新卒でインターネット広告事業等を手掛ける会社への入社を決めた理由は?
就職活動では、広告、マーケティング、コンサルティングの業界を中心に見ていました。20代前半でできるだけ多くの経験を積み、30歳前後になった時の選択肢や手札を増やしたいと考えていたからです。若いうちから大きな仕事を任され、速いスピードで成長できる環境に魅力を感じ、インターネット広告事業等を手掛ける会社への入社を決めました。 高知県の四万十町という自然豊かな地域で育った私は、中学までは、サッカーをしたり川で泳いだりして過ごすような毎日でした。地元のことは今も大好きですが、中学生の頃に、この小さなコミュニティの中だけで人生を終えるのだろうかと考えるようになったんです。もっと新しい人や物事に触れて、自分にどんな可能性があるのかを知りたいと思い、祖父に相談して高知市内の高校へ進学しました。 高校では寮生活を送りながら、サッカーと勉強に取り組みました。その後、東京へ出て大学に進学します。大学ではプログラミングや開発に関することを学びましたが、私が興味を持ったのは、技術そのものを深く研究することよりも、その技術を使って何を生み出せるのかという部分でした。
共同創業者の二人と株式会社センズを立ち上げた経緯は?
共同創業者の一人は、インターネット広告事業等を手掛ける会社の新卒同期です。もう一人は学生時代から約10年の付き合いがある友人で、私の紹介をきっかけにインターネット広告事業等を手掛ける会社へ入社しました。三人ともダイレクト広告の現場を経験しており、仕事の進め方や得意分野をよく理解している関係でした。 私自身は、父方も母方も実家が自営業だったこともあり、いつか自分で事業をやりたいという思いを以前から持っていました。30歳前後で大きな挑戦をしたいと考えていましたが、26歳の頃に、ほかの二人もそれぞれ次のキャリアを考える時期を迎えたんです。三人のタイミングが重なり、「それなら一緒に会社をつくろう」と起業を決めました。 創業時から考えていたのは、自分達で面白い事業やブランドをつくり、記憶に残る体験を生み出すことです。最初から理想だけを追うのではなく、まずは三人が経験を積んできたデジタルマーケティングで事業の土台を築き、その力を使って新しい挑戦へ進もうと考えました。 創業後の約2年間は、共同創業者の一人とシェアハウスで暮らし、その家を仕事場にして三人で働いていました。個人事業に近い規模でのスタートでしたが、業務委託やインターンの仲間が増え、オフィスを借り、3期目を迎えた今は本格的な組織づくりを始めています。
社名「センズ」には、どのような意味を込めていますか?
「センズ」には、直感を大切にする会社でありたいという思いを込めています。創業メンバーの三人は、広告の数字を分析し、筋道を立てて考えることを得意としてきました。その分、リスクを細かく考えすぎて、「難しそうだからやめておこう」と、アイデアを狭めてしまう傾向もあったんです。 会社をつくるなら、論理だけで判断するのではなく、「面白そう」「やってみたい」と心が動いた方向へ一歩踏み出せる組織にしたいと考えました。大きな投資をいきなり行う必要はありません。まずは小さく試してみて、手応えがあれば伸ばしていく。直感を、挑戦を始めるきっかけとして尊重したいと思っています。 社名にその考えを込めたのは、自分達への戒めでもあります。新しい事業や施策を前にして、リスクばかりを見て動けなくなった時に、「なぜセンズという名前にしたのか」ということを思い出せるからです。 現在掲げているバリューにも、自分で選んだことをやり切る、仲間を信頼して支える、面白そうなことに挑戦する、感謝を言葉と行動で示すという考えを反映しています。直感で踏み出し、選んだ以上は責任を持ってやり切る。その両方を大切にする会社にしていきたいです。
仕事をする上で、大切にしていることは?
一番大切にしているのは、やり抜くことです。クライアントワークでは、求められた水準を満たすだけでは、本当の価値にはなりません。相手の期待をどこまで超えられるか。そのために、自分が出せる限りのアウトプットを出し切ることを意識しています。 やり抜くためには、気合いだけに頼らず、目標から逆算することが必要です。1年後にどうなっていたいのかを決め、そこから月、週、日へと分解して、今日やるべきことまで落とし込む。進捗を定期的に振り返れば、遅れているのか、順調なのかも分かります。あとは、決めたことを積み重ねていくことです。 途中でモチベーションが下がるのは、今やっていることが自分の将来にどう繋がるのか、見えなくなっている場合が多いと思います。目の前の仕事が、自分の成長や実現したいことに繋がっていると理解できれば、続ける理由も見失いにくい。当社でも、四半期ごとに目標を立て、月や週の行動まで分解する方法を取り入れています。 結果を出すことはもちろん大切です。その結果に至るまでの考え方や行動を、自分で組み立てられる人を増やしたいと思っています。
センズを、メンバーにとってどのような会社にしたいですか?
当社を、人生を楽しむために使える会社にしたいと思っています。私にとって仕事は、やりたいことを実現するための大切なピースです。人生には、飲食店を持つ、海外に会社をつくる、高知県に何かを還元する等、実現したいことが沢山あります。それをスタンプラリーのように、一つずつ形にしていく感覚で仕事にも向き合っています。 メンバーにも、当社で得た経験を自分の人生に繋げてほしいです。広告運用を深めたい人、クライアントの事業に近い立場でマーケティングを学びたい人、新規事業やシステム開発、海外子会社との連携に挑戦したい人。それぞれが実現したいことに近付くために、センズという箱を使ってもらえたら嬉しいです。 今は会社そのものをつくっている段階なので、決められた役割をこなすだけでなく、自分で仕事を広げられる余地があります。会社の成長と自分の成長を重ねながら、面白いと思ったことに挑戦し、人生のスタンプを一つずつ増やしていく。当社を、そんなキャリアをつくれる場所にしていきたいです。
