ご略歴を教えてください。
1998年に大学を卒業して伊藤忠商事に入社し、最初の配属は鉄鋼部門で、3年ほどトレーディング業務に携わりました。2001年にIT部門へ異動してネットビジネスの立ち上げなどに関わり、2007年からは2年ほどシリコンバレーに赴任して、ベンチャー投資の業務を手掛けました。 帰国後も新規事業を開発する部門で引き続き投資業務を担いましたが、代表的なケースをあげるなら、スタートアップへ投資し、自ら事業部門のトップとして出向しビジネス変革を主導したことで、その会社の事業規模を3倍にしたことでしょうか。ちなみにその会社はその後IPOを果たすことができました。 もう一つ、それまで伊藤忠として広告ビジネスには全く関わってこなかった中で、2017年に初めてデジタル広告事業を手掛ける事業会社に投資をしており、このときの経験が、当社データ・ワンの設立にも繋がっていると言えます。 2019年からは、グループ企業であるファミリーマートを起点とする新規事業開発を担うことになり、当社の立ち上げを社名も含めて手掛けたのですが、「NO.1のデータプラットフォームをつくる」という想いと、「プラス1の価値を提供する」という想いを込めた社名です。 2022年からは、そのファミリーマートに出向し、デジタル事業部部長として『ファミペイ』や『ファミマTV』、ECといったデジタルメディアを一気に立ち上げるミッションを推進していました。そして2025年4月に、当社の2代目の代表に就任した、という経緯です。
株式会社データ・ワンをどういう会社にしていこうと考えていますか?
代表に就任した際、当社は第二の創業期を迎えていると宣言しました。 目指すのは「No.1リテールデータマーケティングカンパニー」です。それまでのファミリーマートというコンビニだけでなく、ドラッグストアやディスカウントショップ、スーパーマーケット等、あらゆる小売業とアライアンスを組んで、様々な業態の小売のデータを活用できるようにしていく、というものです。そして、2026年8月の段階で複数社とのアライアンスを組み、6,000万超の購買データ付き広告IDを扱える規模に至っています。 食品や日用品等の生活消費財の90%は店頭で売買されていて、我々はその30%のデータを網羅できるポジションに立てています。このデータはこれまで十分に活用されていない状態にありましたが、そこには生活者の日常消費の実態が詰まっており、どんな生活者がどんなライフスタイルを求めているのか、といったインサイトを探ることができるのです。 そこで私は、新たに当社を「Consumer Intelligence Agency」にリブランディングして、クライアントの商品開発やマーケティングなどの戦略立案を支援するビジネスを、今後展開していきたいと考えています。
そのために社員に対して期待することや、社員がデータ・ワンでどんな人生を過ごしてほしいか、思いを聞かせてください。
「Consumer Intelligence Agency」がどんなものかは、データなどの我々のアセットを用いて、これからつくり上げていくものです。 社員には、一緒に新たな未来づくりに力を発揮してほしいと思っていますし、共に考え、面白がり、楽しんでチャレンジするパートナーであってほしいと願っています。 そして、そんな仕事を通じてスキルアップし、人としても成長して、充実した人生を歩んでいってほしいです。 株主の4社はすべて新たなことへのチャレンジに前向きで、当社の未来にも期待してくれています。当社はスタートアップではあるものの、資金やデータといったアセットには恵まれていて、思う存分チャレンジできる環境があると思っています。 ぜひ一緒に楽しみましょう!
国立代表の仕事観を聞かせてください。
「攻略本のないゲームのようなもの」と感じています。 リアルな世界で、仲間と共にゴールに向けて道を切り開きながら冒険したり、白い紙に自由に地図を描いたりすることに没頭する。 お客様の目線から考えてデータで確かめていけば、次の一歩をどこに置くかは見えてきます。そうやって自分たちで描いた地図が、そのまま会社の未来になっていくと信じています。 そんなイメージが、現在の私の仕事観です。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
子供が社会人や大学生になって手が離れたこともあり、休日はリフレッシュを兼ねて、数時間かけてカフェをはしごしています。行き交う人や街の様子から、いまの生活者がどんなことに関心を持ち、どんなことに困っているのかを感じ取る、いわばトレンドへのアンテナを張る時間で、その延長で、どんなビジネスが面白そうかと漠然と考えています。 平日の昼間はどうしてもこういう時間が取れないのですが、好きでつい考えてしまうので、気づけばオフタイムにもやっているという感じですね。 また、平日はほぼ毎晩会食を入れているのですが、できるだけ当社のビジネスとは関係のない方をセッティングして、その方が挑戦している事業の話を聞かせてもらい、アイディアを広げるのが目的です。
