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インタビュー画像日本法人代表取締役 陳 貞喜(じん じょんひ)氏 日本語が堪能な韓国人の経営者。建築の勉強をするために日本語を習得。韓国大手ゼネコン勤務後、ペンタセキュリティシステムズに入社し日本語の翻訳・通訳に従事。日本法人に籍を移し、サイバーセキュリティの知識を深めて、自らセールスとして活躍。2014年8月、日本法人代表に就任。趣味はウォーキング。会社から1時間半の距離を、毎日歩いて帰宅しているとか。歩きながら考えを整理し、ストレス解消をしている。

日本に来るまでのキャリアは?

韓国の大学で建築を学びました。日本の大学院に進学して地震や免震の勉強をしたいと考え、大学1年生の時から日本語を学び始めました。日本語能力試験1級を取得しましたが、結局、大学院には進学せず、韓国の大手ゼネコンに就職しました。古風な習慣が残る業界なので、女性が活躍するには、いろいろと大変なこともあり随分と悩みました。そんな時に、友人が「日本語を生かして働いてみては?」と、当社を紹介してくれました。 私が当社に入社したのは、日本でビジネスを始めたタイミング。ローカライゼーションのプロジェクトが進められており、私もそのメンバーとして参加しました。マニュアルの翻訳や、日本から韓国本社にお客様が訪問された際の通訳をしていました。その後、「日本法人で働いてみないか?」とオファーをもらい、来日。それから11年、ずっと日本で働き、暮らしています。

来日後はどんなキャリアを歩みましたか?

日本に来た当初、引き続き翻訳や通訳の仕事をしていたのですが、日本法人は組織の規模が小さく、人的リソースが足りていませんでした。そこで、翻訳や通訳だけでなく、自らお客様に対して製品の説明ができる人材になる必要があると感じ、自社製品とサイバーセキュリティに関する勉強を本格的に始めました。 翻訳作業をしていたので、製品の特長はテキストベースでは知っていました。日本では、エンジニアが近くで働いていたので、サーバールームで実際に動かしながら製品の説明をしてくれました。サーバーを動かして学ぶと、それがとても楽しくて、どんどんサイバーセキュリティの世界にのめり込んでいきました。気が付けば、エンジニアと遜色ないレベルで製品を理解するまでになりました。ログを分析してレポートを作る仕事にも携わりました。 製品を深く理解すると、私の説明によってお客様が納得して、当社の製品を選んでくれるようになりました。それが嬉しくて、営業を極めて今に至っています。

日本法人代表として大切にしていることは?

相手が持つポテンシャルを見極めて、それを大切に育んでいくことです。私は、日本語通訳としてサイバーセキュリティの世界に足を踏み入れ、知識ゼロから必死に勉強して今のポジションにたどり着きました。その道のりでは、多くの人が私のポテンシャルを評価して、丁寧に育ててくれたと感じています。だから、日本法人の社長に就任し、日本市場でのシェア拡大を目標にメンバーを増やすに当たって、メンバー各自のポテンシャルを大事にしていきたいと考えています。 私の場合、当初、日本のお客様とは通訳としてお付き合いを始めたこともあり、営業をしていると私の技術的な知見に対して不安視されることもありました。お客様から信頼されていない自分に対し、随分と悩みました。そんな時、当時の上司がサッカー監督のモウリーニョ氏の話をしてくれました。モウリーニョ氏はサッカー選手として大成していませんが、その後、監督の通訳をしながら司令塔としてのサッカーの戦略と戦術を学び、世界トップレベルの名将として名を馳せました。私は通訳からのスタートではありましたが、最先端のサイバーセキュリティを学べる環境におかれ、司令塔の人たちのビジョンと戦略を相手に伝える立場にいましたので、周囲の雑音を気にせず、自信を持って仕事に励めば、きっといつか認められる日がくるとアドバイスしてくれました。当時の上司のように、日本法人のメンバーのポテンシャルを引き出したいです。

社員に求めるものは?

自分の頭で考えていることを、どんどん発信することです。みんないろんなことを考えていますが、それを周囲に伝えないと何も生まれないし、何も進みません。だから、自分が考えていること・思っていること・感じていることを、機会がある時にプレゼンするようにメンバーには伝えています。ただ考えているよりも、相手に伝えようとすることで内容が整理され、磨かれます。そのためにも、メンバーがプレゼンする環境を準備するよう心掛けています。 日本法人を、日本No.1のサイバーセキュリティカンパニーにしたいという目標を実現するには、沢山のメンバーの協力が必要です。私は、フィールドプレーヤーとして現場でお客様にプレゼンをしていますが、自分のプレゼンを通して、相手に物事を伝えるスキルや、豊かな表現力で相手の心に訴え掛けるスキルを身に付けてほしいと思います。自社の製品説明だけでは、お客様の心は動きません。サイバーセキュリティの重要性、そして相手の会社にどれだけの効果を与えるか説明し、自社の製品以外も勧めるくらいの熱量と正直さが必要です。

今後、どんな仕事をしていきたいと考えていますか?

グローバルなマーケットでは、サプライチェーンのサイバーセキュリティがキーワードになっています。最近、某大手自動車メーカーの取引先がサイバー攻撃を受け、自動車メーカーのシステムまでダウンするという事件がありました。サイバーセキュリティは、自社だけでなく関係する会社や国全体で取り組むべきこと。当社は韓国企業ですが、日本法人を通じて長く日本のお客様と取引があることから、日本のサイバーセキュリティ対策を向上させる強い意志を持って事業に取り組んでいます。日本にサイバーセキュリティを専門にする人材を増やし、リテラシーを上げるために貢献したいです。 サイバーセキュリティは、お客様が主体的に取り組むこと。私達ができるのは、そのためのお手伝いです。商談では、お客様に予算と優先順位を案内しています。業種業態によって必要なセキュリティは異なります。当社の製品がマッチすることもあれば、他社製品の方がベストチョイスの場合もあります。私は、自社の製品だけを売ろうとは考えていません。お客様にとって、最適なサイバーセキュリティを一緒に考えたいです。

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