【MOON-X】地方銀行からベンチャーBizDevへの挑戦 #私がMOON-Xで働く理由
MOON-X 事業開発室 室長 2008年 地元福岡の大学を卒業後、新卒で福岡銀行に入行し、支店勤務、本部勤務の双方を経験。融資業務を中心とした法人向けの営業業務に従事。 2020年にコンサルティングファームへ出向。小売、飲食などのクライアントに対する中期経営計画の策定支援、新規事業立ち上げ支援、ビジネスDDなど複数のプロジェクトに携わる。2022年4月に銀行帰任した後は、再び法人営業業務に携わりながら、銀行の子会社ファンドでの投資業務を兼務。 2023年4月にMOON-X株式会社に入社。M&A業務を担う事業開発室に所属。同年7月より、事業開発室長に就任。
銀行からベンチャー企業への転職を考えたきっかけ
まず僕の経歴ですが、2008年に福岡銀行に入行し、支店と本部で法人融資の営業を担当していました。その後、戦略コンサルティングファームへ出向し、主に小売業や飲食業のクライアントに対して、中期経営計画の策定支援や新規事業の立ち上げなどの支援に携わりました。 2022年に銀行に戻ってからは、法人営業と子会社ファンドの投資業務を兼務。2023年4月にMOON-Xの事業開発室に入社し、7月に事業開発室長に就任しました。 1つは、将来のキャリアに対する漠然とした不安からです。銀行員はいわゆる「片道切符」の外部出向先でキャリアを終えることが多いのですが、ある程度経験を積み、家族もできた30代半ば頃からは、働く場所は自分で選びたいと考えるようになり、転職を検討し始めました。 また、銀行員としてベンチャー企業への融資を担当し、経営者と話をする中で、銀行とは全く異なる世界に興味を持つようになりました。大企業や銀行ではある程度決まったルールや課題に沿って物事を進めますが、ベンチャーではそれ自体を自分たちで作り出すところから始まるのが、面白そうだなと思ったんです。 正直な気持ちとして、不安はありました。前職の待遇や環境に不満があったわけではなく、仕事面でも一定の評価をいただいていたので、特に家族のことを考えると安定した環境を手放すことへの迷いはありましたね。 ただ、外部出向を経験してみて、銀行の外でも自分の経験を活かして貢献できると実感できたんです。自信がついたことで新しいキャリアへの挑戦を現実的な選択肢として考えられるようになり、一歩を踏み出すことができました。結果として後悔はなく、今は銀行ではできなかった経験ができているという点で転職を選んで良かったと思っています。
どのような経緯で入社したか。転職の軸、そして最終的にMOON-Xを選んだ決め手
私にとって重要だったのは、地元福岡で家族との生活を大切にしながら、自分のキャリアも両立させること。そして一緒に働く人との相性です。その中で、ベンチャー企業で財務や経営企画のスキルを活かせるところを探していました。 端的に言えば、「人」ですね。MOON-Xへの入社を選んだ決め手は、代表のShinさんとの最終面接です。面接の冒頭20分で、「ここで働こう」と決めました。 印象的だったのは、Shinさんからの最初の質問が「あだ名は何?」だったこと。第一声であだ名を聞かれる面接は他になかったので、驚きました(笑)。形式的な質問ではなく、人となりを知ろうとする姿勢がうれしかったですね。またそういった点から、Shinさんの人柄やMOON-Xの文化が伝わってきて、一緒に働きたい!と思いました。 それに、錚々たる経歴や経験を持つメンバーが多く在籍する組織の中で、自分がどこまでやれるのか、そんな挑戦的な環境にも興味がありました。このメンバーの中で事業に貢献できれば、今後のキャリアにとっても大きなプラスになるのではないかと感じました。
「共創型M&A」に携わる魅力
事業開発室で、M&A候補先の発掘から成約後のPMI*、経営統合まで、M&Aの全プロセスを一貫して手がけています。入社当初は複数のM&A案件に携わり、対象企業の事業内容や財務状況の詳細分析、また売却を検討している企業オーナーとの面談・交渉 などの実務経験を積みました。 入社した3ヶ月後に室長に就任し、今はチームマネジメントやM&A戦略の検討、個別案件のプロジェクトマネジメントを行っています。最近では株式会社猫壱やレバンテ株式会社の統合プロジェクトに関わりました。 魅力的なブランドを保有しているオーナー様に、「MOON-Xと一緒になりませんか?」とお誘いするための準備をしていた時の事ですね。銀行員時代も、数多くの方々と面談を経験し、相応に準備をして臨んでいたつもりですが、MOON-Xのそれは正直私が過去経験したものとは別次元のもので衝撃を受けたことをいまだに覚えています。 具体的には、面談前にチームで面談の流れやどういった話をするのかという事前ミーティングを毎回実施しているのですが、その際にShin-sanから「この面談がある時とない時の差分をどこで作るのか?」、「面談相手は、面談の前にどう思っているのか?それを面談後にどう思わせたいのか?」と、面談の目的・Goalを改めて問われた時のことです。 言葉にすると当たり前のように聞こえると思いますが、本気でこの問いと向き合いながら準備している人はそんなにいないのではないかなと思います。それを一番時間に制約を持っているリーダーが率先して、一つ一つの面談にフルパワーで望む姿勢に正直びっくりしましたし、自分もこのレベルで向き合う必要があるのか、もっとレベルアップしないとついていけないなと覚悟を決めた瞬間でした。
やりがい・醍醐味
M&A業務自体はMOON-Xで初めて経験しました。共創型M&Aは単なる投資とは異なり、統合後のブランドや組織の成長に深く関わることができるため、ブランドが大きく成長したときの喜びは格別です。事業の規模が拡大するのはもちろん、さまざまな賞を受賞したり、それまで並んでいなかった店頭に商品が並んでいるのを見たりすると、自分のことのように嬉しく感じます。 また、グループ社員全員が集まるAHMやTGIFなどの社内イベントで、新たにグループに加わったブランドのメンバーが自然に輪に溶け込み、楽しんでいる様子を見たときに、一番の醍醐味を感じます。「We Are Family ー家族のように理解し合い、助け合い、学び合うー」という私たちの大切な価値観が体現されている瞬間だと思います。