株式会社ゼロボードは、設立当初から組織づくりにも力を入れていますが、そこにはどのような想いがあるのでしょうか。
「スポーツチームのような組織をつくりたい」と考えたことがきっかけです。私は中学・高校・大学と長年ラグビー部に所属し、大学ではキャプテンも務めていました。週6日、数十人の部員を率いて、練習や試合に明け暮れていましたね。 いざ会社をMBOした際に、あの頃のことを思い出しました。部活のようにみんなで同じ目標を掲げ、お互いを思い合い、熱い気持ちで取り組めば、仕事も上手くいくんじゃないかと。 私が当社で心理的安全性を大事にしているのも、ラグビー部での経験とリンクしています。ラグビーの強豪校では、1年生が勉強と部活に慣れるために、4年生が庶務を行うような大学も増えています。こうして、チームみんなで勝利を掴みにいく大学が強くなる事例を沢山見てきました。有名な言葉で言えば、「One for all, All for one」ですね。これが理想の組織なのではないかと思ったんです。
「スポーツチームのような組織」、素敵ですね
しかし起業から数年経ち、人数が増えていくにつれて「やはり企業組織は部活と全く同じアプローチでは上手くいかない」ということを痛感しました。 というのも、社員は部員と異なり、みんなが同じものを目指しているわけではないんですよね。スポーツチームが目指すのはただ一つ、勝利です。一方、社員の人生やバックグラウンドは三者三様で、「仕事で何を叶えたいのか」「仕事にどれだけの時間とエネルギーを注げるか」も様々です。その上、職種や部署が異なれば、全く別のスポーツに挑んでいるようなものですよね。 それでも、最大限同じ方向を向いて仕事したいという思いは変わりません。100名規模になってからは、各部門が得意分野を全うできるよう権限移譲しつつ、メンバー全員で大切にできるようなMissionやValuesを策定しました。まだまだ試行錯誤中ではありますが、ゼロボードという企業の価値観を社内で広められるよう取り組んでいます。
では、渡慶次代表が思う、ゼロボードで働く醍醐味とは何でしょうか
「まだここにないビジネス」をゼロから生み出し、社会の役に立てることではないでしょうか。これは一番大変なことであり、一番面白いことだと思います。 もともと環境に興味があり、金融、ICT事業に携わっていた私は、テクノロジーの力で脱炭素をはじめとするESG領域の課題を解決する事業に辿り着きました。しかし、私たちが取り組んでいるビジネスは、多くのインターネットビジネスと違って、例えば先行しているアメリカのビジネスモデルをただ日本向けにローカライズすればいいというものではありません。そもそもESG自体が新しい分野で、どこかの国が先行しているわけでは無いですし、日本には日本の課題やニーズがあるからです。GHG排出量算定クラウドサービスについては、ゼロボードが日本で最初に製品を発表し、市場を育ててきました。当時は周りに参考にできる企業やビジネスを見つけられず、「生みの苦しみとはこのことか」ともがきましたね。 しかし、努力は実るものです。苦労の末にようやく生み出したビジネスが世に広まった時、「こういうサービスが欲しかったんです!」という声を沢山頂きました。『Zeroboard』でも、直近にローンチした『地政学リスクウォッチ』でも、1社1社の企業、そして社会の役に立っているんだと実感できるシーンは数え切れません。
そんなビジネスを一緒に手掛けるメンバーについて教えてください
様々な人がいますが、共通していると感じるのは「目の前のことに真摯に取り組む」という姿勢ですね。私達は、大規模なイベントや広告で販路を拡大しているわけではありません。それでも、プライム市場に上場するような大手企業をはじめ、数多くのお客様が信頼してくださっています。当社の営業やカスタマーサクセス、開発といったメンバーの誠実な対応や提案を、厚く支持してくださっているんです。 企業の課題や目的は企業によって異なり、当社が提供できる価値も様々です。だからこそ私達も、製品の機能だけで勝負しているわけではないんです。お客様それぞれのニーズや状況に応じて提案し、導入後もフォローしながらお客様の声を吸い上げ、製品のブラッシュアップに努めます。 「正解のない価値提供」に取り組むのは、決して簡単なことではありません。それでも妥協せず真っすぐに取り組むメンバーの姿勢が、信頼に繋がっているのだなと日々実感しています。
最後に、ゼロボードへ興味を持った求職者へメッセージをお願いします!
ぜひ当社で、ご自身の持つ「点と点」を「線」にしてください。というのも、私も当社でこれまでの経験や思いが点と点として結ばれ、線となって実を結んでいます。 私は大学の研究室で環境課題に興味を抱きました。そして数年後に大手総合商社のICT事業本部にてエネルギーテックに携わり、そして当社の前身であるスタートアップ企業でもエネルギーテックと向き合い、『Zeroboard』が生まれました。 新卒で入社した外資系金融での経験も、例外ではありません。一見無関係に見えますが、「企業のGHG排出量と向き合わなければならない」という金融市場の緊張感を知ることができました。こうした点と点が線になって生まれたのが、当社のビジネスモデルです。 当社が対峙するのは社会課題という壮大なもので、お客様の業種も様々です。だからこそメンバーも、それぞれの経験や思いを活かして活躍しています。ここで真摯に懸命に取り組めば、あなたの中にも、力強く立派な「線」が結ばれるはずです。