃から社会貢献活動の一環としてITで地元企業をサポートしていた。その縁で、行政と地元の漁業者との官民連携により開発することになったのだ。
このような数々の挑戦は各拠点で進んでおり、『ラクネコ』に続くプロダクトも今後、続々と世に出てくるだろう。自分のアイデアが製品になることもあり、意欲と実行力があれは大いにチャンスを得られる会社だ。
当社は元来、社員をタレントと呼んで一人ひとりに光を当ててきた。社員の活躍ストーリーを綴った「インタビューブック」(年1回発行)、輝いている社員を表彰する社員投票制度「Shine Star」等ユニークな取り組みもある。定期的に1on1を行って一人ひとりに寄り添い、仕事も可能な限り本人の志向やキャリア、成長を考えてアサインされる。
企画段階からサービスに関わり価値向上に貢献。個性豊かなメンバーも魅力
そんな一人ひとりが輝くプロトソリューション。各拠点のITインテグレーション部門のメンバーに、やりがいや魅力を聞いた。
岸本 有裕氏(沖縄本社/SI事業)「大規模な情報サイトの運用・保守で、サービスに派生する新規プロジェクトも必然的に規模の大きなものになります。そこに企画段階から関われます。プログラマー、SEと経験を積んで、プロジェクトマネージャーまでのキャリアプランを描けますし、インフラからソフトウエアまで幅広く学べる環境があることも魅力だと思います」
城間 拓人氏(沖縄本社/SI事業)「下請けではなく、お客様に近い立場で一緒に開発するので、サービスの方向性やプロトコーポレーションの戦略等も背景として捉えた上で進めることができます。サービスの価値向上に貢献できていると感じられることは、非常にやりがいに思います」
進藤 貴臣氏(仙台本社/SI・アドバンスドテクノロジー事業)「仙台、沖縄というロケーションで、こんなに大きなシステムを開発でき、かつお客様とビジネスを一緒につくれる環境はなかなかないでしょう。海外を含めた4拠点とチームを組んで開発を進めていく経験も、ほかでは得難いものだと思います。お客様目線、エンジニアとしての様々なスキル等、得られるものは沢山ありますし、個性豊かなメンバーが揃っている点も魅力です」
外間 涼治氏(東京支社/SI事業)「全国規模のサービス、システムの開発に携われることは、エンジニアとして誇りに思います。特に東京は、お客様と同じフロアで同じような役割をもらって、指示されるのではなく、一緒になって考える形です。良いも悪いもすぐにフィードバックがもらえるので、手応えを感じます」
玉代勢靖氏(沖縄本社/アドバンスドテクノロジー事業)「自社のサービスを成長させる、その瞬間に携わることができます。先端技術をどんどん活用し、モダンな開発ができる点も魅力だと思います。自ら使いたい技術を提案し、サービスにも反映できますから」と言う。
各拠点のメンバーは、個性も豊か。外国籍のメンバーもいる。「彼らは本当に優秀で、一緒に働けることは我々の誇りです。ドイツ出身のメンバーは、寒いのがイヤで沖縄に来てくれて、海とビールが最高だと言っていますよ」と笑う玉代勢氏。そんな和やかなエピソードにも事欠かない会社だ。エンジニアは皆、進んで技術を外部に発信する等、向上心も旺盛だ。良きメンバーとやりがいのある仕事が待っている。
株式会社 プロトソリューションの社員の声

30代後半
2012年06月入社
成長できる環境があります。
エンジニアとして新し...続きを読む

30代前半
2011年04月入社
やりたいと思うことをやらせてもらえるので、少し背伸びをしたことにもチャレンジ可...続きを読む

20代後半
2018年04月入社