転職サイトGreen(グリーン)
ログイン会員登録
転職サイトGreen(グリーン)

勤務地

年収
ログイン会員登録
インタビュー画像アメリカのGoogle本社で二人目の日本人エンジニアとして活躍したエンジニアCEO。Yahoo!で働くために2001年に渡米。その後、Googleへ転職しGoogle Mapsの開発に従事。黎明期のTwitterに移り、公式アカウント認証機能や非常時の支援機能などのチーム立ち上げ、開発チームのマネジメントを経験。2014年7月、共同創業者のイーサン・カンとともにMODE, Inc.を設立。IoTプラットフォームを開発、提供し、シリコンバレーと東京、二つの拠点ですべてのエンジニアが対等な立場で働ける組織を目指して日々奔走している。趣味は古いコンピュータの収集。

世界最大の検索エンジンを手掛けるGoogleで働くことになった経緯は?

コンピュータサイエンスを勉強して大学院を卒業後、外資系コンサルティングファームに入社。しかし、時代はインターネットブームの真っ只中。シリコンバレーの会社が日本に進出するというので、第一号日本人エンジニアとして転職しました。その会社が、Yahoo!に買収されることになり、日本オフィスは人員を削減することとなりましたが、私はアメリカのオフィスに移籍することを勧められ、2001年に移住しました。 2003年、Yahoo!からGoogleに転職しました。私は日本人二人目のエンジニアで、当時は全体でもまだ1,000人規模の会社でした。ニュースアプリがリリースされた時に、コンピュータが大事なニュースをピックアップする、今でいうAIのような技術に驚かされ、どんな仕組みで動いているのかどうしても知りたかったのです。 当時のGoogleはものすごく勢いがありました。様々なプロダクトが社内のあちこちで生み出されていました。メールサービスの開発チームが隣で働いていて、2004年4月1日、メールサービスのリリース直後にアカウントを作ったのは良い思い出です。

Googleで働くことになった経緯は?

Googleでは、Google Mapsの開発チームに参加しその後マネージメントを経験しました。入った当時は30名ほどのチームでしたが、6年間チームに在籍して様々な機能を実装しました。中でも印象に残っているのは、Google Mapsに画像データを盛り込んだこと。それまでは、地図アプリで検索しても、画像が出ませんでした。例えば、「ラーメン屋」で検索するとローケーションと紹介文だけが表示されるだけで、実際のラーメンの画像は見られない。ラーメン屋を探しているユーザーにとって、一番重要な情報はどんなラーメンなのか。その店で提供しているラーメンの画像を見れば、一発でイメージできます。 2011年、40歳を目前にして、当時まだスタートアップだったTwitterに転職。Googleでは古株メンバーになったので、やりたいことは何でもできました。働き心地は良く、特に不満はなかったのですが、このままエンジニア人生を終えるのはつまらない、と考えるようになりました。Googleでの経験が、ほかのスタートアップでも通用するのか試してみたくなり、Twitterに移籍しました。 Twitterではマネージャー職で採用されたのですが、初日に出社したらチームのメンバーが誰もいない状態。そこで、自らやりたいことを経営陣に直訴してチームを設立。SNSのアカウント作成ページをフルリニューアルしたり、ほかのSNSサービスと連携させたり、青色の丸で著名人を認証する機能を実装したりしました。

Twitterを辞めて起業した理由は?

GoogleにもIPO前からいたのですが、Twitterも私が入ってから2年でIPOをしました。その頃になると、30名以上のチームを率いてGoogleでやっていたのと同じようにサービスの新機能を開発していました。前職での経験が通用することが分かり、IPOを機に次のキャリアを模索するように。Webサービスの会社に入っても、同じことを繰り返すだけだと思い、起業を決意しました。 共同創業者でCTOを務めるイーサン・カンとはYahoo!時代の同僚で、20年来の友人です。色々なアイデアを思いつくたびに彼に話すのですが、基本的にいつも反応がつれなかったのです(笑)。ところが、Raspberry Piを買って自宅のスプリンクラーの制御装置を作ったところ、初めて褒めてもらいました。そこで、これはビジネスになると思い、IoTを自社のメイン事業に据えました。 企業当初は、スマート家電のプログラムを作っていました。しかし、スマート家電を発売するメーカーが次々と倒産してしまい、目を付けたのが今のビジネス。IoTを使った企業のデータ活用です。スマート家電の代わりにセンサーを繋いでデータを取得しビジネスに活かすビジネスモデルです。

どんな組織を作りたいですか?

みんなが力を発揮できる職場を作りたい。会社を経営する中で、自分の役割は何なのか自問自答する時があります。いいことを言う人や面白いアイデアを出す人を、いかにして活躍してもらうか、それが自分の仕事だと思っています。だから、社員の話には耳を傾けるようにしています。自分が思いつかないことを思いつく人がいるのは楽しいです。 キャリアの大半をマネジメント職で過ごしてきたから、人の力を引き出して仕事を成し遂げることが得意なのかもしれません。共同創業者がエンジニアリングの部分を担当してくれるので、会社の経営にフォーカスできます。人は一人では何もできません。沢山の人が集まってそれぞれの学んだ“知”を持ち寄ることで、新しいものを生み出し、困難を乗り越えていけます。だから、社員間のコミュニケーションに力を入れています。

趣味は何ですか?

古いコンピュータのコレクションが趣味です。動かないコンピュータだった場合は、自分で修理します。何せ30年以上前の物もありますから、動かないものを自分で修理できないとコレクションが増えません。クラシックカーやヴィンテージバイクのコレクターと同じようなもの。修理やメンテナンスまでが趣味の一環です。 ただ、クルマやバイクと違うのは、現代のテクノロジーで再現できる点です。私は古いコンピュータのエミュレーターを自作しています。インターネットを調べても資料がないコンピュータの動きを、エミュレーターで再現すれば、世界で誰もなし遂げなかったことができます。最近は、1987年にシャープが発売した往年の名機と誉れ高い「X68000」の起動ROMを解析しています。今もカルト的な人気を誇るマシンで、数十万円の価格で取引されています。知り合いから動かなくなったのをもらって、半年かけて修理しました。

この企業と同じ業界の企業

この企業と同じ業界の企業:スティーク 株式会社
スティーク 株式会社
「ものづくり」を支えるデジタルクリエイティブカンパニー
この企業の募集は終了しました。他にも求人を募集している企業がたくさんあるので、
ぜひ探してみてください🔍
他の企業の求人を探す
この企業の募集は終了しました。他にも求人を募集している企業がたくさんあるので、
ぜひ探してみてください🔍
他の企業の求人を探す
掲載をお考えの企業様
IT転職に強い求人サイト Green
Copyright© Atrae, Inc. All Right Reserved.