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インタビュー画像代表取締役 山本 寛大氏 浅草で生まれ、シリコンバレーで学生時代を過ごす。幼少期から野球にいそしみ、アメリカのプロ野球チームからのスカウト経験も。その中でスポーツに密接する生体データに関心を抱く。 帰国後は大学で生体情報学を学ぶ。インターネットサービスを提供する会社に就職後、広告事業のアカウントマネージャーを担当し、入社3年でMVPを獲得。その後はAI開発企業の事業開発マネージャーとして活躍する。2019年に同社を設立。

山本代表の現在の役割と、仕事で大切にしていることを教えてください!

私の仕事は、一言で言えば「自ら動いて、仲間を増やすこと」です。 例えば既存サービスの改修や構想中の新サービスの開発のため、その領域に詳しい方に会ってヒントをもらったり、事業提携を結んだり。ありがたいことに、どんどん仲間が増えています。『Nobi for Driver』の開発では、全国の運送会社との関係も一気に生まれましたね。 そこで大切にしているのは、とにかく相手と距離を縮めて「こいつは仲間だ」と思ってもらうことでしょうか。信頼関係ができれば近いモチベーションで仕事ができますし、何かあった時も心強く協力してくれるんです。 その中では相手をよく知ることを意識していて、プライベートについても極力聞いています。人がプライベートや人生で大切にするものって、ビジネスでの考え方にも繋がるんですよ。いろいろな情報を絡み合わせて、相手の悩みに応えたり、私達に賛同してもらったり。こういった関係性の広げ方で、感謝される機会が増えたのも嬉しいですね。

株式会社enstemでの組織づくりへの考え方も、そちらと近しいのでしょうか

そうですね。社内でも「相手が楽しいと思えること」を一緒に見つけて、相手にピッタリな舞台をデザインするのは好きかもしれません。この人はどんなことが好きなのか、どういったことに生きがいを感じるのかをとことん聞いて、相手を理解しています。 人は「能力が高い・低い」で測るものではなく、誰にでも「適材適所」があると思うんです。私は大学時代に障害を持つ方々を研究するゼミにいました。障害と聞くと大変なイメージを持つものですが、「五感からインプットする情報のバランスが他の人より特殊なんだ」という見方をすることもできると思いませんか。全てが大変とも限らず、私より圧倒的にスピーディーに処理できることだってあるんですよ。 これは会社組織でも言えることです。育った背景や経験が違えば、私にはない能力や特性を発揮してくれる人が沢山いるはず。だから相手を理解すればするほど、パズルが埋まるように最適な役割を見つけることができます。

メンバーのキャリアの相談に乗ることも多いのでしょうか

多いですね。キャリアや人生の目標を聞いた上で、当社で叶えられることであれば全力で叶えたいですし、もし当社では難しいことであっても、私や当社持ち前のネットワークで他のステージを見つけてあげたいと考えています。 正直に言えば、私はメンバー全員に対して、「キャリアステップの一部として当社を活用すればいい」と思っています。これまでの私もそうですが、人生でずっと同じ会社にいる必要性は感じません。特技や好きを生かして組織を支えながら、盗める知見はどんどん盗んでほしい。ステークホルダーもお客様も、そしてメンバーや私も含め、学べる相手は沢山いますから。 そのように当社は、誰かの人生にプラスを届けるものでありたいですね。もちろん多様な人達が当社に関わってくれることで、人数分のエッセンスが加わり、予想以上の化学反応が起きます。そうやってwin-winな関係を築けるのはありがたいことですね。

多様性を大切にする山本代表ですが、メンバーに求めていることはありますか

今後伸ばしてもらいたいのは、「主体的に回りを巻き込む姿勢」です。おもちゃって、あればあるほど楽しいじゃないですか。仕事も同じで、仲間やアイデアをどんどん巻き込んでいけば、どんどん楽しくなる。その感覚をメンバーにも味わってもらいたくて。もちろん今も積極的なメンバーはいますが、もっと全体的にそのムードを醸成していきたいです。 私は、「Googleを超える企業をつくろう」と決めて当社を設立しました。まだまだ若い会社だし、メンバーも一人ひとり違うから、「もっとこうしたい」「ここがやりにくい」と思うところもそれぞれあると思います。そうやってとことん話し合って、良いものはどんどん取り入れて、みんなが「楽しい!」と思える会社をつくりたい。そのためにも、一人ひとりの自主性をもっと育めたらいいですね。

最後に、山本代表のプライベートについて伺って良いですか

もちろん、喜んで答えます! トライアスロンをやっていて、実は今朝も泳いできました。日頃通うプールやトライアスロンの大会では、知り合いのおじいちゃん、おばあちゃんも沢山いて。「山本!ちゃんと泳げ!」「山本!もっと速く走れ!」なんて大声をかけられるんですが、そんなひとときさえ楽しいんですよね。「昔、浅草の町内会のおじさんやおばさんにもよく怒られてたな」なんてことも思い出して、ほっこりします。 現在も地元の町内会に入っていて、浅草の三社祭でお神輿を担ぐのが楽しみなんです。家族はもちろん、当社のメンバーの中にも参加してくれる人がいます。 私は、「メンバーは自分の家族」だと捉えているんです。仕事という垣根を越えて、みんなで楽しく過ごして高め合って、みんなで仕事も人生も良いものにできたら最高ですね。

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