ご略歴をお教えください。
学生時代にオーダーメードジュエリーの会社を起業しました。卒業後もそのまま続けるつもりでしたが、一緒にやっていた仲間がプライベートの都合で離脱したのです。そこで、一旦は社会人経験を積んでから再チャレンジしようと思い直し、2017年3月の卒業後に就職・転職サイト運営大手に入社しました。営業として稼ぐことをテーマに、ハウスメーカーやSI事業やオフィス用品EC大手を志望したのですが縁がなく、次善の策としての入社でした。 人材サービスを選んだのは、学生時代の教職課程で地方の中学校で3年生の教育実習を担当したことが契機となりました。進路相談に対応した時、地方の生徒は学業より真剣にならざるを得ないほどの情報格差があると実感したのです。そこで、こうした格差を是正するサービスに関わりたいとの思いがありました。 同社で営業職に就き、2年後の2019年3月に退職し、前職時代の上席から誘われて4名のメンバーと共にキャスティングPR会社の起業に加わりました。その後8月に、新卒では縁がなかったSI事業・オフィス用品EC大手に縁ができて入社します。そこが本業で、キャスティングPR会社は副業の形でした。そして、翌9月にTOIROを創業します。この時点で、二足ならぬ“三足の草鞋”状態でした。 2020年8月にSI事業・オフィス用品EC大手を辞した後、2021年3月から2023年7月まで営業職を主体とする人材紹介ベンチャーに入社し、営業に従事します。当時は既に副業可能な企業に特化した人材紹介サービス『TOIRO Career』の立ち上げをイメージしていて、自ら副業で成功するロールモデルをつくっておきたいとの考えがあってのことでした。 そして現在は、TOIROのほかに不動産仲介会社の経営、上野でBarの経営、新卒者の就職支援ベンチャーへの出資という4社に関わっています。
副業や起業を経験し、どういったことが得られていますか?
視点が広がったことです。世の中には様々な業界やビジネスがありますが、固定概念で見ているものも少なくないでしょう。ところが、実際にタッチしてみると思っていたのとは違う側面がたくさん見えてきます。ですから、経験してみることの重要さを実感できます。 それとともに、パラレルワークによって人の可能性も広がると感じます。こうした可能性を広げる手助けとして、2025年1月にローンチ予定の『TOIRO Career』に力を入れていきたいと思っています。
永山さんの仕事観をお聞かせください。
人生時間で大きなウェイトを占めているのが仕事です。したがって、仕事がつまらないと人生にとっては大きなマイナスとなるでしょう。楽しい仕事、やりがいのある仕事が人生の幸福度を上げるための手段ではないかと思っています。 私にとってのそうした仕事とは、誰かの役に立てるものですね。人に貢献できると、幸福感を覚えるからです。
社員に対して期待することや、社員が御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。
人はそれぞれやりたいことが違うと思います。当社としては、そういった多様性を尊重し、一人ひとりが希望する働き方、キャリアビジョンが実現できるよう支援していきます。ですから、当社では思う存分、自らのキャリアビジョンに向かっていってほしいと願っています。 一方、それを実現させるべく支援を受けるために、周囲から支援したいと思われるような言動に努めてほしいとも思っています。 当社は2029年までに300人を目指して急拡大していく前の段階にあります。とはいえ、会社のためでなく、自分のために成長に努めていただきたいと思っています。その結果として、会社の成長にも繋がるからです。求職者の方、ぜひ一緒にやりましょう!
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
小田原の自宅から新幹線通勤していますが、月に1日は家族と旅行するなどの時間を大切にしています。海外旅行にも行きますよ。 平日は、毎日サウナで汗を流しています。
