株式会社スケールシップ

インターネット広告に関する運用・企画・立案を包括的にサポートするWebマーケティングを中心に、キュレーションサイトやランキングサイトなどのメディア制作、Webサイト制作等を事業として展開している株式会社スケールシップ。クライアント企業にとって“最良のアドバイザー”となることをミッションとする同社は、Webに特化した広告代理店としての活動を続けながら、業績を伸ばし続けているベンチャー企業である。「運用型」「成果報酬型」のビジネスモデルがあるインターネット広告の領域において、同社では前者のモデルを収益の軸としているという。その事業について、代表取締役・松本陵汰氏に話を聞いた。

「成果報酬型のビジネスモデルの場合、商品や成果単価を重視する傾向があると思いますが、当社の広告事業においてはクライアントとの関係性を構築し、伴走できるパートナーとなることを目指しています。その取り組みの中で、モノやサービスを売るという成果はもちろんのこと、クライアントの課題を奥深くまで追求しながら解決に導く、そしてビジネスをスケールさせるという結果を重視しているのが、当社の最大の特徴だと思っています」（松本氏）。

現在は、中小規模の企業を取引先としながら事業を展開している同社だが、そのクライアント企業の信頼を勝ち得ることで他社への紹介を受けることも多いと松本氏は語る。その広がりの要因は、同社の事業における「クライアントファースト」の姿勢であり、広告運用における真の成果を共に目指せるパートナーとしての高い評価だと言えるだろう。

「当社の事業においては、広告の効果を最大化できる媒体のご提案を行い、戦略の企画立案、そして実際の運用にも深く関わらせていただきます。クライアント企業とは定期的に開催する定例会議で顔を合わせ、数値報告や今後の施策提案、クリエイティブに関する効果や傾向などをお伝えするという取り組みを行っています。もちろんレスポンスの速さにもこだわり、それが信頼を勝ち得る一つの要因にもなっていると思いますが、一つひとつの行動を顧客最優先で行う。その姿勢によって、広告代理店への業務依頼に疑問を感じていたようなクライアントとの関係性強化も実現してきたというのが、当社の一番の強みなのではないでしょうか」（松本氏）。

広告代理店の営業職として実績を残し、その後複数のベンチャー企業での勤務を経験してきた松本氏が同社を設立したのは2021年10月。現在4期目を迎える同社では、人員増強による事業拡大を目指した取り組みを推進しているということだ。その取り組みの一つが、今回のデザイナー採用だと松本氏は説明する。

「現在の当社は、私を含めて役員2名、広告運用メンバーが1名という体制となっています。今後の当社に関しては、クリエイティブ面のクオリティ向上という事業課題がありますので、その解決を果たし、クライアントの広告運用においてより効果を生むようなクリエイティブをご提供していくことを目指すというのが、当社の考えです」（松本氏）。

今回採用されるデザイナーは、インターネット広告に関する画像制作、動画制作、記事コンテンツにおけるデザイン制作という業務を担うことになるが、その業務においてはクライアントのビジネス拡大を常に意識してほしいと松本氏は考えている。このクライアントファーストの取り組みこそが、自社の利益にも繋がり、企業としての飛躍を実現するというのが松本氏の考えなのである。

「クライアントの利益と当社の利益は連動するものだと私は考えていますし、その視点を共有しながら一緒に走ってくれる仲間に、当社のデザイナーとしての業務を担っていただきたいと思っています。クライアントのためになる、そしてその先にいるユーザー・お客様のためになる、つまり“人のためになる”デザインができる方をお迎えしながら、自社のビジネスを成長させていきたいというのが私の考えなのです」（松本氏）。

Webに特化した広告運用を手掛ける同社において、クリエイティブを担うデザイナーとなることで得られるものは何か。その問いかけに対し、松本氏は次のように答えてくれた。

「まず言えるのは、自身がデザインを手掛けた広告を、日々利用するSNSやインターネットサービスを通して頻繁に目にすることができるという満足感が得られると思います。それに加えて、その広告のインプレッション（表示回数）とコンバージョン獲得という反響をリアルタイムで確認できることも、デザイナーとしてのやりがいに繋がるはずです。少数体制のベンチャー企業で、大きな裁量を持った業務を担うことでデザイナーとして成長できる。そんな魅力も、当社の環境にはあるのではないでしょうか」（松本氏）。

クリエイティブ業務を担うデザイナーを採用するにあたり、松本氏は社内制度の必要性も強く感じると語っている。営業職などと比べ業務の成果を報酬に結び付けづらい側面があるデザイナー職においても、高い給与を得ながら意欲的にチャレンジできる体制が必要だと、松本氏は考えているのである。

「これまでの広告代理店勤務の経験を通して感じたのが、デザイナーの“稼ぎたい”という思いは形になりづらいということ。自社の収益から給与を算出する上では、デザイナー業務に対する成果報酬は設定しづらい部分もあると思いますが、その問題を解決するような制度も整えていきたいというのが私の思いです。デザイナーも高水準の報酬を得ながら、人生を豊かにできるような企業になることを、当社は目指したいと思っています」（松本氏）。

少数精鋭のベンチャー企業で、Web特化型の広告事業におけるクリエイティブ業務を担う。そんな同社のデザイナー職では、裁量の大きさや自由度の高さに加え、自社の最初の社員デザイナーとして活躍できるという魅力もあると語る松本氏。そのデザイナーに求めることに関して、松本氏は次のように答えている。

「世の中にある広告に対してアンテナを広げ、どんなクリエイティブがユーザーに“刺さる”か、どんな文言が効果的か、といったことを常に考えられる、思考能力の高いデザイナーをお迎えしたいと思っています。リアルタイムの数値を追いながら、広告の効果を高めるために思考し、そしてトライ＆エラーを繰り返すことで何度もチャレンジする。そんな業務を通して、ぜひ当社で“売れるデザイナー”を目指していただきたいですね」（松本氏）。

依頼されたことだけをこなすような“作業者”ではなく、意思を持ってクリエイティブに取り組み、広告効果を生むために常に思考し、責任ある業務を担ってほしい。それが同社がデザイナーに求める姿勢だということだ。

「当社のデザイナーとなることで、世の中にインパクトを与えるデザインによって企業を動かし、そして日本を動かすことができるはずです。クライアントとのコミュニケーションから思考を繰り返し、新しいものを生み出し続けながら、“売れるクリエイティブ”を手掛ける力を身に付けていただきたいと、私は願っています」（松本氏）。