株式会社スリィ・ウェイブの立ち上げに至った経緯は?また社名の由来は何ですか?
ソフトハウスでの請負開発マネージャーは、責任あるポジションで非常にやりがいがありました。しかし一方で、技術力や人員、コスト等のリソース不足で納品物の品質が伴わず、せっかく頼ってくれたお客様に迷惑をかけてしまうことに心を痛めてしまうケースが何度もありました。私は「湯田さんと一緒に仕事ができて良かった」と感謝されることに、何よりの喜びを感じていました。品質をしっかりと保てる範囲でお客様と向き合い、仕事を通じてお客様に喜ばれたいという気持ちが強くなり、コンパクトな組織(三人)で会社を設立しました。 社名に込めているのは、「3」という数字へのこだわりです。創業メンバーは三人、提案するにも松・竹・梅の3通り、時系列も過去・今・未来の3通りがあるように、個人的には「3=Three」に数字としての思い入れがあります。この「Three」で「波=wave」を起こしたいと思ったのです。
経営理念やビジョンには、どんな考え方が込められていますか?
『Your Best Solution Partner(私たちは、優れたサービスを通じお客様からご満足いただけるパートナーを目指します)』という経営理念には、スポット的な取引ではなく、当社じゃないとプロジェクトが回らない状況をつくり、継続的なパートナーシップに繋げたいという考え方が反映されています。私達が目指す“優れたサービス”とは、技術力のみならず、挨拶や言葉遣い、気遣い、お客様の目線に立った提案力を含めたもの。「また一緒に仕事がしたい」と言われることが最大の目標です。 『小さくても強い会社』というビジョンには、SESは技術+「人」が原動力になるという信念が込められています。たとえ小さな組織であっても、社内に活気があって一体感があり、技術力を向上させる意欲と絆を大切にできるメンバーが集まってさえいれば、必ずお客様から選ばれる。どんな状況下でも力強く生き残っていけると私は思っています。
今後の事業・組織展望と、その実現に向けたプランは?
少子高齢化・産業革命のど真ん中にいる中、時代の波に押しつぶされないよう経営リソースをより強化したいと考えています。2024年にはDXコンサルティングを手掛ける株式会社ブルーネットジャパンをグループ化しましたが、今後もM&A等も行いつつ、グループ全体でサービスの幅を広げていきたいという構想があります。ただ当面はSES事業の基盤を固めることに注力する予定です。 その展望を見据え、現在早急に取り組むべき組織施策は経験者採用の強化です。お客様から「こんなプロジェクトを任せたい」という声が絶えないのですが、とにかくチーム組成の起点となる人材が不足しているのです。技術を引っ張る人、案件を開拓する人、お客様とのパイプを太くする人、経営と現場を繋ぐ人等、中堅・リーダー層を採用・育成することで、第二成長期の礎を築きたいと考えています。
湯田社長はどんなタイプの方と一緒に働きたいと思いますか?
私はこれまでのキャリアを通じて、一人では何もできない、人は集合体になってこそ良い仕事ができることを学びました。そうした原体験もあり、常に周囲を敬い、「みんなが気持ち良く動ける」を意識できる人にぜひ来てほしいですね。一人だけでは他人からの学びはありませんが、三人いれば他の二人から新しい気付きがあります。 学びという意味では、謙虚さを持ち続けられることも大切です。経験を積んでいくと、上から目線になってしまう方や、過去の成功体験にとらわれてしまうタイプの方も少なくありません。 いろいろと人物像を挙げましたが、究極のところは「人間らしさ」ではないかと。実際当社には互いの違いを尊重し、人間味あふれる性格のメンバーが揃っています。
プライベートの時間はどのように過ごしていますか?
私はどちらかというとアウトドア志向かもしれません。特にキャンプが大好きで、息子が小さい時にはよく一緒に行っていました。今は一人で行くことが多いですが、社員を誘って行くこともあります。音楽も好きで、屋外フェスや海外アーティストのライブに足を運んだり、JAZZを聞きに行ったりもします。 あと、お酒を飲むのはけっこう好きですね。今年増床移転した東京本社オフィスは、いろいろな人とお酒を飲みながら交流できるスペースをつくりました。缶のビール・チューハイ等は無料で飲み放題です。飲み会は好きですが、任意参加ですのでご安心ください。