起業までの歩みを教えてください。
大学では機械工学を学び、大学院の研究室ではバーチャルリアリティの研究に携わりました。 大学院まで進みましたが、自分は純粋な研究者肌ではないと感じ、心機一転、研究とはまったく異なる商社の営業職に挑戦しました。 学ぶことも多く、充実した環境ではあったのですが、自分の手で何かを作りたいというエンジニアとしての思いが再び強くなり、形状処理開発を得意とするベンチャー企業に転職しました。 転職した会社は「民間の大学院」を社是とする研究開発志向の強い会社で、技術そのものの追求を尊ぶ環境でした。 私自身もその環境で多くを学び、幾何学や形状処理の奥深さに魅了されました。 ただ、働く中で次第に思うようになりました。 「この素晴らしい技術を、もっと社会の中で生かしていきたい」と。 技術そのものの追求ではなく、それを人や社会を助ける価値に変えることにこそ、自分の関心があると気づいたのです。 その想いを形にするために立ち上げたのがキカラボです。 熱意というより、“必然”として自然に起業した、という感覚が近いですね。
どんな会社を目指していますか?
目指しているのは、「考えることを仕事にできる会社」です。 そして、形状処理で世界をちょっと良くすること。 私たちの技術は派手ではありませんが、社会の基盤を支えている技術です。 製造業のCAD/CAM、建築・土木のBIM/CIM、さらには3DCGやAR/VRといった分野も、根底には形状処理があります。 目立たないかもしれませんが、実は、大きな役割を担っています。 世界を劇的に変えるような派手さはありません。 けれど、幾何学というロジックを通して、社会の仕組みやものづくりの現場を、少しずつ、確実に変えていく。 そんな、芯のある会社でありたいと思っています。 加えて、私たちは形状処理の新しい可能性にも挑戦しています。 たとえば、ブラウザ上で3Dデータを扱えるSaaSなど、より多くの人が幾何学を活用できるようにする取り組みです。 現実の課題と向き合いながら、未来の当たり前をつくる挑戦を続けています。
キカラボで働く魅力を教えてください。
キカラボでは、ひとつひとつの課題に対して自分の頭で考え抜くことが求められます。 正解が用意されていないテーマに向き合い、論理的に構造を組み立てながら解決へ導いていく。 このプロセスそのものが、技術者として大きな成長につながります。 また、少人数のチームだからこそ、自分の提案やアイデアがそのままプロダクトやクライアントの課題解決に直結します。 責任もありますが、その分だけ手応えも大きい環境です。 「考えることを仕事にできる。」 これが、キカラボで働く最大の魅力です。
社長にとって仕事とは?
仕事とは、人や社会をより良い方向へと導くための手段です。 研究や開発も、その先にいる誰かを支えるためにあります。 私は、技術を“目的”ではなく“手段”として扱いたいと考えています。 そしてもう一つ大切にしているのは、「考えることをあきらめない」姿勢です。 形状処理の世界では、すぐに答えが見つからないことが多い。 ですが、考え続ければ必ず道は見えてきます。 思考を止めないこと。 それが技術を強くし、人を成長させると信じています。 この姿勢は、キカラボの文化そのものです。
応募を検討している方へ、メッセージをお願いします。
大企業のような安定や仕組みはありません。 けれど、自分の力で生きるための“思考の筋力”を鍛えられる場所です。 積極的に挑戦し、考え抜く人ほど、ここでは確実に成長できます。 キカラボで身につくのは、どこにも依存せずに生きていける力。 そして、思考を通じて自由を掴む力です。 小さなチームでも、世界を少しずつ動かせる。 その実感を、ここで掴んでほしいと思います。