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株式会社グレースイメージング

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • 製造・メーカー系

【慶應義塾大学医学部発スタートアップ!!】〜疲れを可視化する技術で「日本発」「世界初」のビジネスを目指す〜

上場を目指す
自社サービス製品あり
残業少なめ

企業について

株式会社グレースイメージング(以下、同社)は、運動中に分泌する「汗」の成分を検出するウェアラブルデバイスの開発を手掛けている、慶應義塾大学医学部発のヘルスケアスタートアップである。

2018年の創業以降、
■IBM BlueHub第5期最優秀賞
■東京都先端医療機器アクセラレーションプロジェクト(AMDAP)採択
■第4回慶應義塾大学医学部主催 第4回健康医療ベンチャー大賞社会人部門優勝
■MedTech Innovator Asia Pacific Accelerator選出
■異能(Inno)vationプログラム異能ジェネレーションアワード分野賞受賞

等、数々のコンテストや支援プログラムへの採択、受賞をしていることは、同社の技術の将来性、優位性が世界的に高く評価されていることの証といえる。

同社が開発している汗乳酸測定ウェアラブルデバイス(以下、汗乳酸センサ)は、人や動物が運動中に分泌する汗に着目し、汗に含まれる乳酸の濃度をリアルタイムに測定できるバイタルセンサだ。運動を始めて、ある程度頑張っていると「疲れた、そろそろ限界かな・・・」と感じた経験は誰にもあるだろう。この時、体の中では酸素をエネルギーに変える運動(有酸素運動)から、筋肉や内臓に蓄えられた糖をエネルギーに変える運動(無酸素運動)へと変化が起きている。この変化を捉えることができれば、自分の体力に合った運動負荷を続けられるので、効率的なトレーニングが期待できるというわけだ。

このような変化を捉える指標として、医学、運動生理学を中心とした学問では古来より乳酸が注目されてきた。戦後にかけて乳酸=疲労物質というイメージが一般に広がったが、最新の研究ではむしろエネルギーの一部に使われているという報告もあり、詳しいメカニズムは未解明の部分が多い。運動を続けると乳酸の量が増えるという現象は、過去の研究でも確かめられてきた。血液に含まれる乳酸を測定する機器が開発され、プロスポーツの現場で活用されることも増えてきたが、採血のため皮膚に針を刺すという痛みを伴う行為を何回も行わねばならず、得られたデータは連続性に乏しい等、多くの課題も存在していた。

汗乳酸センサは、先行するこのような手段を解決できる機器として開発が行われた。より手軽に、被験者への負担が少なく、リアルタイムで連続的に乳酸濃度をモニタリングできるという技術は、同社の想定を超え、多種多様な業界から反響をもらっている。
血液ではなく、汗に含まれる乳酸を測ることでも同じデータが得られるのだろうか? 同社は慶應義塾大学医学部との共同研究を重ね、心不全患者への心臓リハビリテーション(運動療法)における検証を行ってきた。結果、ほぼ同等といえる高い相関を得ることができ、成果をまとめた論文が世界的学術雑誌へ掲載されたことで、学術的にも大きなインパクトをもたらした。

多くの可能性を秘めた汗乳酸センサだが、同社が目指す最初のゴールは医療機器としての社会実装だ。心臓リハビリテーションでは高価な呼気ガス分析装置を使い、患者にマスクを付けて、呼吸の変化から疲労の指標を測定する。これを汗乳酸センサで置き換えることができれば、患者にも医師にも「使いやすく」「分かりやすい」画期的なツールとして普及できるチャンスがある。治験や製造体制の確立など、承認へのハードルは決して低くはないが、夢の実現へ向け、社員一丸となって取り組んでいる最中だ。

「データ」をデータで終わらせず、真に役立つ「価値」に変える――科学的エビデンスを武器に、バイタルデータのプラットフォーマーを目指して、同社は成長を続けている。

同社代表取締役社長の中島大輔氏は、医学博士として慶應義塾大学医学部に在籍する現役の研究職。その中島氏の研究者ネットワークを通じて、大手化学メーカーのJSRから、同社が特許を取得している汗による乳酸濃度測定センサーの活用を相談された。
「研究者の当然の姿勢として、こうした情報に対しては積極的にアプローチする方針でいます。そこで試しにデータを取ってみると、使えるかもしれないと思える結果が出たので、本格的に研究してみることにしました」(中島氏)。

JSRの特許は「こうすれば測定できる」ことを明らかにした方法であり、製品として実用化するにはいくつもの研究開発が必要なレベル。しかし、一部上場企業の自社で行うには市場が過少で、かつ医療機器として必要な治験等のハードルの高さから、中島氏に相談が寄せられた形だ。
「スタートアップとして取り組めばいいのではないかと考え、私個人と取締役に就任したJSRのメンバーが出資し、JSR様にも応援いただいて、2018年7月に当社を設立しました」(中島氏)。

中島氏の先輩である慶應義塾大学病院循環器内科の医師の協力を得て、1年ほど臨床での実証研究開発を進め、PoCとして良好な結果を出すことができた。これによって、自治体の助成やVCからの出資に成功し、デバイスの開発でソニーの協力を得る体制を作る。キーファクターである汗乳酸濃度を検出するセンサチップ、データ表示用アプリケーションの開発は自社で行っている。
医療機器としての販売へ向けて、同社では2022年に治験を実施、2023年の承認取得を目指している。「同様の開発を行っているところは世界にも存在しているが、当社は世界最速で進めている」と中島氏は胸を張る。

一方、医療分野以外への展開についても意欲的な取り組みが進められている。
「医療機器としての道筋に目途が立ったことで、当初は試行錯誤の連続だったスポーツ、ヘルスケア領域でのサービス設計についても議論が成熟してきています。新規事業の部署を立ち上げ、経験豊富な人材を揃えた上で、現場のニーズにどう落とし込むかを模索していますが、これまでに関わった方々とのご縁にも恵まれ、実証レベルでは汗乳酸測定の有用性を示す結果が出てきていて、確かな手応えを感じています」(中島氏)。

今後のビジョンについて、中島氏は次のように話す。
「国や東京都には、外資系が主導権を握っている医療機器業界において国産メーカーを育成する強い意向があります。また、JSR様には自社発の特許技術を製品化する夢があり、こうした各所からの支援を受ける立場として、この製品を世の中に広めていく責務を感じています。コロナ禍で血中酸素濃度という概念が一気に広まったように、乳酸濃度がバイタルデータとして活用されると、人の健康増進に大きく役立てると確信しています。ビジネスとしての成功はもちろんですが、それ以上に社会への貢献を目指したいと思っています」

2022年12月現在、社員数は約10名。そのほか、慶應義塾大学医学部の研究者等、汗乳酸センサの研究開発に携わるプロジェクトメンバーは、合わせて30名ほどの規模になっている。同社には、エンジニアやスポーツ領域に展開する新規事業担当等のプロフェッショナルが揃う。

「今はハイスキルのベテランメンバーばかりで、社内では私が最年少です。いわゆるスタートアップというと華やかなイメージですが、良い意味で落ち着いた雰囲気がありますね」と中島氏は話す。

研究開発型企業として、本質的に重要な部分へ予算を集中させているからだろう、慶應義塾大学病院近くのビルに入居するオフィスは控えめな印象だ。

現在の開発テーマは、アプリやデバイス、クラウドといった技術要素のほかに、身体への実装方法の最適化、UI/UX、使用法の教育、スポーツ領域の開拓等、多岐にわたっている。膨大で多様化する業務に対応するため、各メンバーは担当の垣根を越え、チーム一丸となって互いに協力しあう。
「ここに至るまで、ハードウェアベンチャーに付き物のデスバレー(失敗要因)をいくつも乗り越えてきました。その経験、プロセスから学べることは沢山あると思います」(中島氏)。

現役の研究者で医師でもある中島氏は、経営者としては特殊なプロフィールといえるだろう。
「自分がマネジメントをしなくても、シニアのメンバーが自発的に動いて強力にカバーしてくれています。自分としては、メンバーが会社に資する動きをしてくれることだけをケアしています」と中島氏は話す。

コロナ禍の現在はリモートワークが主体だが、医療機器承認という重要なプロセスに向けて緊密なコミュニケーション体制を整えている。一方で、フルフレックスタイムを導入し、柔軟に働くことが可能だ。副業も解禁されている。

同社のメンバーには、慶應義塾大学をはじめとする研究機関、企業の研究者等とスムーズに連携していく上でのコミュニケーション能力が問われる。「それ以外の求める人材像は、明るく真面目な人柄であること」と中島氏。スタートアップは日々、色々なことが起こる。そんな変化も楽しめるぐらいの度量は必要だろう。
一般企業に比べると幾分特殊な環境ではあるが、それを成長のチャンスと捉えられれば、経験や年齢問わず活躍できるフィールドが用意されている。仕事を任されるのではなく、自ら提案して生み出していくことにやりがいを求めるのであれば、これ以上ない職場となることだろう。

汗による乳酸濃度の測定という画期的な技術で世界をリードする存在となり得る同社。そのアーリーステージから参加する、またとないチャンスがここにある。

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企業情報

会社名

株式会社グレースイメージング

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > IoT・M2M・ロボット

製造・メーカー系 > 医薬品・医療機器

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

企業の特徴
上場を目指す、自社サービス製品あり、残業少なめ
資本金

1億2315万円

設立年月

2018年07月

代表者氏名

代表取締役 中島 大輔

事業内容

汗乳酸センサを用いた最先端疲労分析・評価サービスの開発・提供

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

ソニーグループ株式会社、JSR株式会社、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、D3 LLC、QBキャピタル合同会社、三菱UFJキャピタル株式会社

従業員数

10人

平均年齢

32.5歳

本社住所

〒160-8582 東京都新宿区信濃町35番地 慶應義塾大学医学部整形外科 臨床研究棟2F

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