貴社にWEBチームが生まれた経緯を教えてください。
長谷工グループに参画した2016年以降、グループ各社からプロモーション案件が沢山入ってくるようになりました。当然WEBでのマーケティングに関する依頼も多かったですね。 ただその当時、社内にはWEB専門のチームはありませんでした。そこで、外部パートナーと契約し、既存の社員とパートナーと共に試行錯誤しながら、WEBマーケティングを1年間頑張りました。しかし、契約満了に伴い、立て直しを図る必要が出てきたのです。 そのタイミングで、私はWEB専門チームの責任者を(営業部と)兼任することになりました。「WEBマーケティングチーム」という名称で新たなスタートを切り、現在に至っています。そして2023年春からは、より大きな組織へと生まれ変わる予定です。
WEBチームとの兼任を引き受けた理由はどのようなものでしたか。
メンバーに「夢を持って働いてもらえる組織を作りたい」と考えたからです。 ありがたいことに、仕事は次から次に入ってくるのです。ただ、仕事のボリュームに対して人的リソースが十分にあるとは言えません。実を言うと、その状況は今も続いています。そのため、数カ月前までメンバーの出入りがあったことも事実です。誰かがメンバー一人ひとりのモチベーションをしっかり見つめ、対応していかなければなりません。私が営業と兼務していた時期は、そこまで目配りができていませんでした。もし目配りができていれば、外部パートナーとの契約も、現在までずっと続いていたかもしれませんよね。 そう考えているうちに「WEBマーケティングチームの仕事から離れ、別の人に任せる」という選択肢は、私の中から消えていたのです。自分がこのチームをしっかりマネジメントし、夢を持って働いてもらえる組織を作ることが、大きな目標になっていきました。
具体的に考えていらっしゃる施策等はありますか。
現在考えている施策は二つです。一つは、WEB領域での受注をさらに伸ばすこと。もう一つは内製化です。 WEB領域を伸ばすことについては、先ほどから申し上げているように、長谷工グループからの仕事は現在も入り続けています。その中で広告予算の内訳は、WEB領域がどんどん増えています。しかし、その予算については、当社とグループ外の不動産専門サイトでシェアしているのが実態です。私はWEBマーケティングチームを強化し、より大きな予算を取り、当社の新しい柱にしたいと考えています。 さらに利益率を高めて、事業としての体力を付けるため、内製化を進めていくことも計画中です。理想としては100%内製化し、いずれはチーム内にクリエイティブ集団も抱えること。数カ月前にそのような内容を盛り込んだ企画書を書き、報告を上げました。現在、副社長執行役員の比良が、その思いを汲み取り、計画をブラッシュアップしてくれているところです。
その施策は、チームメンバーにどのような効果をもたらすとお考えですか。
一番大きいのは、ルーティンを相対的に減らし、何か新しいことにチャレンジできるという環境を生み出すことです。既にSNSに投稿する動画制作や、投稿後に営業とのコラボレーションで運営に携わる等、新しいプロジェクトが出始めています。 また、長谷工グループ各社から仕事を受けるだけではなく、各社が蓄積してきたマーケティングをはじめとする各種のビッグデータを活用し、広告展開にとどまらない新たなカスタマーとのコミュニケーション施策を提案できる可能性もあります。 そう考えると、“ルーティンが相対的に減る”のではなく、WEBマーケティングチームは、独立できるほどの体力と知見を持った組織に成長できるかもしれません。もっと言えば、新しいスタートアップを1社創り上げるようなテンションで、これからの仕事に取り組む必要があるでしょう。
最後に、求職者の方々にメッセージをお願いします。
長谷工グループには数多くの会社があり、それらは全て当社の顧客になります。顧客によってニーズが異なりますから、WEBマーケティングチームのメンバーとして、新しいことにチャレンジできる可能性はかなり高いはずです。 その環境下で、デジタルアカウントプランナー未経験で転職してきたメンバーが活躍しています。デジタルアカウントプランナーとしての経験をお持ちの方であれば、即戦力として長谷工グループ各社のマーケティング・広告展開に貢献してもらえると考えています。また、先ほどお伝えしたように、WEB領域は当社の新しい収益を生み出す事業となり得るので、そのコアメンバーとしての活躍にも期待しています。 できることには何でもチャレンジするつもりでいます。ぜひこれまでの知見を当社で活かしてほしいですし、このスタートアップに力を貸してほしいです。