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インタビュー画像代表取締役CEO 藤森 恵子氏 (公認会計士・MBA) 早稲田大学理工学部卒業後、戦略系経営コンサルティング会社、監査法人トーマツを経て、ASIMOV ROBOTICSを設立。 デジタル庁有識者員、一般社団法人新世代RPA・AIコンソーシアム 理事、日本公認会計士協会 東京会 中小企業支援対応委員会委員、青山学院大学大学院 客員講師なども務めている。

起業前の経歴や創業時の想いを教えてください

大学でシステム工学を学びましたが、卒業後は、戦略系経営コンサルティング会社を経て、公認会計士資格を取得し、Big4の監査法人に就職しました。公認会計士業務に従事していく中で一番興味を惹かれたのは企業の業務フローの監査業務で、数多くの「あるべき業務フロー」への知見を深めることができました。その知見を活かして、独立後、内部統制および業務フローの構築コンサルティングを行う会社を共同創業しました。その後、税理士法人をグループに取り込み、税理士法人の顧客である中堅・中小企業(以下、SMB=Small and Medium Business)に向けて、新たに経営・財務コンサルティングを開始しました。ところが、SMBはまだまだアナログな処理が多く、大企業のように必要な経営数値がすぐに出てこないのです。これはまず、デジタル化から支援する必要があると強く感じました。 その時、たまたまRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の存在を知り、強く魅かれました。正直最初は、「ロボット」というネーミングに魅かれたんです。ロボット好きになったのは、子供の頃に読んだ漫画に出てきたあるロボットのお話が影響しています。人が適切な指示を出せないことで、ポンコツ扱いされ捨てられたロボットが、一人の女性により正しい訓練を受けて優秀なロボに生まれ変わるんです。彼女はロボットと同時に、ユーザー側の人間にも正しい指示の出し方を教えたんですよね。これは、今のSMBにおけるRPAの状況とよく似ています。SMBには、ロボットを訓練(開発)するノウハウも人材もいない。従業員は正しい活用方法を知らないし教える人もいない。RPAは人手不足で疲弊しているSMBにこそ必要なテクノロジーなのに、それが届いていないのです。 私には、RPA導入で重要な業務フローの知識と、システム工学についての土地勘がある。これこそ私がやるべきことなのかもしれない!と感じたのです。 当時、私は社会人経営大学院に通っていて、タイミングよく卒業研究として新規事業プランを構築する必要がありました。そこで、テーマを「SMBのためのRPA導入支援事業」とし、プランを練り上げていきました。こうしてASIMOVのビジネスモデルのベースが生まれたのです。この事業プランが、同大学院史上初となる最優秀賞と学長特別賞をW受賞することができたことは、大きな自信となりましたね。 会社の設立は在学中の2018年8月で、たった一人のスタートでしたが、卒業後に大学院の同級生達に呼びかけたところ、二人がジョインしてくれ、今経営陣として一緒に頑張ってくれています。

設立から5年ほど、これまでを振り返ってどう感じますか?

何もない砂漠のような状態から、本当にみんな頑張ってくれたなって感じています。 私はエンジニアではありません。だから、プロダクトアウトという発想がなく常にマーケットインで考えるしかない。当社のビジネスモデルは、実際のお客様のニーズから必要なサービス、理想とするサービスを想像しながら、創り上げたものです。ですので、当然前例が無いんです。お客様にも「他のRPA業者と全然違う」「そういう提案を受けたことがなかった」というお声を良くいただきますし、「稟議を書くのに、規定上、相見積もりが必要なんですけど、類似の業者ってあるんですか?探したけど、無くて・・・」なんて問い合わせもよくあります。 前例が無いということは、ゼロから創り上げているわけなので試行錯誤の連続です。当社の営業資料は日々更新されていて、営業開始から丸4年ですが、既にバージョン30、マイナーチェンジも合わせたら100回は更新していると思います。 また、エンジニアは、基本のスキームを確立するまで、本当に大変だったと思います。時には、「そんなことできっこないです」とぶつかったこともありました。でも、困っているお客様が実際に目の前に見えているわけです。なんとか形にしたいという想いで様々な発想や技術を持ち寄って、私の期待に120%の形で答えてくれました。本当に、感謝しています。

藤森さんの会社観をお聞かせください。

一人では実現できない夢を、仲間と一緒に創り上げていく場所だと思っています。組織に所属していても、専門職である公認会計士やコンサルタントは、フリーランスに近い感覚の働き方です。ですが、今のサービスは、いろいろな専門スキルを持った仲間がそれぞれの役割を担うことで初めて成立します。 私はよく会社をジグソーパズルに例えます。ジグソーパズルは凹凸のある唯一無二の沢山のピースが集まって一つの美しい絵を描くことができます。会社も個性豊かな仲間がそれぞれの長所をリスペクトしあって、足りない点を補い合って、一つの大きな夢を描くのだと。これは、ASIMOVのVALUEにもなっています。

社員にはどう成長して欲しいですか。社員に対する想いを語ってください

まずは、仕事でワクワクして欲しいです。ワークライフバランスは大事ですが、それでも1日のうちで仕事の占める時間はそれなりに長いですよね。だから、やりがいとか達成感をきちんと感じることのできる環境にしていきたいと考えています。そのために、知らないことを知る、できないことができるようになるという面白さを常に感じられることが大事だと思っています。だから、社員には、新しい分野にどんどんチャレンジしていって欲しいと言っています。会社のM ISSIONに沿ったものであれば、自由に提案して欲しいと。当初、RPAからスタートした当社が、現在様々なテクノロジーを扱うようになったのはそういった理由です。 ただ、自由と責任はセットです。当社のお客様は、本当に私たちを頼りにしていて、未来を賭けてくれている。だから、そんなお客様の期待を絶対に裏切ることはできません。ASIMOVのメンバーはそれをきちんと理解していて、強い責任感を持って仕事に当たり、新しい提案をしてくれていますね。 もう一つは、先ほどの私の会社観に基づくものですが、違うスキルを持った人同士が積極的に交流することで、成長を加速させて欲しい。イノベーションは、異分野、異文化が交わることで生まれます。私自身、専門職というバックグラウンドを持っているからこそ実感するのですが、専門外の人と話すことの学びは大きいです。レア×レア=超レアですので、そういう専門分野を超えた知識を持つ人材、専門分野を複数持つ人材は付加価値が大きく、これからの社会はそういった人材が求められると思っています。今は、それが実現できる環境となっていますが、規模が大きくなってもこの体制は維持していきたいと考えています。 最後は、せっかくやるなら興味を持って、全力で取り組んで欲しいです。主体的に取り組む時とそうでない時は吸収するものがまるで違います。仕事ですから、必ずしも自分の希望に沿うことばかりじゃないと思いますが、見方を変えれば、興味のあるポイントがあるかもしれない。都度自分でテーマ設定しながら取り組んでいって欲しいです。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?

旅行が好きなのですが、気候、地形と文化を知り、考察してあれこれ考えるのが好きです。これまで50くらいの国に行ったことがあるのですが、学生時代はバックパッカー※をやっていて、今も家族旅行は冒険旅行的なものを私が企画しています。 中国とかオーストラリアみたいな大きな大陸を縦断すると、気候も人種も変化していくし、日本では考えられない規模の建造物を体感して、発想の大きさの違いに魅了されたりします。アリゾナのグランドサークルでは、自然が作り出した地球とは思えない地形を見て、歩いて、人生観が変わりましたね。 ただ、最近、小さい頃からそういった旅行で振り回してきた娘に、「メジャーな観光地巡りとか、服の汚れない旅行がしたい」と言われてしまいましたが(笑)。 ※バックパッカー=リュック一つを背負い低予算で現地の人や旅行者同士の交流を楽しみながら行う個人旅行者

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