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インタビュー画像代表取締役・永原 明氏 1975年9月生まれ。滋賀県出身。1997年3月大学卒業。同年4月大手化学企業に入社。海外担当として新規取引先や新規商流の開拓、商品立ち上げ等に携わる。2009年1月、大手電機メーカーに入社。パソコン事業部で海外営業とマーケティングを担当。シドニー、シンガポール、バンコクに駐在し、販売組織立ち上げ等に携わる。2015年10月、株式会社ブイエムシー入社。2019年10月、VMC Motion Technologies株式会社設立。代表取締役就任。

VMC Motion Technologies社の母体となったブイエムシー社にご参画された経緯をお話しください。

私はブイエムシーに入社する以前は、電機メーカーで海外営業や海外マーケティングに従事していました。最初に『AGX Dynamics』の話を聞いたのは、タイのバンコクで販売組織の立ち上げに従事していた時です。その時は、オンラインで一度話をしただけで、さほど関心を持ちませんでした。その後、様々な事情から転職を考えて帰国した際に、改めて詳しい話を聞きました。ただ、その時も、何に使えるか分からない技術ですし、ポテンシャルがあるかどうかは正直分かりませんでした。 ただ、ブイエムシーの社長は、車両運動シミュレーションで大きな成功を収めていました。言わば、シミュレーションのプロが「これはいける、面白い」と言っているのを聞いて、可能性はあるのだろうと思いました。その時、ブイエムシーに不足していたのは、マーケティングと営業です。その部分は、私が得意としている領域でしたので、二人が集まれば、何かできそうだなという期待感はありました。もともと新しいことにチャレンジすることは好きで前向きに考えられる性格でしたので、5年くらい経って駄目だったら、次を探そうか。最初は、そんな感じで参画しました。

新しい領域にチャレンジすること自体に抵抗はございませんでしたか。

私は新卒で入社した化学企業の新入社員時代から、新規市場開拓や、新規商品の立ち上げ等に携わっていました。電機メーカーではパソコン事業部に在籍し、未開拓だったシンガポールで販売組織を作ろうということになり2年間駐在しました。タイのバンコクも同様の目的で1年半ほど駐在しました。個人的には、そういった新しいものは、よりモチベーションが上がります。ブイエムシーに参画したのは、そういったことの集大成です。私にとっては全く未知の業界ですし、『AGX Dynamics』自体、その時点で顕在化したマーケットはありませんでした。一体、何に使うのだろうというところからのスタートでした。 それから7年ぐらい経って、現在は、無限の可能性を感じています。まず物理エンジンは、用途を限定しません。物理は普遍的かつ一般的な技術ですので、色々なものに使える可能性があります。やる側の人間、提案する側の人間によって、無限の可能性が見えてきます。「こんなこともできる」「あんなことができるかも」と、そういう新しい何かを、ちょっとやってみようかなと思えるタイプの人には、非常に面白く映るのではないかと思います。ただ、誰もやっていないことですので、前例や現在のマーケット動向から入ってしまうと、魅力は感じられないでしょう。そういう極端なものだと思います。

ビジネス成果はいかがですか。

特にこの数年で実際のユーザー数はもちろん、興味を持つユーザーも増えており、ビジネス成果も表れています。現在、『AGX Dynamics』を導入されているユーザーは、サブスクリプションを継続しているお客様です。物理エンジンは一度使い始めると、長く使われます。導入するまでの検証には時間がかかりますが、使えると判断して導入されると、それを使って様々なソリューション作っていくことになりますので、新しい商品を作り続ける限り、契約が途切れることはありません。販売形態は、年間契約のサブスクリプションだけで、売り切りはありませんので、基本的には毎年、ユーザーは増えます。ライセンス販売に関しては今後も堅調にいくことが見込まれます。万が一、減少することがあるとすれば、大きな問題が起きた時ぐらいでしょう。 ただ、顕在化したニーズを持ち、自分達で使えるユーザーに対しては、既にある程度の導入が済んでいます。我々が本当にやりたいことを実現していくには、潜在ニーズを掘り起こす必要があります。今後は、物理エンジンやシミュレーションの存在は知らないけど、「こういうことやりたい」と漠然と考えている方へのアプローチが課題となってきます。必然的に、使い方や本当に使えるのかを検証するための技術的なコンサルティングや、受託開発の部分が増えることが見込まれます。

今後はどのような市場での活用が見込まれますか。

やはり課題が大きい領域です。例えば北の地域では雪の問題があります。除雪等の作業を自動化したいといったニーズは出てくると考えています。全国的に災害も多くなっていますので、災害対応では必ず導入が進んでいくでしょう。このように社会課題を解決するための用途は、社会から必要とされますし、我々にとっては最もモチベーションが上がる市場です。 もう一つ、AIとの協働というニーズは必ず出てくると考えています。例えば現在、AIが活用されているのは画像認識と自然言語の分野です。しかしそれ以外はほとんど聞きません。それは理由があって、AIは学習データがないと学習ができません。学習データを一番取りやすいのは画像です。インターネット検索サイトで「猫」と言えば猫の写真が何十万枚、何百万枚も出てきますので、それを読ませれば、猫を認識させることができます。自然言語も録音した音声データから学習できます。 画像認識と自然言語分野の次に出てくる領域はおそらく動きではないかと考えています。例えばパワーショベルで掘削する際の最適な動きを探すという時、そのための学習データをどうやって取るかが課題となります。現状では取りようがありませんが、将来、自律施工をやろうと思うと、その技術が必要となります。そのためには学習データを作らなければいけない。ではどうやって作るのか。実際に掘っているところから、土量や、反力、関節の角度、速度等、いちいちデータを取る等ということは現実的にできません。そうなるとシミュレーションによって得るしかありません。シミュレーションでデータを生成し、リアルタイムでどんどん吐き出して、それを基に人工知能が学習して最適な動きを作るというものが将来的には出てくるのではないかと考えます。それが実現すれば、あらゆる産業でニーズが顕在化する可能性がありますし、多様な使い方が生まれてくるのではないかと感じています。

転職活動中の皆さんへメッセージをお願いします。

弊社が理想とするのは、高い技術と知見、向上心を持ったエンジニアが切磋琢磨しながら、より付加価値の高いサービスやソリューションを提供し、お客様から感謝され、社会の進歩に貢献していることを実感できる事業です。 高い理想ではありますが、それは個人それぞれに求められるものだけではなく、会社もその理想の実現に寄与するエンジニアを十分にサポートできる体制を取っていきたいと考えています。 弊社はまだ小さな組織ですが、既に育休を取得した実績があります。男性社員ですが、3カ月間取りました。事前に申告していただければ、会社としてできる限りのサポートはしたいと思っていますし、取れないような雰囲気の会社でもありません。 また、今後は、場所を問わずに働ける仕組みを整備していきたいと考えています。弊社にはスウェーデン出身のエンジニアもいますし、国籍や年齢や性別に対するこだわりはありませんので、小さい会社を大きくしていくことに魅力を感じるような方は是非ご応募ください。

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