事業拡大中!近畿圏最大級の展示場。1994年創業の中古トラック販売会社
今後全国展開を視野に入れて成長を続けている。
上野自動車株式会社は、「本当に質のいい中古トラックを適正な価格で」を合言葉に、中古トラックの買取・販売を手がける会社だ。扱う車両は、荷物の運搬に使う一般的なものからクレーン付き、ダンプなどの様々な種類のトラックと、救急車や消防車、パッカー車(ゴミ収集車)などの特殊車両まで多岐にわたり、フォークリフトなどの建設機械も取り扱う。
本社のある兵庫県と、関東は埼玉県に拠点を持ち、全店の在庫は常時300台以上。なかでも兵庫県丹波篠山市にある篠山支店は、近畿圏で最大級の規模の展示場だ。インターネットも活用し、全国の顧客に対応している。
自社工場を持ち、ボディ載せ替えやクレーン取付などの各種架装、傷んだ箇所の鈑金塗装や修理、床板張替えやフック取付などの各種補強に対応。仕入れた車両の改良や、顧客の要望に応じたカスタマイズなどを行い、販売している。仕入れから改良、販売、納車までをワンストップで行えることが上野自動車の強みの一つで、トラック・特殊車両の業界では名の知れた存在だ。
創業は1994年。代表取締役の上野栄利氏が1人で創業した。当初は大型トラックを所有し、個人で運送業を営んでいたが、知人がトラック売買の仲介をしていた縁で上野氏もこの世界に入った。次第に仲介のほうが本職になり、徐々に事業を拡大して今の規模に。地道にコツコツと取引を積み上げ、成長してきた。
「もっとガンガンやっていたらもっと大きくなっていたかもしれないけど、タイミングが悪かったらつぶれたかもしれないし、大きなマイナストラブルもなく、ここまで来ました」。上野氏は振り返る。売上は、リーマンショックのときに落ち込み、直近もコロナ禍の影響を受けてはいるが、これ以外の年は堅調に成長。コロナ禍の直近も黒字はしっかり維持している。
埼玉県に関東支店をオープンしたのは2014年。今年は、愛知県への出店が決まっており、今後も他道府県への進出を計画中だ。また、創業当初からインターネットを積極的に活用。ホームページも充実しており、今ではWebと電話、メールのやりとりで購入に至るケースが大半だ。最近はYouTubeでの商品案内など、新しい媒体も意欲的に取り入れている。