御社の設立の経緯について教えてください。
出版社での勤務経験を経て、当社のグループ会社である株式会社レイズを2008年に設立しました。同社は広告代理店業をメイン事業としていたのですが、他社の媒体を売り込むだけではなく、自社のオウンドメディアを運営したい、自らがメーカーとして事業を展開したいという思いがあったので、制作会社として当社を設立しました。 現在は、メディアに関連する収益が全体の約6割、代理店業による収益が約3割となっていますが、今後は残りの約1割を占めている新規事業による収益を拡大していきたいと思っています。この新規事業についても、自社サービスを自ら開発し、少数体制ながらスピード感を持って自ら運営していきたいというのが私達の考えです。 今後も設立当初の思いを実現し、サービスの主体、メーカーとして事業を開発し、アイデアをもとにチャレンジしていきたいと思っています。
御社を運営する中で、どんな思いを大切にしていますか?
社内のメンバー達に常に言っているのは、「メーカーとしてのプライドを持つ」ということです。Webサイトを運営する中では、業務が多忙になるに従ってミスも起きやすく、不具合が発生してしまうケースも増えていきます。しかし、忙しさを言い訳にするのではなく、サービス運営者としての自覚を大切に、プライドを持って業務に取り組むことで、トラブルも最小限に防ぐことができると、私は考えているんです。 もう一つ大切にしているのは「誠実さ」です。設立から現在に至るまで、当社もビジネス的に苦しい状況に直面したこともあります。その時にご支援いただいた方々には誠実な姿勢でご恩に報いてきたと自負していますし、その姿勢があったからこそ困難な時期に助けていただくことができたとも感じています。制作、営業といった職域を問わず、クライアントやユーザーに対しては誠実に対していくというマインドは、今後も大切にしていきたいですね。
御社には、企業としてどんな特徴があるとお考えですか?
当社の特徴は、仕事を「楽しむこと」、そして常に失敗を恐れずにチャレンジすることを共通理念としているところにあると思っています。設立間もない時期に自社で求人サイトを手掛けた際は、当社には運営に関する知見やノウハウはほとんどありませんでした。しかし、面白そうなことだからチャレンジしようという思いで取り組みましたし、その思いは現在も当社の企業文化と言えるものとして根付いていると思っています。 また、少数体制での事業展開をする中では、社員一人ひとりが経験値を得るスピードが速く、成長できる環境になっているのも一つの特徴だと思います。もちろん、誠実さを大切にする姿勢は社員に対しても同様ですので、成果を上げたメンバーに対しては正当に評価し、その内容もオープンにしています。その特徴があるからこそ、各個人が明確な目標に向かって自分を奮い立たせながら意欲的にチャレンジできているのではないでしょうか。
今後、どのような企業を目指すかについて教えてください。
これまで当社では、自社メディアである求人サイトに対して強いこだわりを持ち、運営に取り組んできました。しかし現在、経済状況や世の中の動きが大きく変化しています。その時代背景の中では、“自社のメディア”と考えてこだわるだけでは価値を生むことはできませんので、メディアとしての在り方を模索しながら、柔軟に対応していくことが必要になっています。そうした対応力を身に付けることが、当社の今後が目指すことの一つだと、私は考えています。 変化があった際に、企業としての方向性をシフトチェンジしていく。その根底にあるのは、やはり社員一人ひとりが楽しめるかどうかということを重視する考えなんです。取り組む仕事を充実させ、成果を出せるからこそ生活も楽しめる。柔軟性を備えながら、メンバー自身に加えその家族や周囲の人達をも幸せにできるような企業になっていけたらいいですね。
最後に、転職者に向けたメッセージをお願いします。
当社の「オールブルー」という名称は、私が好きなコミック作品からヒントを得て付けたものなのですが、その言葉が意味するのは“理想郷”というものなんです。この会社を、Webサイトやデジタル広告の制作という“裏方”の業務を担う人々にとっての“理想郷”としていきたいと思っていますし、その理念に共感してもらえる仲間を一人でも多くお迎えしたいというのが、私の思いなんです。 指示されたことだけを「作業」として進めるのではなく、満足できない現状を変える「仕事」に取り組みたい方にとっては、当社は最適な環境だと思っています。積極的にチャレンジし、ご自身のやりたいことに裁量を持って取り組みたいという意欲的な方に、ぜひ私達の仲間になっていただきたいと思っています。