ネクスゲート株式会社

ネクスゲート株式会社は、「ものづくりに集中できる建設業界へ」をビジョンに掲げ、建設業界に特化した幅広いコンサルティング支援を行う会社だ。業界に精通した顧問と営業がタッグを組んでクライアントのパートナーとなり、販路拡大や採用強化・組織改革から売上向上・利益最大化からM＆A・事業継承までトータルにサポートしている。

クライアントはいわゆる専門工事業と言われる内装工事や電気工事、防水・足場・塗装等を行う中小企業がメイン。事業拡大や経営改善に向けて、単にDXだけではなく、クライアントが解決すべき本質的な課題を深掘りし伴走することがミッションだ。

代表取締役CEOの宮崎唯人氏は、建設系ITのスタートアップ企業で新規事業立ち上げなどを経験し、事業責任者としても豊富な経験を積んで起業。国から建設ICTの推進が発表されて間もない時期から建設業界に携わっており、自身の父親が電気工事会社を営んでいることから“ものづくり”に関わる企業への支援に情熱を持って取り組んでいる。

建設業界は日本を支える第二の大きな業界でありながらレガシーで、今後に目を向けるとインバウンドの増加や設備の老朽化など解決すべき多くの課題がある。宮崎氏はこうした色々な課題に囲まれているこの環境自体をより良い方向に導き、日本に貢献したいという熱い想いを持って同社を立ち上げた。

「世の中ではDXが進んでいるが、中小企業の場合はまだDXのフェーズに至っていない会社が多い」と宮崎氏は語る。
「特に人材採用に苦労している会社が圧倒的に多いですし、販路拡大の営業の仕方に課題を持つ会社も多いです。
採用が課題なら、経営者や現場のインタビューを通じて現状を把握することから始めます。社長が何を経験してきて、未来に向けてどのような会社にしていきたいのか、会社の存在意義は何か。それを踏まえた上でどんな施策をすればよいのかを考えて提案させていただき、一緒にプロジェクト化していくといった形です。ビジョンやキャッチコピーの言語化などいわゆるブランディングから入ることも多いですし、マネジメント研修やキャリアプログラムの提案や評価制度の整備を行うこともあります」（宮崎氏）。

同社が大切にしているのは、顧客のものづくりへの想いや技術を継承し、持続可能な成長を実現するための支援。多角的なソリューションの展開を目指し、今後も挑戦を続けていく。

2023年に設立した同社は、まだ創業期フェーズだ。ビジョンである「ものづくりに集中できる建設業界へ」を実現すべく、まずはクライアントへの価値創出に向けて営業体制の強化を図る。

事業の中長期展望としては、現在の支援に加えてクライアントの販路拡大に向けた企業マッチングサービスや、DXのための自社新規プロダクト開発（現在も複数展開中）、M＆Aの支援等を構想中だ。
「少子高齢化によって、建設業界では事業承継に課題を持つ企業が多いです。M＆Aまでサポートできたら、企業が生まれてから成長し、世代交代が起きるところまでトータルサポートが行える環境ができると考えています。
そしてやはり当社が最終的に目指すのは、建設業界の発展を牽引する会社です。そう考えたときに、自分たちが建設業界に事業者として携わっていくことが最適解なのではないかと思っています」（宮崎氏）。

現在は経営課題の支援を行う形で成功事例を積み、循環させていく役割を担っている。しかしレガシーが根深く残る中では、「この施策は他社だからできるのでは」と言われることも多いのだそう。同社が広く伝えたいのは、建設会社としての新しい取り組みを推進している会社だということ。その価値を届けるためにも、「新しい建設会社とは何か」を定義し、最終的にはそれを実現する世界にチャレンジしていきたいという目標がある。

「テクノロジーが進化している時代で、ものづくりは非常に重要なポジションです。建物が AI でできるかと言われると、高性能な3Dプリンターなども生まれていますが多分難しい。少なくとも近いうちに実現するようなことは無いと思います。
特に建物や道路、水道等は2つとして同じものはありません。だからこそ、ものづくりが必ず再評価されるタイミングがくると思うのです。建設業界に再びスポットライトが当たるシーンがきたとき、“ものづくりがしたい”と志して入社した人たちが、よりイキイキと働ける環境を創出するために私たちの会社が存在していると思っています。
そのような未来を見据えた事業展開に向けて、一つひとつチャレンジしていきたいです」（宮崎氏）。

同社は現在正社員2名（2025年8月時点）と少数精鋭だが、業界や各分野に精通したエキスパートが顧問として登録されており、タッグを組んでクライアントの課題解決を行っている。多くのコミュニケーションが発生する仕事のため、働き方は出社スタイル。経験豊富な代表と近い距離で仕事ができる環境だ。

同社が一緒に会社をつくっていく仲間として求める人物像は「チャレンジを楽しめる」人。「誠実に、感謝を忘れず、プロ意識を持って、挑戦し続ける」をバリューにしており、採用時は自分のやりたいことがあるかどうかを重視していると宮崎氏は語る。

「クライアントと一緒に経営課題についてディスカッションをして解決に導いていく仕事なので、チャレンジの機会は無限にあります。それを楽しめる人がよいですね。私自身、そんな人材が生まれる組織、育つ組織をつくりたいと思っています。
建設業界への興味は無くてよいです。ゼロイチに挑戦したい、レガシー産業をなんとかしたいなど何でもよいので、自分の志を持っている人がイキイキと働ける会社にしたいと思っています」（宮崎氏）。

そして、“人と人との繋がり”を大切にし、“チーム”で進めていく、そんなプロスポーツチームのような組織をイメージして組織づくりを行っているとのこと。
「適切な競争環境の中で切磋琢磨し合えるからこそ、自己成長ができて自己実現が果たされる。そして人生が充実していくと思います。そのために豊富なチャレンジの機会が必要だと思いますので、私はその機会をつくって、応援していくような会社組織を目指していきたいです」（宮崎氏）。

創業期フェーズだからこそ、チャレンジの場が多く会社づくりに携われるのも魅力。ツールの導入や営業方法に関する意見や提案も積極的に取り入れており、今後は福利厚生なども充実させていく予定だ。
多くのチャレンジ機会があり、個人の主体性が尊重され、前に進む行動力が評価される環境。一つひとつ積み重ねた先に、想像以上に成長した自分に出会えるのではないか。そんなイメージを描けることが、同社で働く何よりの魅力だろう。