【代表インタビュー】医師で難病患者の創業者が描く未来 "誰も取り残さない医療を目指して"
Mediiが目指すのは、難病や希少疾患などを中心に、限られた専門医の知見や経験を最大化する新しい医療の仕組みをつくり、専門医がどんな地域に住んでいても、現場の先生を支えてより良い医療を全ての人が受けられる世界を実現すること。ここでは代表の言葉で語ってもらいました。 ー専門医の資格と医学博士号も取得したにも関わらず、起業という道を選ぶまでどのような経緯があったのですか。 自分の中の命題は、人生の中で社会にどれほどインパクトを残せるかということでした。しかし研究者として貢献できる領域はどうしても専門的なため、社会全体で観た時に限定的になりがちで、ややその観点で閉塞感を感じていました。 また、自分も厚労省指定難病患者として治療のために遠方の病院に通院を続ける中で「自分のような難病患者さんは全国に大勢いる。診断や治療のための時間や、経済的な負担をかけさせない方法はないだろうか」と考えはじめるようになりました。 専門医の資格をとった後、日々、和歌山で直接患者さんのを診療していましたが、私が一人で診ることができる患者さんの数や専門領域はやはり限られています。社会全体で観た時に、全国のより多くの患者さんの課題を解決するためには医療の仕組みを変えなくてはいけないという結論に辿り着きました。 どのような手段が良いのかを徹底的に調べて考えた結果、最終的に自分の中で残ったのは起業することでした。 ーE-コンサルを立ち上げてからこれまでの変化を教えてください。 大きく3点あります。 1点目は、サービス観点で仮説検証と社会実装ができてきたという点です。創業当時は仮説の検証が必要なものが多くありましたが、医師同士の質問から回答マッチングが全専門領域でできるようになって、E-コンサルを使ってくれた先生が「これがないと困る!」というお声を多数いただいて、利用医師数がどんどん伸びている点です。そして持続可能な仕組みにするための自治体や製薬企業などとの提携が実現できてきており、現場の先生には無料でサービスを提供していける体制が整ってきていることです。 2点目は、事業戦略に基づいた組織作りと、それぞれの専門性を持つ素晴らしいリーダーを中心とするフラットで機能的なチームができていているという点です。全ては”ひと”で変わると思っていて、Mediiが目指す世界を実現できたときに心から喜びを分かち合えるVisionの共有と、Mediiのカルチャーを体現するValueを発揮してくれている仲間がいることが、何よりも組織にとって大切です。 3点目は、私自身がまだまだ未熟ながら経営者として多くの失敗を通じて成長させていただけた点です。振り返って1、2点目も最初は上手くいかなかったのですが、原因として私自身が経営者として力不足だったことが全てでした。 失敗しても一喜一憂せず、原因をできるだけ明確にしてカスタマーの医師であったりクライアント企業、そしてチームの仲間という”ひと”に真摯に向き合い対策するという地道な努力を今日まで続けてこれた延長線上に今があります。 ーそれでは最後に今後のMediiの展望を教えてください。 今あらゆる専門領域が細分化し複雑に進化していて、全ての領域で最新の知見を目の前の患者さんに提供し続けることの負担感が私たち現場医師には年々増しています。特に、難病においては患者数が限られるため十分な経験が積めない構造的限界がある。 私たちは、限界を迎えつつある希少難病診療のこの構造的問題を、信頼できる専門医に相談し、解決に導いた専門医もきちんと評価されることを通じて、突破していきたい。これらのデータが集まればそれを技術的に活かした次の未来設計もある。そして難病患者さんがより早期に診断され、最新最適な治療を受けられることでその”ひと”の日常を笑顔でいっぱいにしたい。 この事業を通じ、患者さんが笑顔でいっぱいになれる未来をより近くに感じて、Mediiに関わっていただくすべての”ひと”と一緒に、共に心から笑い合えると私は信じています。
10年間、外資戦略コンサルを経てスタートアップへ ー 次のキャリアとしてMediiを選択した理由とは?
Mediiで特に要となっているビジネスサイドを統括をしている筒井さん。10年間大手コンサルティング会社勤務からスタートアップ企業へ転職した理由やMediiの魅力、そして今後の目標などお話を伺いました。 ー何故、今まで縁が無かったヘルスケア領域にチャレンジしようと思ったのでしょうか? ヘルスケアや医療というのは本当にかけがえのない領域だと思っています。この領域に微力ながら貢献したい・社会にインパクトを残したいと思い、ヘルスケアスタートアップにチャレンジしようと決心しました。 幼少期から、両親に「医者になれ!」と言われ続けながら育ってきたのですが、あまりピンときていませんでした。また、どうしても医療は目の前の患者さん以外に影響を及ぼしにくいイメージがあり、積極的に医師を目指そうと意識することはありませんでした。 しかし、2014年に父が脳梗塞で倒れ、セカンドオピニオンを受けに神戸の病院まで足を運んだ際に、待合室で漫然と、今の父親を良く出来る可能性を持っているのはこの病院のこの先生だけなんだなと思い、藁にもすがるような思いに駆られました。 その時に、改めて医療の重みと何物にも代えがたい必要性を実感したのが、ターニングポイントとなりました。 ー医療といっても様々な関わり方があるかと思いますが、その中でMediiを選んだ理由は何だったのでしょうか? 社会性と事業性の両立が出来る可能性があると自分自身が腹落ちしたからです。 社会性だけを追求すると、社会貢献のような取り組みになりやすくなってしまいますが、社会性と事業性の両立が、自律的・持続的に事業が存続し続け社会に役立つことが出来るための必須要素だと考えています。その両輪を回せる可能性をMediiに感じたことが私が参画した一番大きな動機です。 ー筒井さんがMediiの取り組み以外に魅力的だと感じる部分はありますか? Mediiは3つのValueを掲げていて、そのうちの1つが”Team Medii”というものです。このMediiのチームこそが私が非常に魅力的だと感じている部分です。 大きな特徴は、代表の山田のみならず、チームの中に複数の診療科に跨る数多くの医師が在籍しているところです。その医師メンバーが専門性を持ちながらユーザ視点で事業に取り組んでいるのが強いと思っています。 そして、あえてMedii内では医師メンバーを”先生”と呼ぶのを禁止にしています。チーム全員がフラットで対等な立場で議論が出来るダイバーシティこそがMediiを強固な存在にしているのだと考えています。 ーそれでは最後に、筒井さんがこれからMediiで挑戦したいことや目標を教えてください。 私はMediiのビジネスサイド全般を統括する立場として、Mediiという企業体を成長させ、社会に与えるポジティブインパクトを更に大きくしていきたいと思っています。 我々が取り組んでいる領域はまだ誰も手を付けていない未開の領域で、非常に強い想いを持つチームだけが取り組むことが出来る領域だと思っています。 まだまだ不明瞭な部分もありますが、事業としての「可能性は無限大」とまでは行かずとも笑、少なくとも数兆円レベルの企業価値までは達せられるだろうと大真面目に考えています。 あとは、この道筋をクリアにしていかに最速で達成していくか、が私が今後チャレンジしていきたいことです。 まだまだビジネスサイドのメンバーは補強していきたいと考えている段階ですので、ぜひ、志があり大きなことを成し遂げたいと思っている方とお話ししたいです!
日本で最も診断・治療の最適化が起こっている場所にする。プロダクト責任者のビジョン
MediiのVPoP(Vice President of Product)であり、E-コンサルグロース部 部長の清水さんにこれまでの経歴やMediiに参画した理由、E-コンサルグロース部の業務やおもしろさについて聞いてみました。 ー清水さんの経歴を教えてください。 学生時代から、「自分は何に時間を使いたいか」という問いに常に向き合ってきました。その中で見つけたのは、「安心・安全で誰もが幸せに過ごせる社会をつくりたい」という強い信念であり、それは昔から変わらない私の理念です。 学生の頃は、画一的な教育システムに疑問を抱き、新しい教育の形を創造したいという思いが芽生え、教育スタートアップの立ち上げにグロース・プロダクト責任者として取り組みました。 事業が一定の成果を見せ始めたとき、再び自身のキャリアを見つめ直し、情報科学の中でも、機械学習の分野に進む決断をしました。そして、当時参加していたデータサイエンスコンペティティション「Kaggle」でメルカリと出会ったことをきっかけに、グロース・CRMを担当する機械学習エンジニア(後にプロダクトマネージャー)として2018年にメルカリに入社しました。 ー医療とは異なる業界で活躍されてたのですね、Mediiに参画したきっかけは何だったのでしょう。 やはり自分の理念が私の中核にあり、社会的に価値のある事業を自己裁量を持って推進したいという思いを常に持っていて、業界を問わずさまざまな企業を見てきました。エージェントに登録してみて、初めて紹介された企業がMediiでした。 医療業界はやりがいがありそうと感じましたし、面接の際に、代表の山田さんやVPoEの渡辺さんとの対話で好印象を抱きました。最大の決定打は、私の母が重度のリウマチを患っており、山田さんがリウマチ専門医であったことに、何かしらの運命を感じ、勢いで副業での参画を決めました(笑)。 ー副業から正社員になるまで、どのような気持ちの変化があったんですか? Mediiに参画してから、楽しさが想像以上で、Mediiのことを知れば知るほど心が惹き込まれていきました。 その変化の要因は、 ①事業の構造 ②自分自身の仕事内容 ③経験豊富で魅力的なメンバーが集まっていること ④家族が指定難病と診断されたことです。 希少疾患や難病は身近に存在することを実感し、社会全体で医療のレベルが向上すればいいなという思いが強くなりました。 そんな感じで、フルコミットしない理由がなくなりました(笑)! ー清水さんが統括するE-コンサルグロース部の業務について教えてください。 E-コンサルグロース部は、一言で表すとプラットフォームを成長させる部署です。また、ミッションを達成するために不可欠な、売上の最大化に関して重要な役割も担っています。 ーどんなところにやりがいを感じますか? Mediiが掲げる「誰も取り残さない医療を」というミッションに対して、診断と治療の最適化における成果が目に見えて表れてくる点、それを社会により広げていける点がおもしろいところだと思っています。 ー最後にMediiで実現したいことを教えてください。 E-コンサルを、社会で最も、医師の行動変容を元にした患者さんへの介入効果を起こす場所にしていきたいと思っています。 そのために、継続的に成果を可視化できる仕組みをつくりや使いやすいアプリケーションを構築していくだけでなく、医師がE-コンサルを活用すればするほど高く評価されるようなプラットフォーム設計とインセンティブ設計を推進していきたいと思っています。
「絶対社会に必要なサービス」を伝播させる採用チームリーダーが、Mediiの成長をブーストさせたい理由
採用チーム リーダーとして採用計画の策定や実行を担当しながら、製薬マーケティング部ソリューションチームで製薬企業とのプロジェクトマネージャーとしても活躍している石川さん。Mediiに入社した理由や仕事への向き合い方、今後の目標について聞いてみました。 ーこれまで様々な立場や場所から医療に向き合ってきたんですね。Mediiにはどういう経緯でたどり着いたんですか? 以前別のベンチャー企業で一緒に働いていた稗さんと松岡さんがMediiで既に活躍しており、声をかけてもらったのがきっかけです。 ファーストコンタクトは代表の山田さん・COOの筒井さんとのカジュアル面談でした。「現在の医療の課題を何とか良くしていこう」という強い想いを2人から感じました。私も家族の闘病歴から現在の医療はまだまだ改善していく必要があると思っていたものの、具体的なイメージまでは持っていませんでした。しかし、MediiのE-コンサルについて説明を受け、医師間の情報の非対称性を無くしていくことが早期診断や治療介入に繋がり、患者さんのメリットになると知り、「なるほど」と眼から鱗でした。 ー石川さんは当初副業での参画でしたよね。どのようなきっかけで社員になったのですか? 最初は副業だったので平日の夜や土日に稼働していて、毎週山田さんと30分の1on1の時間を貰っていました。業務の相談の他に、Mediiの成り立ちや今後の方向性について議論したり、私の目線でのアイディアや意見をぶつけたり、自由に会話させてもらいました。その時間で、Mediiと自分の価値観や今後の方向性の一致度合いを確認できたことで、Mediiへの気持ちが強くなっていき、最終的に本業にしようと決めました。 ー現在の仕事内容とやりがいを教えてください。 E-カンファチームでは、様々な疾患に存在している臨床課題をベースに、臨床医目線で”面白い”と思うようなテーマでセミナーの企画や運営をしています。 Mediiのセミナーは視聴者の先生方に学びの機会を提供することはもちろんのことながら、E-コンサルの活用のきっかけとなる重要なコンテンツです。医師目線で面白い企画を考えつつ、E-コンサルへの会員登録や利用数を伸ばすという2つの切り口から進めていくのが醍醐味であり、難しい点でもあります。 そのためE-カンファチームは、マーケティングなどのビジネスメンバーと医師メンバーで構成されており、臨床医目線で面白いテーマを根本にしつつ、それをどのように多くの先生に見てもらえるか?という点にもこだわって企画しています。 元々製薬企業にいた経験で、医師向けセミナーの形式はイメージできていたのですが、Mediiのセミナーは全然違いました。製薬企業は厳格なコンプライアンス・ルールによって発信できる内容が縛られており、どちらかというと薬剤の説明などの一方通行なレクチャーがメインです。一方で、Mediiのセミナーは医師同士のディスカッションを大事にしていて、毎回時間がオーバーするほど視聴者からの質問やコメントなどで盛り上がっています。終了後のアンケートにもしっかり答えてくださる先生が多く、「勉強になった」「新しい発見があった」というお声を頂くと、「やっててよかったなぁ」と思います。 ーでは最後に、これからMediiでやりたいことを教えてください。 セミナーや製薬企業とのアライアンスなどのビジネス系の仕事は続けつつ、組織づくりや採用などの人事の仕事も並行してやりたいと思っています。 やりたいことにチャレンジできる環境も、Mediiに入社した大きな理由のひとつでもあります。まだ副業で参画していた時の飲み会で、「人事に興味あるんですよ~」とポロっとこぼしたら、山田さんが「いいじゃんやろうよ!」と0.2秒で歓迎してくれました。挑戦できる環境があると実感できたことが決め手の一つでした。 Mediiはいい意味であらゆる部分が発展途上なので、「もっとこうしていきたい」というアイディアや情熱があればそれを実現していける環境だと思っています。Mediiは私が今まで働いてきたどの会社よりも若く、これから大きく成長していくフェーズなので、組織・人の面からもMediiの成長を後押ししていきたいです。
大手企業からのキャリア転換。世界一周の旅の果てに辿り着いた、自分がより成長できる場所
大手製薬企業からMediiに飛び込み、複数案件を推進するPjM(プロジェクトマネージャー)として活躍。新たなキャリアの扉を開いた菊地さんに、仕事の面白さやMediiへの想いを聞いてみました。 ー菊地さんの経歴を教えてください。 東北大学薬学部薬学科を卒業して、大塚製薬に入社しました。約4年半、新薬開発本部(治験を担当する部署)に所属し、中枢神経領域や血液がん領域でのCRA業務やCROマネジメント、当局対応などを経験しました。しかし、以前から抱いていた「若いうちに海外を見て回りたい」という気持ちが高まり、退職を決意しました。その後、約1年間、世界一周のような形で20カ国を一人で旅しました。帰国後Mediiに参画し、現在は製薬マーケティング部ソリューションチームに所属しています。 ーMediiを知ったきっかけを教えてください。 パラグアイに滞在していたときに、同じく女一人旅をされていた日本人の方と出会い、同い年であることが分かって意気投合しました。 同じ年数の社会人経験があったにもかかわらず、経験の厚みと成長の度合いが自分と全く違うことに驚きました。 彼女にその話をしたところ、紹介されたのがMediiでした。 ーMediiに参画するに至った理由を教えてください。 帰国後のキャリアを真剣に考えはじめた時、前職の経験を活かせる職種に戻った方が楽なのではないかと迷った瞬間もありました。しかしワクワクするのは明らかにMediiでしたし、1年間の旅を通して自分の直感を信じることが結果的に良い選択になることを痛感していたので、Mediiに応募してみようと思いました。 ーMediiに転職して感じたことを教えてください。 物事が進行するスピードや与えられている裁量の大きさが段違いで、未経験の私に決定権がある業務も多くとても面白いです。制度の面については、勤務体制が柔軟で自由度が高いところは自分に合っているなと感じています。 ー菊地さんは入社してすぐMediiに馴染んでいるように見えましたが、Mediiのカルチャーやバリューに対してギャップはありましたか? ギャップはありませんでした。採用情報に書かれていたMediiの価値基準と自分が仕事をする上で大事にしていることが一致していたので、組織の雰囲気とも合いそうだなと感じていました。 自分の力だけでできることは本当に限られているので、Mediiの皆さんはもちろん、クライアントや先生方も、ミッションを達成するチームの一員だと思ってコミュニケーションを取っています。 ーMediiでの業務内容を教えてください。 E-コンサルのクライアントである製薬会社のカウンターパートとして、製品や疾患に関するプロジェクトを担当しています。製薬会社のマーケティングやメディカルアフェアーズの方とディスカッションを繰り返し、各疾患における課題解決に取り組んでいます。 具体的には、E-コンサルの会員医師に向けたメルマガやセミナーなど、疾患を啓発するためのマーケティング施策を通じて、常にチームで議論しながら推進していく業務を行っています。 ー未経験の状態からPjMを務める中で大変だったことはありますか。 自分が決定権を持ってプロジェクトを進めるという経験がなかったので、裁量の大きさに少し戸惑いました。しかし、伸び伸びとやらせていただけるMediiの環境のおかげで、大変さよりも楽しさが勝っています。 自分は新たな経験に刺激を感じて楽しめるタイプなので、とても面白いなと思いながら日々トライしています。 ー菊地さんから見たMediiの魅力について教えてください。 優秀な皆さんが本気で仕事をしていることがすごく良いなと思っています。 また、Mediiではヘルスケアに限らず、他ベンチャーやコンサルなど様々な業界で経験を積まれている方々と働けるので、とても刺激的で楽しいです。 ー菊地さんの今後の目標や、Mediiでやってみたいことについて教えてください。 PjMとして一刻も早く独り立ちすることと、Mediiの一員として成果を出すことが目標です。 自分も成長しながら、Mediiのミッションコンプリートに全力で取り組んでいきたいです!