ご略歴をお教えください。
初めて就職した企業は、エステサロンやブライダルサロン、コスメの販売等を手掛けている美容系の企業でしたが、就いた仕事がエステの勧誘でブラックな職場でした。1年ほどで退職しましたが、やはり“美と健康”に関わる仕事がしたいと思ったのです。生まれ育った地域は高齢者が多く、人は心と体の健康が基本であり、それがあって初めていろいろなことができるといった思いがあったからです。そんな時に当社のコスメティックメガストアの『musée de peau』の存在を知り、ここで働きたいと入社を志望しました。 ところが、配属されたのは『musée de peau』ではなく主力の『Fit Care DEPOT』で、結果的に店長、エリアマネージャーまで務め、2013年に現在の情報システム部門の立ち上げに携わりました。 当時、基幹システムは既に完成していて、開発ベンダーをコントロールすることが主な業務でしたが、情報システム部門として社内SE業務も手掛けることになり、その業務設計や改善から手掛けることになりました。そこから徐々に業務内容が拡大して現在に至っています。
システム企画グループをどんな組織にしていきたいと考えていますか?
社長直轄案件が増えている状況にありますが、以前のように機能分化させた組織にしたいと思っています。現在のシステム企画グループはシステム課の一課体制ですが、以前は機能別の四課体制でした。内訳は、店舗やバックオフィスの業務設計およびシステム化を手掛ける業務システム課、セキュリティ対策やIT資産管理等を担う情報システム課、仕入先企業からの商品データを管理するマスター管理課、会社としてITをどう活用するかを考えるシステム企画課という編成です。といっても、それぞれ担当者は1名ずつしかおらず他の課の業務を少しずつカバーし合う状況だったので、現在のシステム企画グループシステム課にまとめたという経緯があります。しかしながら、トップからの要請が高度化する中、それぞれの専門能力を高めるためには、各機能の責任者を明確にして若手を配置し、育成していく体制が必要だと考えています。今後、人材採用を強化し、そのような組織イメージに近付けていきたいですね。 別の観点では、IT投資の規模では大手にはかなわなくとも、アイデアでは負けない組織にしたいとの思いがあります。言葉は良くないですが、“二流の規模で一流の仕事をする”というイメージです。構築するシステムは、一度データを登録すればあらゆるシステムにシームレスに繋がるような、無駄のない美しいものにする。そんな方針で臨みたいと考えています。
高橋さんの仕事観をお聞かせください。
システムに携わる自分を必要としてくれる人に耳を傾け、その人の役に立つことをするイメージですね。必要とされることに感謝しつつ、日々必要とされるように学ばせてもらっている感覚があります。長い目で真面目にコツコツやっていけば、最後には勝てるという思いもあります。
社員に対して、御社でどんな存在になってほしいかの思いをお聞かせください。
周囲のメンバーでも店舗スタッフでも、そしてもちろん地域で暮らすお客様でもいいですが、自分の仕事を通じて誰かの役に立つ人になってほしいと思っています。そして、当グループならば上の経営からも、先の店舗や各部門へも非常に近い距離にあるので、そうした仕事が存分にできるフィールドがあると思います。誠実な人ならば、役に立ちたいとの思いは実現させやすいと言えるのではないでしょうか。 セキュリティエンジニアは、一般的にセキュリティベンダーやSIerといったところで働いている方が多いと思います。つまり、他社のための仕事です。一方、当社の場合は当社自身やその先のお客様のための仕事。ユーザーのすぐ隣で、その息遣いを感じながら仕事をすることができます。この手応えは大きいのではないかと思っています。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
土曜日は夫婦それぞれ好きなことを楽しみ、日曜日は一緒に過ごすという感じですね。 その土曜日は、月1回のペースで友人や同僚等とスーパー銭湯で日がな一日楽しく過ごしています。時には箱根等にも出かけます。 日曜日は、私が日本の寺社仏閣や和の文化が好きなので、身近な寺に誘って行ったりしています。
