日本最大級となる不動産ネットワークの一翼を担うエーエスシー

同社は不動産情報や不動産業務ソリューション等を提供する「アットホーム」のグループ会社だ。
代表取締役が元々開発者だったこともありITに関する新しいチャレンジや投資にも大変理解がある会社でもある。

近年はWEBシステム開発の受注が増えている。札幌の開発部門は人員拡大中で現在10名が所属。キャリアは順番待ちではなく新たなポストが続々と生まれているためキャリアアップのチャンスが大いにある。
株式会社エーエスシーは、不動産情報や不動産業務ソリューション等を提供する「アットホーム」のグループ会社。グループが展開する様々なビジネスのバックエンドとしての機能を果たしている。
「当社の開発案件の多くがアットホームからの受託開発です。特徴としては初期開発だけでなく保守・運用までワンストップで請け負っていることです。インターネット黎明期から不動産会社と不動産会社、あるいは不動産会社とエンドユーザーのネットワーク構築に貢献してきた会社です。現在も日本最大級の不動産ネットワークの構築の一翼を担っており、近年は時代の流れに合わせた情報更新の速度改善や情報量の増加に対応し続けています。」(情報システム部 取締役 落合崇氏)。
エーエスシーが担当しているシステムはいくつもある。一つ代表例を挙げるなら「一括登録システム」。不動産会社が使う不動産情報システムから物件情報を転送することで「不動産情報サイト アットホーム」等へ連動公開が可能となるシステムだ。
「不動産会社はそれぞれが独自の物件管理システム使っているためデータ形式が異なり、ポータルサイトへ物件を公開するのに手間取ることがあります。当社が開発、運用している一括登録システムを利用することで、エンドユーザー向けの『不動産情報サイト アットホーム』や、不動産会社間公開の不動産業務総合支援サイト『ATBB』へ連動公開できます」(システム開発部 執行役員 吉野弘規氏)。
日次で100万件以上の不動産情報と、その情報に紐づく1,000万枚以上の画像データチェックなど限られた時間の中で大量データを効率良く高速処理するノウハウが強みだ。
また、同社では「一括登録システム」の開発・運用だけでなく、東京でサポートセンター業務も手掛けている。新規導入受付から問い合わせ、システム会社との折衝、連動テスト、本番導入、運用・監視まで、一連の業務プロセスをサポートセンター業務として担当している。
「一括登録システム」以外にも、近年はWebシステム開発の受注が増えている。不動産業界のBtoB業務システム、C向けサイト、AIによる画像解析ビジネスのAPI開発など多種多様な案件を担当している。
ASCの開発業務は、システム全体をワンストップで請け負うことで、開発して終わりではなく自分が開発したシステムの成長を体感できる環境だ。
不動産業界の働き方改革、DXを見据えた動き。自社開発のWebサービス『物件の報告』

東京の開発部門と協力してプロジェクトを進行していきます。要件や開発環境に関しても自身のアイディアが採用されやすい環境。

2021年6月に完成したばかりの自社ビルで綺麗なフリーアドレスのオフィス!受託開発だから客先常駐もなく安定した環境で働けます。
日本最大級の「不動産ネットワーク」を支えているエーエスシーでは、近年自社サービスの開発も積極的に展開している。
2013年に賃貸物件管理業務支援アプリ『物件の写真』のサービス開始。賃貸管理会社が物件のオーナーへ定期巡回の結果や退去物件の原状回復の状況などを報告するためのレポートを簡単に作成できるサービスだ。
「不動産管理業界はIT化が遅れているといわれていた頃に開発したサービスで、その当時はまだデジカメで撮影した写真を会社のPCに取り込んで、Excelに貼り付けて報告書を作成している会社が多かった。『物件の報告』を使えば、スマホだけでオーナーへの報告書をかんたんに作成できる時短システムです」(落合氏)。
2013年にリリースした『物件の写真』は、2020年6月に『物件の報告』へと進化。2021年6月に施行された賃貸住宅管理業法でオーナーへの定期報告が義務化されたことを受け、ますますニーズが高まっている。
「スマホやタブレットで撮影した写真を使い、写真付報告書の作成やオーナーへの報告が簡単に行えるWebサービスです。報告書作成業務、報告業務の負担を軽減し、業務効率化と生産性の向上を支援します。働き方改革による業務の効率化、あるいは不動産業界のDXといった流れに乗って『物件の報告』の開発・販売に力を入れていきます。不動産業界の報告業務を写真から動画へ切り替えていきたいとも考えています」(吉野氏)。
このほかにも、協力企業である株式会社Passage社との協業で2015年にペット可(相談)物件検索サイト『ペットホームウェブ』、2016年に同じく楽器可(相談)物件検索サイト『カナデルーム』の検索エンジン開発も手掛けた。
アットホームからの受託開発に加えて、今後は『物件の報告』『ペットホームウェブ』『カナデルーム』といった独自サービスの運用、あるいは賃貸管理業務で新たなDX推進システムの開発を手掛けていく予定をしている。
自社ビルの新社屋完成!札幌を開発拠点に据えて、全国からエンジニアを募集

物件オーナーへの報告が簡単に行える、自社開発のWebサービス『物件の報告』を開発。不動産管理会社やリフォーム会社、清掃会社などに提供している。
『物件の報告』をはじめ近年は自社サービスの開発に力を入れている。

年間休日は126日。残業も月平均15時間以内で、ライフワークバランスが整った働き方が可能。札幌の地で落ち着いて働きたいと考えるエンジニアには、適した職場だ。北大近くで職場環境もよい(写真は自社ビルからの景色)
1986年にコンピュータシステム全般に関わるコンサルティングを目的に設立された株式会社エーエスシー。設立以来、システム開発、運用業務と不動産広告図面作成業務を行ってきた。
2021年で35年目を迎えたエーエスシーだが、2019年札幌に事務所「IT Office 札幌」を新設した。今後の開発拠点として、札幌の地でエンジニアを増員し事業拡大を狙う方針だ。
「エンジニアの獲得競争が激しい首都圏以外に開発拠点を移して、採用を進めることになりました。札幌を選んだ理由は、不動産広告図面制作の部署(札幌製作部)が元々札幌にあり、札幌という土地の人材の豊かさ、真面目さを感じてきたから。様々なご縁も重なり当社としてゆかりのある札幌という土地で新たに開発拠点を作ることにました」(落合氏)。
札幌に開発拠点を構えるに当たって、採用条件や勤務環境も見直した。
「札幌の年間休日は126日、在宅勤務制度、フリーアドレス制の導入などエンジニアがより快適に働ける環境作りに努めています。2021年6月には、地下鉄南北線『北12条』駅近くに新社屋が完成。自社ビルに札幌製作部・システム開発部を集約しました。今後東京から札幌を開発の中心にする計画を進めています。そのためにも、多くの経験豊かなエンジニアにエントリーしてもらいたいですね」(吉野氏)。
札幌在住のエンジニアだけでなく、札幌へのU・Iターンを希望するエンジニアも大歓迎。システム開発部は東京にもオフィスがあるため面接は東京でもOK。事情によっては、東京オフィスで働いてから、移住の準備が整った時点での札幌転勤も相談可能だという。
「アットホームグループの一員だけに開発案件の安定性は抜群だと自負しています。エンジニアの人数が増えれば、会社の成長は加速していきます。受託案件だけでなく自社サービスの開発に企画フェーズから携わるチャンスもあり、攻守のバランスに秀でた会社だと思っています。北大近くの新オフィスも快適です!」(落合氏)。
受託開発だから客先常駐もなく、残業も月平均15時間以内とライフワークバランスが整った働き方が可能。札幌の地で落ち着いて働きたいと考えるエンジニアには、適した職場、それがエーエスシーの「システム開発部 札幌」なのだ。
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