ココレア株式会社

ココレア株式会社は、大手IT企業やWebメディア運営を手掛ける会社でキャリアを積んだ同社代表の武井紀久氏が、“テクノロジーで変える不動産業界の新しい常識。”を経営方針として掲げ、新しい価値を創造する不動産事業を展開している会社である。

あらゆる業界でデジタル活用が進む中、不動産業の現場では今もなお、紙や電話・FAX等のやりとりをはじめとしたアナログな仕事の進め方に依存しているケースが少なくない。IT・Webで当たり前にできることを当たり前にやれば、質の高いソリューションを的確かつスピーディーにお客様（不動産オーナー）に提供できるはず。そんな確信を持った武井氏は、プログラマー一人、バックオフィス一人と共に、2016年に同社を創業した。

ちなみに社名の“Coco（ココ）”は“志”を示し、“lea”はハワイ語で“幸せ”を示している。売っておしまいのお金儲けではなく、業界の透明性を高め、公平で信頼できる不動産市場をつくるために志の高い仕事をしていこう。それが全ての関係者の幸せに繋がる。社名にはそんな思いが込められている。

武井氏は会社員時代から個人で賃貸不動産を運用し、宅建の資格も持っている。不動産に関する一定の知識はありつつも、お客様ありきの不動産事業は未経験。創業当初は賃貸契約に関する細かい約束事や、不動産管理における重要インシデント等、初めて知ることばかりだったという。それでも物件オーナーとの信頼関係を地道に積み上げ、順調に管理物件を増やしてきた。

同社は創業して以来、不動産売買仲介事業と賃貸管理事業で業績を伸ばし、2024年からは不動産開発事業にも参入している。不動産売買仲介においては、得意のIT・Webマーケティングを駆使して最適な物件と条件を提案。賃貸管理事業においては、「空室が埋まらない」「管理会社のサポート体制に不満」と悩む賃貸物件オーナーに対し、不動産×テクノロジーの力で集客・管理面の課題解決を実現している。不動産開発事業においては、土地の購入から建設、リフォーム・再生まで一貫して掲げ、バリューアップした賃貸物件を販売している。

『大家CLOUD』は、同社が創業して間もなく、自社でオリジナル開発したオーナー向け管理ツールだ。契約更新の管理、入金チェックや滞納確認といったオーナー・入居者間のやりとり、送金作業、毎月の収支管理、日常清掃の現地写真、巡回報告、修繕工事等、賃貸管理に必要な情報をクラウド上でデータベース化。テクノロジーの力で、賃貸経営をより良くするための情報を可視化している。

不動産会社に賃貸管理を委託すると、管理経営に必要な情報をアナログで処理してしまうが故に、情報がブラックボックス化してしまいがちだ。そうした意味でも、『大家CLOUD』は賃貸物件を自主管理するオーナーから高い評価を得ている。

今後同社は、不動産売買仲介事業・賃貸管理事業・不動産開発事業を掛け合わせ、不動産×テクノロジーの強みを武器にさらなる業容拡大を目指すとのこと。それに伴い、営業職・事務職・マネージャー候補等の人材を幅広く募集中だ。同社が求める人物像について、「業界経験は全く必要ない」と武井氏は言う。

「お客様に対しても、一緒に働く仲間に対しても、誠実で嘘をつかないこと。また自分の足りない部分を自覚し、それを乗り越えようとするバイタリティを持った方にぜひ仲間になってほしいですね。さらに重要視しているのが業界に擦れていないことです。なぜなら皆の自由な発想とアイデアによって、不動産業界に根付いている古い慣習を変革していきたいと思っているからです」（武井氏）。

実際同社に在籍する17名の従業員のうち、不動産業界の経験者は半数以下。他はITエンジニアや人材営業等、多彩な業界経験者が占めている。物件オーナーからは、しばしば「ココレアさんの皆さんは不動産会社っぽくないですね」と言われるとのこと。テック業界やスタートアップで自分の可能性を試してみたい方や、自ら考えて行動できる方、常識にとらわれない発想で一緒に不動産業界に変革をもたらしたい方等、意欲あふれる方にとっては絶好のチャンスがあるステージだと言える。

同社で働く上での醍醐味の一つは、本人の意思次第で、どんどん新しい仕事に携われることだ。例えば賃貸管理の営業として経験を積んだ後には、売買仲介の営業として不動産取引に関する知識をさらに広げるキャリアも。このほか、「不動産開発で大きなお金を動かしてみたい」という人であれば、土地の仕入れにチャレンジする。「建築関連の知識を身に付けたい」という人であれば、原状回復工事や修繕工事、リノベーション工事に関するやりとりにチャレンジする。事務系の人で「もっとお客様と近いポジションで提案がしてみたい」という希望があれば、売買仲介や賃貸管理の営業にチャレンジする…といったように、本人次第で様々な道に進むことができる。

「社内外にはそれぞれのキャリア形成に必要な知識を学べる人的ネットワークがあるので、どんな将来像であっても遠慮なく相談してほしいですね。成長意欲は何より事業を成長させる原動力になると考えています」（武井氏）。

同社が展開する不動産事業の前線で活躍するメンバーの多くは、20代～30代（平均年齢30代前半くらい）と若く、社内の雰囲気も元気でカジュアル。チームワークも抜群で、アットホームな風土を醸成している。目先の数字をガツガツと競い合うこともなく、有益な情報をコミュニケーションツールで共有しながら、事業成長に向けて一丸となって取り組んでいる。

「私は創業時、利益至上主義の体育会系な風土にしたくありませんでした。行動指針の一部にも、思いやりと努力、誠実な行動、チームワーク、幸せの追求等を盛り込んでいます」（武井氏）。

パフォーマンスを最大限に発揮するためには、従業員ファーストの就労環境が不可欠。同社は外部の社労士法人監修で就業規則の改定を行い、仕事とプライベートの両立が図れる就労環境づくりにも力を入れている。安心して働ける環境の下、スタートアップで思い切りチャレンジしたい方にぜひおススメしたい会社だ。