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インタビュー画像代表取締役 岡田 友輔氏 2002年よりテレビ局のプロ野球中継スタッフを務める。2006年にスポーツのデータの解析・配信等を手掛ける会社に転職。2011年に合同会社DELTA(2015年に株式会社化)を設立。設立初年度からプロ野球球団と契約し、アメリカ発の分析手法「セイバーメトリクス」をもとにデータ分析およびコンサルティングをスタート。年1回の『デルタ・アニュアル・リポート』をはじめ著作の出版を通して認知を広め、順調に契約を増やしている。

貴社を設立されたきっかけを教えてください。

スポーツデータの配信等を手掛ける前社でプロ野球のデータを集め、その配信に携わっていました。でもせっかくデータがあるのですから、配信だけではもったいない。そこで野球に関するマクロのデータ分析・提供を行い、プロ野球界に貢献したいと思って当社を立ち上げたのです。 マクロのデータ分析ではアメリカの「セイバーメトリクス」が有名ですね。これは過去数十年にわたるデータを統計学の手法で分析し、勝つための構造や戦略を導き出す分析です。「出塁する力と長打力で得点の9割は説明できる」「盗塁とバントは得点する上で効率が良くない」といった分析が可能になります。 当時は、セイバーメトリクスをテーマにした書籍や映画で認知が広まり始めていました。日本のプロ野球界でも、興味を示す球団が出始めていたので、会社を立ち上げるには良いタイミングだったと思います。実際、設立初年度には、ある球団とデータ分析とコンサルティングの契約を交わせましたから。

プロ野球をデータで分析する醍醐味とはどのようなものですか。

試合で勝つための仕組みが分かることが一番の醍醐味ですね。先ほど例に挙げたように、「塁に出る力と長打を打つ力で決まる」という分析は、ビジネスではなかなかできませんよね。でもプロ野球では、過去のデータからその分析が導き出せるのです。 私は自分にはプレイヤーとしての才能はないと判断し、小学生までで野球を止めました。しかしその後もプロ野球のテレビ中継を観たり、選手名鑑等を読み込んだりして、野球とはずっと接点を持っていたのです。日本人選手が渡米する前からメジャーリーグの試合も観ていました。 高校~大学に通っていた1990年代~2000年代に野球のデータ分析が一気に加速。その成果がまとめられた『TOTAL BASEBALL』という書籍と出会ったのは大きかったですね。試合に勝つための仕組みが、実にロジカルに展開されていましたから。この書籍との出会いが、今の仕事に就くための下地になったのだと思います。

プロ野球のデータに長く携わってこられた岡田様は、どのような仕事観をお持ちですか。

当社を信頼してデータ分析のご要望をくださった方々に、「頼んで良かった」と言っていただけるようなサービスを提供し続ける…ということに尽きます。提供する相手があって初めて、データ分析は意味を持つのですから。 相手の信頼に一生懸命応えることの大切さを、私は前々職(民放テレビ局のグループ会社)で学びました。私はアナウンサーやディレクターの方々に、プロ野球の試合の放送中に紹介するデータを集めて提供していました。ある試合で間違ったデータを渡してしまい、そのまま放送で読まれるという事態に。後で謝罪に行くと、アナウンサーの方に「あなたがくれた情報を、信じて読むことが私の仕事です」と言われました。次の試合でその方は、私が提供した情報をいつもと同じようにそのまま読んでくださったのです。 私を信頼して仕事を任せてくださっている方々に、一生懸命応える。そして応え「続ける」。その時学んだことは、今の仕事にも息付いています。

岡田様の座右の銘を教えてください。

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉です。率直に言って、私も当社も、これまで本当に運が良かったと思います。 まず野球と出会えたこと。『TOTAL BASEBALL』の存在を知り、野球をデータで分析する面白さを知ったこと。学生時代にスポーツニュースのアルバイトでテレビ局に伝手が生まれ、一旦は別の会社に就職しましたが、すぐにその伝手で前々職の会社に転職できたこと。そこから前職~独立を経て、早速プロ球団と契約できたこと。全て自分のやりたいことをやろうと、貫いてきた結果です。 言い換えれば、自分の手が届く範囲のことは一生懸命やって、コントロールできない範囲は「天命を待つ」しかなかったのです。先に紹介した“放送事故”の一件も、結果的にデータは間違っていましたが一生懸命調べたものですし、次の試合に向けても同じように頑張りました。私にはそれ以上のことはできなかったからです。これからもその姿勢を貫いていくつもりです。

最後に、お忙しい岡田様のリフレッシュ方法を教えてください。

特に趣味はないのですが、気分転換によく料理をしています。特に煮込み系の、時間を要する料理が好きですね。 仕事がはかどらなくなったら思い切って中断。まず外出してスーパー等に行き、豚骨や鶏ガラを仕入れてきます。そして自宅にある寸胴鍋で煮込んでスープを取り、ラーメンを作ることが多いです。作る手順は決まっているので、あとは無心に仕込んで、じっくり煮込めばいいじゃないですか。その「無心に」やれるという点が良いのです。何も考えなくていいですから。寸胴鍋で沢山作っても、家族に振る舞っているので後片付けも簡単です。 料理自体は元々好きで、独身時代から時々やってはいました。ただ、仕事が詰まった時のリフレッシュとして煮込み系の料理を作るのは、当社を立ち上げてから増えた気がしますね。やはり会社を経営するとなると、考え事が増えるのかもしれません。

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