株式会社プラッタ

生成AIの普及により、ユーザーが情報を得る手段は「検索」から「AIに聞く」へと大きくシフトしている。こうした環境変化のなか、株式会社プラッタが開発・提供しているのが、AI内部でのブランド露出や推奨度を可視化し、企業のマーケティング戦略に活かすための総合プラットフォーム『SUPER ACT（スーパーアクト）』である。

SUPER ACTは、ChatGPT・Gemini・Claude・Grok・Perplexityなど主要LLMに対して、ブランドがどれだけ言及されているか（メンション率）、どのような印象で語られているか（センチメント）、どの情報源が引用されているか（引用URL）を自動で計測し、AI検索最適化（LLMO）を可能にするツールだ。従来のSEOでは把握できなかった「AIがブランドをどう認識し、どのように推薦しているか」を可視化することで、AI時代の新しい競争力の獲得を支援する。

その評価は高く、リリースから短期間で多くの企業が導入を決定。AI時代のマーケティング課題に対して、具体的な改善指針を持てる点が支持されている。代表取締役の白石氏は『SUPER ACT』の特長を次のように語る。

「SUPER ACTは、従来のマーケティングツールでは取得できなかった“AI内部の評価指標”を、圧倒的に簡単な操作で計測できるという点が大きな強みです。また、ChatGPTやGeminiなど各AIごとに異なる回答傾向を横並びで比較できる点も、企業の意思決定に直結する価値だと考えています」

同社が安価な価格設定を実現できる理由として、AI計測の研究を背景とした効率的なデータ取得構成、開発効率を最大化する技術基盤、そして無駄な営業コスト・広告費を徹底して削減している点が挙げられる。増加しがちな販管費や運用コストを価格に転嫁せず、企業が導入しやすい価格で提供していることも特徴だ。

さらに、営業やカスタマーサクセスが企業と直接対話し、その場で得たフィードバックをプロダクト開発に即座に反映している点も、SUPER ACTの満足度向上に寄与している。

「お客様の現場で生の声を聞き、それをすぐに開発へ反映できるスピード感は、当社ならではの強みです。AI時代は変化が速いため、“市場の課題に対する答えは市場にある”という姿勢でプロダクトを磨き続けています」

開発体制も、経験豊富なエンジニアが営業・経営チームと密に連携し、トライ＆エラーを繰り返す環境が整っている。LLMの仕様変更やアルゴリズムの変化に迅速に対応し続ける技術力と、必要な機能を短期間で形にする開発スピードが、SUPER ACTの競争優位性を支えている。

AIが情報のゲートウェイとなる時代。
「AI内部でどう語られ、どう推薦されるか」がブランドの未来を左右する。
SUPER ACTは、その新しい指標と戦略を提供し、企業のマーケティング成長を後押しする存在として進化を続けている。

同社を設立する以前の2017年、WebマーケティングツールのSaaS企業を立ち上げた経験を持つ白石氏だが、その当時と同社設立時、そして現在も一貫して持ち続けている思いがあるという。それは、「より適正価格で、誰でも運用できるマーケティングツールを世に出したい」という思いだ。高額なツールの価格設定、人手不足による運用の難しさがあることから、時代の流れの中で重要性を増しているSNSマーケティングへの取り組みが、とくに中小企業においては解決困難な課題となっている。その状況に対し白石氏は疑問を呈し、企業規模や予算を問わず、どんな企業においても導入できるツールの開発に注力してきたということだ。

「約10年前から、広告費をかけて広告を出さなければコンバージョンを上げられない、広告を出した者が勝つという状況は変わっていません。その中で、戦略構築や機能活用によってコンバージョン獲得を実現するツールを提供し、“持たざる者”でも勝てる状況をつくり出したいというのが私の思いなのです。商品力や企業の魅力など、正当に価値を伝えながら勝負ができる――。そうした状況へと、市場に変化をもたらすような成果を生み出したいと考えています」

予算の潤沢な大企業だけではなく、中小企業においてもITの恩恵を享受できる市場、規模ではなく、真の企業価値によって正当な勝負ができる市場へと変革することが、白石氏の企業運営における理想なのである。その理想を実現するために、今後同社が目標としているのはどんなことなのか。

「当面の目標としては、『SUPER ACT』を1000サイトに導入するということを掲げています。そのために必要なのは、営業・カスタマーサクセス・開発という全ての領域で業務を充実させることだというのが私の考えです。三位一体でバランスを取りながら、成果を上げることを私たちは目指しているのです」

自社が展開するSaaS型のビジネスモデルは、サービスの満足度が低ければユーザーはいつでも解約でき、同時に満足度が高ければ利益を生むという「美しい」ものだと表現する白石氏。「美しい」ビジネスモデルにおいては、“顧客満足”という明確な行動指針こそが必要であり、そのためのクライアントファーストという姿勢にこだわりを持つことこそが、同社の最大の理念だと言えるだろう。

スタートアップ企業としてスタートを切ったばかりの同社においては、メンバーたちの業務担当領域も広く、責任ある立場で顧客と接しながらダイレクトに反応を感じ取れるという、業務のやりがいがあると白石氏は語る。
同時に白石氏は、営業・カスタマーサクセス・開発という職域を問わず、最先端のマーケティング手法にも触れられる面白さを感じられると、自社の業務にある魅力を紹介してくれた。

「顧客企業のご担当者は、マーケティング領域の前線で活躍されている方々ばかり。その方々と共に日々切磋琢磨することで、分析能力や改善能力を養いながら、マーケティングに関する最先端の知見や能力を身に付けることができます。職域を問わず、その面白味が感じられるのは、三位一体でスピーディに事業を展開している当社の体制があるからこそだと思っています」

また、同社で活躍するために大切なことは何かという質問に対し、白石氏は業界・職種経験を問わないことと同時に、他者に喜びを提供することが好きであるという素養だと語ってくれた。「当社のメンバーは、人を喜ばせたい、誰かのためになりたいという意識を持っていて欲しいというが想いがあります。自分だけではなく、そして自社の利益だけではなく、関わりある方々の喜びを目指しながら業務に取り組める方にとって、当社にはとても居心地が良い業務環境があるのではないでしょうか」

規模や予算の大小を問わず、ITの恩恵を全ての企業が享受し、デジタル活用の最前線から取り残されることなく自社の魅力を発信する。そんな、正当なマーケティングを支援する取り組みに関わりながら、顧客に喜びを提供するベンチャー企業で自身の可能性を試したいと考える転職者に、白石氏は次のようなメッセージを送っている。

「デジタルやテクノロジーの恩恵を、誰でも平等も受けられる世の中にしたいというのが当社の考え。転職というご自身のチャレンジに真剣に、自分事として立ち向かえる方であれば、お客様にも真剣に向き合えると思うので、市場に変化をもたらす当社でぜひ力を発揮してほしいと思います」。