代表取締役CEO 宮崎 唯人氏 東京都出身。プロサッカー選手を多数輩出する名門、群馬県前橋市の私立高校サッカー部に所属。高校卒業後、東京の私立大学に進学。 大学時代には複数社で長期インターンを経験。特に"建設×ITのスタートアップ"での経験に夢中になり、そのまま新卒で入社し、新規事業の立ち上げに従事。経営チームの一員として、マーケティング・営業・CSなどビジネスサイド全体の立ち上げとマネジメントを担う。 その後、SaaS事業責任者に就任し、事業を成長させ黒字化へ導く。2023年10月、ネクスゲート株式会社を設立。

起業をしたいと思ったきっかけや想いを教えてください。

もともと、将来は起業したいと考えていました。自分の人生の証を形に残すとき、最も大きな影響力を持つのは「会社」という存在だと感じたのです。会社は人や事業、カルチャーを未来へとつなげることができる。創業者の想いを永遠に刻むことができる。そのように考えが学生時代からありました。 私の父は電気工事会社をゼロから立ち上げた創業社長で、祖父も飲食店を営んでいます。親戚にも経営者が多く、幼い頃から「自分もいつか事業を興すのだ」と思って育ってきたように感じます。 建設業を選んだのは、尊敬する父に恩返しをしたいという気持ちがきっかけです。父の会社を継ぐという考えもありましたが、それではなく自ら事業会社を立ち上げ、建設業そのものの発展に貢献したいと考えました。自分が築いた挑戦が、めぐりめぐって父の働く環境や業界全体をより良くすることにつながる――その強い想いが、私を突き動かしています。

前職の新卒で入社した会社も建設系ですが、起業に活かされていますか。

前職の会社には学生時代に長期インターンとして関わり、そのまま新卒で入社しました。最初は「仕事そのもの」や「ビジネス」への興味を軸にインターンを選びましたが、なかなか長続きしませんでした。そこで「一緒に働く人で選ぼう」と決めて飛び込んだのが、たまたま建設業界のDXを推進するスタートアップだったのです。 インターンも含めて約6年間働く中で、当初は「人」に向いていたモチベーションが、次第に「事業」や「業界」へと移っていきました。ちょうど建設DXが業界全体で推進され始め、多くの企業がDXに注目し始めた時期に、新規事業の立ち上げに携われたのは大きな経験でした。まさに業界の転換期に立ち会えたことは、自分にとってかけがえのない財産です。 そこで学んだのは、業界の課題感やお客様が抱える本質的な困りごとを肌で感じ、事業が成功したときに社会へ与えるインパクトを具体的に描けるようになったことです。そして、答えは常に現場にあると痛感しました。顧客との対話を通じて日々学び続ける姿勢こそが、事業を前進させる力になると強く思っています。

どんなときにこの仕事のやりがいを感じますか。

お客様との出会い一つひとつが本当に大切で、そのなかで信頼関係が築けた瞬間には大きな喜びを感じます。特に、信頼していただいた結果として経営課題をざっくばらんに語っていただけるようになったとき、「ネクスゲートとして、そして一人の人間として信頼関係を築けた」と実感できる瞬間は、非常にエキサイティングな体験です。 経営者には「なぜこの会社をつくったのか」「これからどうしていきたいのか」といった強い想いや、数えきれないほどの葛藤があります。そうした生の声に触れられる機会は、世の中の仕事を見渡しても決して多くありません。だからこそ、その想いや悩みに真正面から向き合い、社長と同じ景色をほんの一瞬でも一緒に見られたと感じられる瞬間は、「この仕事をやっていて本当に良かった」と心から思える時間です。 さらに、そこから頼っていただけたり、逆に私たちが学ばせていただくことも少なくありません。お客様から気づきをいただけることこそ、この仕事ならではの大きなやりがいだと感じています。

人生で大切にしている価値観はありますか。

一度しかない人生だからこそ、「本当の楽しさ」を追い求めたいという想いがあります。実は、自分にとって「楽しいとは何なのか」を真剣に考えた時期がありました。振り返ってみると「楽しかったな」と思える出来事は、たいてい辛さや苦しさ、悔しさを乗り越えた経験でした。そのときは必死で大変でしたが、今となっては一生の想い出になっていたり、成長につながったと思えたり、笑い話に変わっていたりするのです。だからこそ、人生の最後に「本当に楽しかった」と心から言える人生にしたいと思っています。 もう一つは「敵はいつも自分」ということです。新卒の頃はどうしても他人と比べてしまい、結果に一喜一憂し、自分を責めすぎることもありました。でも、結局のところ他人は他人。大切なのは自分自身の成長と真剣に向き合うことだと気づいたのです。だから今でも「自分は110％、120％やれているのか」と問いかけながら、日々取り組むようにしています。

求職者へのメッセージをお願いします！

まずお伝えしたいのは、「建設業界への特別な興味は必要ありません」ということです。私が本当に大切にしているのは、どんなことでもいいので「やりたいことがあるかどうか」、その想いや志です。当社に入社していただける方には、自己成長や自己実現を大切にしてほしいと思っています。もちろん、働くうちにやりたいことが変わることもあるでしょう。それでも「自分にはこれをやりたい」という想いを持っていること自体が大切だと考えています。 当社はまだ創業期の新しい会社ですが、「自分のやりたいことを叶えたい」と思っている方にとっては、チャレンジの機会と成長できる環境を準備できていると自負しています。必要なのは、新しいことに臆せず挑戦できるマインド。それさえあれば大丈夫です。 面接では仕事の内容を丁寧にお伝えしますので、きっとこの仕事の面白さに気づいてもらえると思います。そして、あなた自身の「やりたいこと」をざっくばらんに話していただけたら嬉しいです。