スカイゲートテクノロジズの事業について
スカイゲートテクノロジズは、「存続可能性に関する課題を解決する」というミッションを掲げ、防衛及びセキュリティ分野での製品開発・提供を行う防衛テックスタートアップです。弊社は、私を含めて、防衛省出身者・元自衛官が複数名在籍しており、テクノロジーを駆使して防衛上の課題やセキュリティ上の課題を解決することを事業として行っています。
創業当初の挑戦や事業の変遷について
現在の防衛・セキュリティの事業に至るまでに、スカイゲートテクノロジズは事業をピボットしています。当初は、宇宙事業の会社としてスタートしており、宇宙と地上間の通信技術のスタートアップとして創業しています。 私個人としては防衛分野での事業を目指していましたが、当時、防衛分野は一般的なテーマとは言えず、特に投資家からは前向きに受け取られにくい状況だったんです。2022年にロシアによるウクライナ侵攻が発生し、防衛の重要性が欧州を含めて改めて見直されることになり、市場も活発となる中で日本も大きく防衛政策を変更します。それらに合わせて、今の事業の形に進化していったものになっています。
採用を本格化させた転機や背景、今後どのぐらいの組織を目指しているか
防衛をやろうと改めて決意したのは、先にも述べたようなロシアによるウクライナ侵攻のような世界情勢の変化、そして、何よりクライアントや防衛省の元同僚などから防衛関連の相談を受ける機会が増えたことにあります。当時の事業環境としては、シード調達を経て、まだ事業開発に試行錯誤をしている段階で、グロースするというよりも小さな種から収益を作り、黒字化を目指している状況でした。 大きな転機となったのは、2024年の資金調達です。このとき、事業のコアを防衛に定めて、採用を中心に事業を加速させようという意思決定をしています。 現在は25名の規模です。ここから5年後の2029年までに、150名から200名ほどの組織に拡大することを目標としています。
会社の雰囲気・カルチャーについて
防衛というテーマを扱っていますが、一般的にイメージされるような堅い雰囲気ではなく、柔らかさがあるのではないかなと思います。紹介文だけ見ると「元自衛官」「防衛・安全保障」といった印象から、すごく厳格で堅いような会社を想像されることが多いのですが、実際は和気あいあいとしたスタートアップカルチャーに近いと思ってます。 実際、採用候補者の方からも「もっと堅い会社だと思っていました」と驚かれることがよくあります。オフィスもガラスによる開けた視界のレイアウトにしているんですが、遊びにこられた方に「意外だ」と言われたことがあって、そこまで固い会社だと思われているのかと…。(笑) 皆さんが抱かれる印象よりは、オープンな感じじゃないかと思います。ウェルカムランチ、チームでのマンスリーパーティ、1on1といった文化があります。
組織の多様化による、期待される成果
安全保障やセキュリティの課題が顕在化しているのは、ある意味「良くない時代の証拠」であろうと個人的には思っています。 豊かで成長し続けていた時代には、防衛やセキュリティのような”守り”というものは、そこまで気にされるものではありません。ただ、今は違います。安全保障であってもサイバー空間であっても、今日は昨日よりも複雑で、明日はもしかしたら悪い方向に傾くかもしれない、そういう不安がある時代だと思っています。そういう時代の、その課題を解決するのが私たちのある意味での役割です。 だからこそ、多彩なバックグラウンドを持つ人材が必要だと考えています。いろんな視点が集まらないと、こうした複雑な課題は解決できません。 スカイゲートテクノロジズが成功するということは、日本がより堅牢で、安全で、経済成長を続けられる国として存続できることと直結していると思っています。その結果として世界も豊かになり、平和につながる。大げさに聞こえるかもしれませんが、そういったことが実現できるような会社にしたいと考えています。
